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宮古島で記憶に刻まれるボスの店
旅行でその土地に行ったら必ず寄るレストランって、あるようで中々ない。
「また絶対行きたい!」と思ってたが、今回は行く機会が無かったとか、その土地自体に中々行けなかったり。
俺にとって、そんな数少ないお店が宮古島にある。
名前は?
無い!
??
「ボスの店」と愛称で呼ばれているいる。
何故か?
店主(ボス)が食べログで評価される事が嫌い、取材も完全NGで、SNSに写真アップ禁止。店名が出ていない。看板もWebサイトも無い。
最初は、なんか偏屈なオヤジみたいで微妙だなー
と思いながら、2年前に紹介されて期待と不安で来店したら、ハマってしまったのだ。
宮古島滞在中に再度訪店したほど。
通常、俺は懐石料理やコース料理、居酒屋料理は記憶に残らない。あの店であの時、あのシチュエーションで食べた〇〇って感じで、ビジュアル、香り、音、感情等が深く刻み込まれ、記憶の中に至福のページが作られる。
しかし、ボスにはおまかせで、コース料理のように出てくるが、ボスの料理として記憶に刻まれるから不思議だ。
そして、今回、2年ぶりに行けた!
しかも俺のプレバースデーの日
時節がら、かなり厳しく制限された中での営業だったが、さすが期待を裏切らない至福の食卓だった。
もずく、海ぶどう、ゴーヤチャンプル等、沖縄、宮古島の食材と郷土料理をシェフの料理に仕上げる。といっても、あれこれ創作したって感じじゃなく、すげー!と感心する食材を選び、最も効果的な方法で手間をかけるのだ。
今回頂いたのは
マクブの刺身
グルクンのソテー
沖縄黒毛和牛コサンカクのステーキ
海ぶどう
アグーのゴーヤチャンプル
生もずくそうめん
今回のアミューズ、エビとマンゴーのヨーグルトソー
伊勢志摩ホテルの高橋シェフの代表的な料理とか。
ボスは若い頃、高橋シェフに教わった料理。
当時の日本でヨーグルトを料理に使用したのは常識外だった。
高橋シェフといえば、俺も若い頃から知ってたが、伝説のシェフ。
ボスは俺と年代が近い事と同じ業界という事もあるが、たまに出る昔話しも楽しみの一つ。
そうそう、ボスは、白髪に無精髭で白いシェフジャケット。なかなか出せないカッコ良さがありながら、時にお茶目^_^
56歳のバースデーとともに至福の記憶のページに刻まれた。
またの宮古島に会えるまで〜
この記事をアップした後でわかったアップグレイド情報~
店名があった ⇒『magara(マガラ)』
WEBサイトもあった ⇒ こちら