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逃避の散歩 174.調布市の品川通りから府中市の東京競馬場西門まで

人生で初めて下車する京王線つつじヶ丘駅(93回)の南口から徒歩3分。東つつじヶ丘二丁目交差点に来た。

市道である品川通りの“現時点”での起点となる。“現時点”というのは、ここから東にある京王線仙川駅南側のあたりにつながる計画が以前からあるためだ(参考)。

この通りは、以前から気になっていた道ではあった。京王線を挟んで国道20号・甲州街道や旧甲州街道(167回)と並走するように西へ延びていて、京王線飛田給付近を過ぎると府中市に入り、名称がしみず下通りに変わって東京競馬場の西側を通る都道9号・府中街道に1本でつながっている。

日差しを避けるため、南側の横断歩道を渡ってからスタートしよう。開始2分でつつじヶ丘駅南口交差点、3分でこの通り最初のバス停となる京王バスと小田急バスの西つつじヶ丘四丁目停留所を経て仲代団地北交差点から軽い下りが始まり、先が少し見通せる。

仲代団地交差点で坂下になり、菊野台三丁目交差点と菊野台交差点までは直線となる。そこから軽く左へ曲がり、菊野台二丁目交差点から名称なしの交差点を過ぎたところで日差しが差すようになる。

大町橋交差点で逆側の歩道へ変更し、野川に架かる大町橋を渡る。渡った先は右への丁字路交差点になっていて、川沿いの道は都道11号・太田調布線の支線で、京王線の線路の下をアンダーパスで経由し国道20号・甲州街道と旧甲州街道(167回)との交点である旧甲州街道入口交差点へ抜ける。

ちなみに、交差点の左側には映画やテレビなどのミニチュア製作で有名なマーブリングファインアーツの社屋があるので、特撮映画好き(緩いけど)として「ああ、ここか」とつい声が漏れそうになる。危ない。

国領小学校東交差点から市立国領小学校前を通り、国領西交差点に差しかかるところでイトーヨーカドーが左側に見える。ということはあそこに出るなと思いつつ進む。

20分に都道11号・狛江通り(168回)との交点となる国領町八丁目交差点を過ぎる。右へカーブしつつ、いま歩いている道が日差しを浴びる位置に変わる。途中の国領八丁目停留所から二つ目にある多摩川住宅入口交差点で日陰のある逆側の歩道へ移動すると、カーブが終わり直線になる。

国領町四丁目交差点、国領七丁目停留所、第二小学校南交差点ときて調布第二小学校停留所を過ぎるとまた右へカーブし、京王バス調布営業所と府中車庫前停留所、国領町5丁目交差点を連続で過ぎると地蔵前停留所まで緩やかに左へカーブする。

椿地蔵前交差点、布田三丁目交差点から品川通上布田停留所を過ぎたところで右へ少しカーブしたのち布田4丁目交差点を過ぎる。

40分に調布駅南入口交差点に出る。その名の通り、右折して北上すると京王線調布駅があり、また奥に調布パルコが見える。横断歩道を渡り、調布駅入口停留所を経て小島町3丁目交差点交差点を通過。この交差点を左折して南下すると角川大映スタジオ(35回)がある。

次の丁字路交差点で右から合流している道には市立タコ公園という京王線の線路跡を利用した遊歩道の公園があり、調布市役所の裏側に位置する場所に高さ150センチのガメラの銅像が設置されているそうだ。今度見に行こう。

小島町停留所を過ぎると交差点が二つ短い距離で連続する。その二つ目は多摩川を経て稲城市につながる都道19号・鶴川街道との交点となる鶴川街道交差点だ。48分に同交差点を渡った先にある太田塚停留所から京王バスのみの路線となる。

そこから大田塚交差点、下石原二丁目停留所、下石原2丁目交差点、若宮八幡通り入口停留所、調布五中入口交差点、第三小学校入口交差点、上石原二丁目停留所、上石原二丁目交差点を通り抜ける。

中央自動車道の高架下をくぐり、1時間ちょうどに飛田給小入口交差点を過ぎる。そこから飛田給二丁目東停留所、飛田給二丁目東交差点、飛田給二丁目停留所、飛田給二丁目交差点、そして飛田給駅南口交差点までの間は市内駅ラリー(93回)で通っている。

飛田給二丁目西交差点を過ぎた1時間8分、次のくるまがえし団地東交差点に差しかかるところで対向の歩道へ視線を向けると、品川通りが終了する案内標識がある。

続けて府中市へ入ることを知らせる案内標識も通過。ここからしみず下通りに名称が変わり、車返団地東交差点から左へカーブする下り坂になり、坂下で市立南白糸台小学校前を通りながら右へカーブ。

市道の押立通りとの合流点で歩道橋がある南白糸川小角交差点を過ぎると右側に車返団地が見え、市のコミュニティバス「ちゅうバス」の南白糸台小学校停留所を過ぎて車返団地交差点を渡る。ここからはちゅうバスの路線になるようだ。

左右に道が蛇行しつつ、途中で押立公園がある押立公園前交差点を通過し、その隣の市立府中第六中学校の角にある六中角交差点で「あ、この交差点通ったことがある」という頭の悪い妙な既視感を覚える。それもそのはずで、すぐに記憶がよみがえる。

西武多摩川線(34回)を歩いた時、白糸台駅から競艇場前駅に向かう際にこの左右を通る6中通りを歩いてこの交差点を渡っている。

同交差点を越えると右へ少し曲がり、傾斜のある陸橋の鶴代橋を渡る。西武多摩川線の線路の上に架かっていて、渡っている最中に白糸台駅方面へ向かう列車とすれ違う。橋を渡り切ったところで市道の9中通りとの交点となる府中九中南交差点を過ぎる。

府中第九中学校南停留所、小柳町二丁目停留所から市道の東郷寺通りとの交点になる東郷寺下交差点を挟んで東郷寺停留所、清水が丘二丁目東停留所を通過していると、だいたい歩いて2分おきにちゅうバスの停留所があることに気付く。単なる偶然なのかもしれないけど。

都道248号・新小金井街道との交点となる清水が丘二丁目交差点を過ぎて右へカーブしながら緩やかな上りを進んでいき、清水が丘二丁目停留所を過ぎたところで左へカーブしながら更に上る。この辺りから左側に長い塀が続き、先日海岸通り(173回)でも嗅いだにおいがする。

1時間36分に坂上に出て、しみず下通りの終点である府中日吉町交差点を過ぎる。ここで京王線東府中駅(119回)から延びている競馬場通りと合流してそのまま競馬場通りを進む。

次の名称がない交差点で、さっきからの臭いの正体がわかる。前方に東京競馬場東門が見えるからだ。つまり、同競馬場から市道の是政通りを隔てた厩舎からの臭いだった。

横断歩道を渡り、同競馬場東門前にある競馬場東門停留所を過ぎるとJRA競馬博物館から左へカーブしながら銀杏並木が続く。競馬博物館停留所、表札代わりの案内プレートが味わい深い東京競馬場の事務所門前を過ぎると直線になる。

京王線府中競馬正門前駅(119回)からの歩道橋の下をくぐると1時間43分に東京競馬場正門前を通過。市道の競馬場正門通りと合流する競馬場正門前交差点を過ぎたところでまた左へカーブする。

途中、業務用兼馬主役員用駐車場出入口前を過ぎ、東京競馬場西門が見えてきたところ(トップ画像参照)で右へカーブする。ここまで来ると、恥ずかしいけどあえて競馬でたとえるならゴールまで1ハロン(約200メートル)を切るところだ。

競馬は昔、付き合いで少しやったりこの東京競馬場と中山競馬場に行ったことはあったけど、今は興味が一切失せてしまった。実際にやってギャンブルに向いていないなと思ったのが理由の一つだ。

1時間51分、東京競馬場西にある都道9号・府中街道の競馬場西門入口交差点に到着。ここから一番近い駅は、直通の連絡通路が上を通っていることからも分かる通りJR府中本町駅だが、京王線調布駅に向かう。

横断歩道を渡り左へカーブしている御殿坂を上る。府中本町駅入口交差点で坂上になり、そこからは以前やった市内駅ラリー(120回)で通った道をたどるだけの簡単な仕事だ。

大国魂神社西交差点を右折して大國魂神社西鳥居前を左折し、旧甲州街道の大国魂神社前交差点で対向側の歩道へ移動するために横断歩道を渡って次の大国魂神社東交差点で階段を上り、ペデストリアンデッキに出て直進する。

12分で到着。新宿方面へ向かおう。

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