鮮度100%ぴちぴちオフィスの作り方
■Fish!という本を読んでみた
令和3年5月GW期間中に<Fish!>という本をある方に「読んでみて」と渡された。帯には、世界中で4,000もの組織がオフィスの雰囲気を変えることに成功したと書かれている。どうやら組織/オフィスを”変える”コツについて書かれている本らしい。
いま私の所属している組織は目標達成が厳しい状況が続いている。「読んでみて」と言われたので読むことは決まっていたが、私は表紙を見て「この状況を打開するよい気づきがあれば得たい」と思い、読みはじめた。
アメリカシアトルに実在する”パイク・プレイス魚市場”で実際に起こった現場の変革を寓話で描かれていた。
もともと魚市場自体がなかなかのキツイ労働環境で働く従業員も決してイキキと仕事をしていなかったのだが、仕事に取り組む態度を変えたことで従業員の働きぶりが変わり、お客様に対する姿勢も変わり活気に満ちた魚市場になったという歴史があった。このことを本書の主人公が見聞きし、自分のオフィスへの転用をしていくという話である。
①態度を選ぶ
②遊ぶ
③人を喜ばせる
④注意の向ける
どうやらこの4つのポイントが”生まれ変わる”ための重要なポイントらしい。
2時間ほどで読み終えた。たしかにこの4点が重要であると理解できたが、同時にやはり自組織での活用に対してどのように転用できたものか悩ましい気持ちはまだ解決できていない。どうしたものか・・・。
■態度を選ぶ
①態度を選ぶについては、形を変えて私の仕事の中でもたびたび顔をのぞかせていた。
あるときは、とあるプロジェクトのキックオフのことである。
「このミーティングに参加をしてもらうにあたり、”態度を決めてほしい”」とファシリテータの方が言った。私は意味が分からなかったのでどういう意味でしょうか?と質問した。
「言われたから参加するのではなく、自分の意思で来たということを意識し、主体的に取り組みましょうということだ」と言われた。
なるほど、経営層から出席参加要請があったため断るということは選択肢に考えていなかったが、YES/NOの回答はできたはずだ。だがYESという選択をしてここに来たのであれば、言われたから来たのではなく、意思を持って参加している。と言われれば確かにそうだと思う反面、他のメンバは”断る余地あったかな?”とか思っているのでは?とも少し思った。
またあるときは、7つの習慣を読んだときのことである。
第1の習慣の”主体的に生きる”はまさしく”態度を選ぶ”のことである。
本紙の中でも7つの習慣のことばが出てきた。
また本紙でもこの①態度を選ぶがすべての土台で重要なことと言っていた。
それらの事から、私自身この”態度を選ぶ”については意識して仕事をできていると思う。自分の意思や考えを伝えたり、前向きな言動や行動を基本心がけている。
相手がどうであれば自分はできることをやっていくことで、自分自身は心がだいぶ軽くなった。こうなれば、こうしよう!こう考えよう!とあれこれ生まれてくるので、自然と仕事をイキイキと進める事が出来た。
ただ周りのメンバを見ると、「どうしてあの人は○○をやってくれないの?」「もっと気を使ってほしい!」「うちの会社も○○ならいいのに。」などと、周りの人や環境への愚痴のような言葉を吐くことがあり、私としてはそれがかなり気になっていた。
一理あることも多く、当然正論な部分もあるのだが、やはり相手や環境はそう簡単には変わらないものである。そのことに気を取られていると自分にとって負の感情が多くなり、良いスバイラルには入らないと感じる。
やはりこの部分を改善することが、自組織の活気を取り戻すことにつながるように思えてならない。このタイミングで良いきっかけを得ることが出来たと思う。
■実際にやることの重要性
少し話がそれてしまうかもしれないが、とある会社の社長の発言に感銘を受け、態度を選ぶに少し近い感触を得た。
・朝、元気な挨拶をしたほうが良いと分かっていても出来ない。
・笑顔で接したほうが良いと分かっていても出来ない。
人はああしたほうが良い、こうしたほうが良いと頭ではわかっていても行動に起こせていない人が大半である。
わかっていること、できること、やること は、まったく違っていて、とにかく”やること”を選んだ人は成長できる。と言っていた。
周りや環境のせいにして、やらないことを選ぶのも態度であると思うし、それでもやるというのも態度である。
改めて考えると自組織のメンバに伝えられていないし、しっかりとしたアクションを打てていないということは、私もまだまだ”態度が決まっていない”のだろう。このタイミングで本書に出会えたことは素晴らしいタイミングだ。
①まずは主任層と話し合う。
態度を選ぶことについて伝え、どういう意見を持っているか聞いてみる。
②会話からなぜメンバが態度が選べていないかの要因を探る。
③その要因を1つずつクリアにしていく。
まずは1stステップを踏み出そうと思う。
それではまた。