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逃避の散歩 154.山手通り(その1)

都営三田線板橋区役所前駅(42回)のA3口から徒歩2分のところにある中宿交差点に来た。都道420号・鮫洲大山線(616567回)の終点であり、また国道17号・中山道との交点である交差点だ。

今回はここを起点にし、都道317号・山手通りを2回に分けて終点の品川区の新東海橋交差点まで歩く。分ける理由は、暑い天気で汗まみれになりたくないからだ。あくまで散歩だし。過去に何度も一部を歩いているが、始点から終点まで歩くのは初めてだ。横断歩道を渡って左折したら開始だ。

開始早々、国際興業バスの板橋区役所前停留所を通過。下調べによると、しばらくはこの会社の路線になる。2分に大山東町交差点を通過し緩やかな上り坂になり、大山東町停留所を経て板橋電話局前交差点を過ぎる。板橋区役所からこの交差点までは23区駅巡り(131回)で通った区間と重複する。

5分に東武東上線の下板橋駅から大山駅のほぼ中間に架かる新金井窪橋を渡ると下り坂になる。坂下の歩道橋の下に隠れるようにある金井窪停留所を過ぎ、金井窪交差点から右へカーブする。

熊野町熊野神社の前を過ぎて11分に国道254号・川越街道との交点となる熊野町交差点の横断歩道を渡る。この交差点はこの東側にある池袋六ツ又交差点と並んで交通事故が多く発生することで知られている。ちなみに、この交差点の東側にある歩道橋のそばに谷端川緑道(39回)が通っている。

そして中丸町、南町庚申通り、高松郵便局とおよそ2分ごとに三つの停留所を過ぎ、21分に左へカーブしつつ並行する首都高速中央環状線が地下に入る様子が見える。歩いている側からだと案内標識はないが、この辺りで豊島区に入っている。

要町駅停留所を経て23分、都道441号・要町通り(池袋谷原線)との交点である要町一丁目交差点に出る。この交差点の地下に東京メトロ要町駅(39回)があり、進行方向から見て左折してすぐの同駅5番及び6番口前に谷端川緑道の長崎橋跡がある。

国際興業のバス車庫がある池袋車庫停留所前で立教通りと交わる千早一丁目交差点を過ぎた次の長崎一丁目交差点は、23区役所巡り(131回)で練馬区役所から豊島区役所に向かった際に東側の都道441号・西池袋通り方面へ渡っている。

そして椎名町駅北口停留所と山手トンネル西池袋入口の前を過ぎ、31分に西武池袋線の線路をまたぐ椎名橋を渡る。西側には同線の椎名町駅(99回)が見える。渡って下り切る手前で「大和田橋」と記された橋名板が。どういうことなのかと数秒だけ考えて坂下の椎名町駅南口交差点を過ぎる。

椎名町駅南口停留所を通り過ぎるあたりから上り坂になり、歩道橋を一つ越えたところで坂上に出る。目白五丁目停留所を経て37分、都道8号・目白通りとの交点となる南長崎一丁目交差点に出る。

横断歩道を渡り、案内標識を横目に見ながら39分に新宿区に入る。信号一つから歩道橋を過ぎたところから緩やかに下りとなり、続けて通る中落合二丁目停留所からバスの路線は西武バスに変わる。そして44分に都道8号・新目白通りとの交点となる中落合二丁目交差点を過ぎる。

ここから先の西武新宿線中井駅までは以前通っている(99回)。進行方向から見てこの交差点を右折すれば都営新宿線落合南長崎駅とさっき横切った目白通り、左折すれば西武新宿線下落合駅の近くを通る。

下り坂となり、中落合停留所から左へカーブして、中井駅停留所を通過すると見えてくる中井富士見橋前の横断歩道を49分に渡る。11駅ラリーでは西武新宿線中井駅の自由通路からこの橋の下に出て、側道からこの横断歩道に出て逆方向へ進んだ。

橋を渡り切り、都営大江戸線中井駅A1口前にある上落合二丁目停留所を過ぎた交差点から緩やかな長い上り坂になる。そこから数えて二つ目の換気塔の横を通り過ぎたところで坂上になり、57分に東京メトロ落合駅があると同25号・早稲田通りとの交点である上落合二丁目交差点(51回)に出る。

信号の先に中野区の案内標識が見える。ここから清水橋交差点までは以前歩いた区内駅ラリー(51回)や東中野駅からの夜歩き(117回)と重複する区間となる。

横断歩道を渡り、落合停留所から信号一つ越えて1時間1分に東中野駅(29回ほか)と東中野駅前交差点を通過して左へ緩やかに曲がる坂を下る。途中で東中野停留所と並木通り停留所の前を過ぎて坂下で都道433号・大久保通りと桃園川緑道(47回)との交点である宮下交差点を1時間7分に通過。

横断歩道を渡り、歩道橋の後ろに位置する宮下交差点停留所から京王バスの運行区間になる。軽く右へカーブする上り坂を上り、地下鉄中野坂上駅A2口と中野坂上駅停留所を経て1時間13分に都道4号・青梅街道との交点である中野坂上交差点に出る。

横断歩道を渡るとすぐ下り坂になり、成願寺前停留所と弥生町一丁目停留所を過ぎると坂下で神田川に架かる長者橋を渡り、弥生町一丁目交差点から緩やかな上りの途中で渋谷区の案内標識が見えてくる。

1時間20分に案内標識を過ぎたところから左へカーブしながら下る。本町三丁目停留所から都道14号および432号・方南通り(153回)との交点である清水橋交差点を1時間23分に渡る。ここから左折をすれば都営大江戸線西新宿五丁目駅前(98回)と方南通りの終点熊野神社前交差点に出る。

そして同交差点南側の神田川支流の暗渠にある清水橋跡(117回)を過ぎたところから上り坂になる。関東国際高校停留所から坂上の関東国際高校前交差点を1時間26分に過ぎる。

この交差点から再び新宿区に入る。首都高速の西新宿ジャンクションとの合流線が地上に出てきてその囲いで見えづらいが、新宿区の案内標識が進行方向から見て左側にある。

区のコミュニティバスも停まる西新宿停留所からロッテの本社がある西新宿四丁目交差点を経て東京オペラシティの前を過ぎ、昼間は信号待ちの人で混雑する初台交差点の横断歩道を渡ると1時間31分に再び渋谷区へ。

この道のように豊島区から新宿区に入り、中野区を挟んで渋谷区に入ったら再び新宿区に変わったかと思いきやすぐ渋谷区に戻るという、各自治体の境のおかげで結果として一部の自治体を複数回通過するというややこしい状況に遭遇するのは歩いていてよくあることだ。

渋谷区の案内標識から右へのカーブを抜けると下りになり、新宿オペラシティ南停留所を経て南停留所初台一丁目東交差点を過ぎたところから少しだけ上りとなる。この交差点は区内鉄道駅ラリー(110回)で小田急線参宮橋駅から京王新線初台駅へ向かう際に通過した。

初台坂上停留所とエレベーター付きの歩道橋を過ぎたところで下りとなり、首都高速の西新宿ジャンクションからの高架が下って同中央環状線の山手トンネルに合流する囲いを見ながら進む。Uターン用車線がある信号前と南初台停留所、そして初台南料金所と初台南出口の前を通過する。

またもエレベーター付きの歩道橋と初台坂下停留所、初台坂下交差点を過ぎる。そして八幡下停留所を経て代々木八幡前交差点(トップ画像参照)へ。この交差点には、映画『PERFECT DAYS』に出てきたトイレ巡り(126回)で終点にした代々木八幡宮前のトイレがある。

今回はこの先の坂を上った次の信号で終わりにしよう。

1時間43分、小田急線代々木八幡駅(111回)西口前の信号に到着。この通りの半分をわずかに過ぎたところに位置する、小田急線の線路の上をまたぐ八幡橋の前だ。

実際に歩くと分かるが、グーグルマップでは「ほぼ平坦」とされてはいるものの意外と起伏はあるし、ここまでで目の前の小田急線を含め12の鉄道路線と三つのバス会社の路線を通過してきた。あらためて歩いてみるとこの通りが「環状六号線」と呼ばれるだけあるなと感じた。

最初に述べた通り、続きは後日。

これから映画を観に渋谷の映画館へ行こうと思ったが、ここからだと交通機関を使うほうが時間かかるし、たかが2キロ程度に金払うのもどうかと思うので、歩いて向かおう。

(その2)へ続く。

今回のルートはこちら。