コーチングとティーチング
〈コーチング〉
双方のコミュニケーションを通して自らの気づきを促していく
相手の持っているものを「引き出す」ため、 学習行動の促進には 有効
本人の中にあるものを引き出したい時、やりたいことを明確にする時
OT 学生として能力が高く 、担当ケースの目標立案などでさらに深い 気づきを導きたい時
〈ティーチング〉
「知識・技術・経験」などを相手に伝える(教える)ことが中心
知識や技術の「伝達」に有効かつ効率的
緊急性が高い時、基礎的な知識を教える時、ルールを徹底させる時
実習施設でのルールや OT の基礎知識、社会人としてのマナーなど正解が明らかな時
※ 注意点
指導者が期待する方向へと 学生を誘導することではないことを認識する
★コーチングが機能しない人
約束(時間、行動)を守らない人
信頼関係が築けない人
話が聞けない人
常に否定的に考える人
過度に依存度が高い人
治療が必要な精神疾患がある人
思考や感情をコントロールできない人
攻撃的な人
参考:作業療法臨床実習指針(2018):一般社団法人 日本作業療法士協会:2018.3月