アクリル板の発注による洗面所の簡易DIY
最近、自宅の洗面所をリフォームしたのですが、その際に不満が残った箇所をDIYで簡易リフォームしました。
アクリル板のネット注文を使った簡易的なDIYですが、思いのほか簡単で、いい感じに仕上がりましたので、その過程をまとめました。
水回りをリフォーム
最近、水回りの老朽化が目立ってきたので、思い切ってリフォームを行いました。設備の入れ替え、床や壁紙の張り替えなど、一通り専門の業者さんにお願いしてきれいになりました。
と、ここまでは良かったのですが、問題は写真にある収納棚の扉です。
この収納棚は奥行きが浅く、ほとんど選択の余地がない状態で取り付けてもらったのですが、白基調の統一された美しさから一転、扉の水色だけが浮いてしまう結果になりました。
水色は水滴汚れが目立たないメリットがあるらしいですが、周囲になじみません。
そこで、DIYで扉を取り替えることにしました。
最近はネットでカスタム加工してくれるサービスがあるので、本格的に調べて利用してみました。
今回は「アクリルショップ はざいや」さんにお願いしました。
発注前の勉強
扉を取り替えるにしても、樹脂製の板という知識しかありません。
まずは材質から勉強が必要でした。
この種の板には、アクリル、ポリカーボネート、塩化ビニールなど様々な材質があるようです。
アクリルは塩化ビニールより固く、ポリカーボネートより劣るものの、表面は固い(拭き掃除の傷防止には良さそう)という特徴があるようです。
また、色のバリエーションもアクリルが一番でした。
最終的にアクリルに決めました。
ちなみに、アクリルには製造方法の違いで「押出し」「キャスト」なる違いがあるそうで、押出しのほうが安価で反りが発生しやすいとのことです。
材料費の違いは1~2割程度なので、今回のような目的ではキャストを選んだ方が良いかもしれません。
採寸と発注
何はともあれ、収納棚の扉を外して採寸から開始です。
この収納棚ではネジ2本を外すと簡単に外れます。
そして長さや穴の位置を確認します。
採寸した結果はこんな感じです。
ねじ穴は中心の位置と直径を調べます。
これをWebの発注画面に入力します。
例えば、穴開け位置は左から○mm、上から△mmのように入力すると、自動的に図面が作成されます。良くできていますね。
最終的に、加工内容と費用は次のような感じになりました。
加工箇所を1つ入力するごとに費用が加算されていくので合理的です。
ネジ穴は自分で手持ちの電動ドリルを使って開けられないこともないのですが、この値段なら加工をお願いするほうが得策と判断できました。
加工の指定以外は、完全にネットショッピングの感覚です。
注文後、3~4日程度で加工された製品が届きました。
完成
というわけで、取り付けた結果はこちらです。
入れ替えの前後を比べるとこんな感じで、周辺の雰囲気に良くなじんでいると思います。
さすがにプロの加工だけあって、後付けとは分からないような仕上がりです。
こうした特注品は業者相手の大量発注で数万円からというようなイメージでしたが、個人でも5000円ほどで簡単に発注できました。
DIYは加工のしやすさから木材が中心になりがちですが、高精度に加工したアクリルを使えるようになれば、製作の幅が広がります。
アクリルの発注、別の機会にも活用したいところです。