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気がつかば鳥取 プロデューサーデビュー


踊る食感プロデューサー 食と地方のプロデュース編

2005年

“青山助とら”の業務委託契約を開始して間もなく
鳥取から一人の女性が訪ねてきた。
「黒門燈で鳥取のチャレンジショップを開催してほしい」
あ、以前、黒門燈にお客さんで来てくれた時、「夏季休暇(ふぐやなんで)を活用してイベントが可能ですよ。」と言った事を思い出した。
福嶋さんは当時、鳥取県の女性起業家が集まって作った『鳥取県東京チャレンジショップ設立協議会』の会長だった。。

しかし、今俺は黒門燈担当じゃないし、、
福嶋さんの熱意に押され、
まずは鳥取に行って、協議会のメンバー、産業振興機構、商工会議所等々の方々に
俺が、黒門燈でのチャレンジショップの構想を講演する事になった。

講演というより、プレゼンに近い内容だったが、
想定よりお偉いさん方が多く出席されており、ひるみかけたが、
何か取り付いたかのように、熱く語り続けた。
その甲斐あって、その場で
8月の3日間のイベントが決定した。
名付けて『気がつけば鳥取』
鳥取で講演し、イベントが決まったのが6月14日。開催は8月4日~6日

しかし、、1カ月半しかなかった。
黒門燈へのイベント交渉含め、
今更ながら凄いスピード感で、大イベントをやってしまった。

地味?な鳥取で何をもってくるか?
テーマを「水うまし瑞穂の国、鳥取の原風景と名水どころの魅味堪能」とした。
水やお酒、食器などなどを集めた。


そして目玉に持ってきたのが
“白いかの踊り食い”

鳥取で俺が感動したのがこれだった。
海陽亭といういけす料理の店で クリスタルに輝く甘くコリコリしたシロイカ。
これだ!

しかし、これは通常東京へは運べない。
シロイカはとってもデリケート。
生け簀で運ばなければいけないが、角にぶつけたり、喧嘩したりして死んでしまい、難しいのだ。

しかし何といってもイベント成功のためには、これが必要だった。
3日分の活きたシロイカをいけすトレーラーで運んでくれる方が奇跡的に現れた。
イベント当日の昼、トレーラーが店の前に到着した。
直ぐに上って生けすの中を覗いたら、
シロイカ達が元気に泳いでいた!

料理長やスタッフ皆と大歓声で喜びあった。


イベントは大盛況
開会前にはマスコミを呼んで、鳥取出身の女優 司葉子さんに鏡割りに参加してもらったり、
華道家の假屋崎省吾さんに来てもらったり、3日間とも大盛況に終わった。



この後、「気がつけば鳥取」は、鳥取で2回、東京で2回のイベントをし、
鳥取の観光市場「かろいち」内に『市場料理 賀露幸』という店を作った。



福嶋さんから言われた言葉は今も覚えていて財産になっている
「川野さんは、私のやりたい事を全部、イメージ通り、イメージした以上の形に実現してくれるプロデューサーです。」

参謀でありプロデューサー

現在、食ビジネスプロデューサーと称している出発点だった。

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