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逃避の散歩 69.東急大井町線(その2:大岡山駅から大井町駅)

(その1:二子玉川駅から大岡山駅)より続く。

大岡山駅東口前から東急目黒線の線路に沿ってさっそく勾配のある下りが見える。この駅から少しだけ地下を通る東急大井町線の線路から少し外れるが、人通りもなくて歩きやすいのでこのまま下る。

下り切るとすぐ上りになり、架線橋を1つ越えて東急目黒線が地下へ潜るところで架かる北千束二の橋に入って直進する。少し進むと左右に金網とコンクリートの壁による囲いが見える。

この下から地下を通っていた東急大井町線の車両が地上に出る。これが見えたら次の角を左に入ると高架橋が見えたらそのまま先を進み道なりに右へ進み坂を下る。突き当りで下り坂を合流して左折すると、そこからまた上り坂が見える。その上の所に高架が見えるのでそれを目指して進む。

その坂を上り、その高架下をくぐると別の上り坂の途中と合流する。その上り坂を右折してさらに上り、最初の十字路を右折すると短い下り坂となり、次の駅の出入口が見えてきた。

大田区に入ってから上り下りが細かく連続している。これは地味ながら足腰に不安のある人にとってきついルートだと思う。

1時間24分経過、北千束駅前を通過。このまま、また高架下をくぐって砲弾歩道を渡って歩道を右側から左側に変更し、先の小学校が横に見える坂を上り、赤松小学校前交差点を左折して緩やかで長い下り坂を進む。

1時間30分経過、坂を下ったところで環状七号線の永原陸橋に合流し、道に沿って更にもう少し下ると、同陸橋の下にある南千束交差点に出る。横断歩道を渡って中原街道を北東へ進むと品川区に入ったことを知らせる案内標識が目に入る。

高架が見える次の交差点の右向こうに「稲荷通り」と書かれたアーチが見え、そしてその手前右側に「三間通り」と書かれた案内標識がある。どっちなんだと混乱するかもしれないが、案内標識の表記がこの通りの名称で、稲荷通りはあくまで商店街の名称だ。

横断歩道を渡って三間通りを進む。最初は緩やかな下り坂だが、次第に平坦な道となる。そしてさっき通過したものと同型のアーチが見える。その先に東急池上線の踏切があり、その手前左側の車止めのポールが差し込まれている道を入る。

1時間36分経過、旗の台駅南口前に着く。上のホームが東急大井町線のものだ。踵を返してさっきの踏切に戻って渡り、先を進む。東急池上線もいずれ歩いてみたいと思う。

「ふれあいロード」という名称が入った街灯が並ぶ商店街を進む。3つ目の信号がある十字路で街灯の形状と入っている名称が「旗の台四丁目商店街」に変わる。この辺りからなぜか並んでいる店の数が一気に増えてくる。

さらに2つ目の十字路からまた街灯が変わり、名称も「えばらまち商店街」になる。途中、自転車駐車場の向かいにある緑道が少し気にしつつ、信号機付きの十字路に差しかかると「仲通り」と書かれた案内標識が牛丼屋の左前にある。これが次の駅のそばに来た目印で、交差点を左折する。

1時間43分、荏原町駅正面口前を通過。そのまま駅舎横にある踏切を渡るのだが、その手前に案内板があり、それによると次の中延駅まで750メートルほどとなっている。

踏切を渡り、法連寺と旗岡八幡神社の前を通り、左前に地蔵がある十字路を右折してまっすぐ進む。突き当ったら右前に見える道へ入ってさらに進む。蛇行している道を抜けると、視線の先に東急大井町線の高架が見えるのでその方へ進んでいく。

高架の手前で人2人が横並びになると塞げてしまうくらいに幅の狭い道が通っている。最初にグーグルマップで下調べしたときには気づかなかったものだ。予定では高架をくぐって2つ先の角を左折して突き当りを右折して次の角を左折するつもりだったが、変更してこの道に入って線路沿いに歩く。

突き当たると高架の下を左右に道が通っていて正面は駐輪場になっている。そこから左前に延びている道を進む。

先の十字路に全天候型アーケード商店街が見えている。中延スキップロード商店街だ。こんなところにあったのかと思いながら右折する。再び東急大井町線の高架が見えてくるのでその下をくぐる。駅名が入った場所を通過証明のために撮りたいからだ。

予定を変更して正解だった。最初に考えていた道でうまく駅まで歩けるか自信がなかったからだ。

1時間52分経過、中延駅前を通過。

このまますぐ先に見える第一京浜の中延駅入口交差点へ向かう。ん?

交差点手前左側に都営浅草線中延駅A3口前を見つける。東急大井町線の駅を通過するついでに品川区内の駅をさらに1つ通過できた。

中延駅入口交差点の横断歩道を渡り、一方通行車道である大原通りに入る。最初の十字路だけ信号付きだが、そこから道は左斜めへ延びて右前に荏原警察署豊町交番が見える3つ目の十字路を左折して戸越公園駅前南口商店街に入る。十字路の左手前に商店街の名称が入った時計塔も目印となる。

北へ延びる商店街を歩き、「とごし公園通り」という時計が付いている別の商店街のアーチをくぐると次の駅の出入口が見えてきた。

1時間59分、戸越公園駅前を通過。すぐ右横の道を入って線路沿いに歩き、2つ目の踏切がある十字路を左に入る。踏切に差し掛かったところで、その先に既視感を覚える。そして左の電柱には「大原通り」と書かれている。

そうか、この先は鮫洲大山線の起点から学芸大学駅近くまで歩いた時(61回)に抜けた豊トンネルの入口だ。確か、あのときにあの側で「大原通り」と書かれた案内標識を見た。ということは、中延駅からさっきの荏原警察署豊町交番の辺りまで歩いていた道とここは繋がっていたということか。

しかし、踏切は渡らず手前の道を右に。次第に下り坂となり、大井町へ向かう電車に追い越される。(今回のトップ画像)

2時間4分経過、線路の下に歩行者通行用の連絡通路が二つ並んでいるのが見えると、その逆側に見えるのは豊トンネルの大井町側の出入口だ。大井町から歩いてきたときには今見ているところから左側の側道を通ってきたが、今回はさらに左側に延びている線路沿いの歩道を進む。

さっき通った中延の高架下と同じくらい道幅が狭い歩道を進み、突き当りを左折して次の角でJR線の高架が見える。

さすがに今回は通る道を間違えない。以前の経験が生きている。高架下をくぐって目の前に見える木の裏側に三角コーンが見えるのでその方へ。暗渠と思われる狭い道を通り抜けて車止めが見えたら緩やかな坂道に合流する。右折して坂を上ると次の駅の改札口が見えてきた。

2時間9分、下神明駅前を通過。

さらに坂を上って左折して高架をくぐってしながわ中央公園の前の角を入って再び高架をくぐり、短い坂を下って鮫洲大山線に出る。ここからただ直線を進むだけだ。

以前、鮫洲大山線を大井町駅から下神明駅方面へ向かって歩いた時にふと気になったのだが、品川区役所前交差点から駅までつながっている商店街は庇型のアーケードがあるのに西側から100メートルくらい店がない。

気になってその後調べてみたら、2025年度完成予定の再開発を進める影響で取り壊されたという。非常に物寂しい、でも今しか見れない風景だ。この辺りは生活圏ではなく、こう意図して歩かないと通らないので、次来る機会があったらどれだけ変わっているのだろう。

まだ店が残るあたりから上り坂になる。最後の駅まで近づいている証拠だ。

2時間17分、大井町駅西口前に到着

都内のみの路線全長は10.4キロメートル。線路沿いに歩けないところもあるので、実際には路線以上に歩いていると思う。(後に確認したら、歩いた距離は12.65キロメートル)

これから有楽町に用事があるので、JR線に乗って移動しよう。