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ブログをキッカケにライブに足を運ぶようになった人の話

2月11日よりnoteを始めた私ですが、一番最初に投稿した記事の中で、このような事を書きました。

“過去に一度だけブログをキッカケにライブによく足を運ぶようになった方がいました。この話はまた別の機会に記事として書きたいと思っています。”
@HiDE_LUNACY 2023年2月11日 #note

今日はこの人のことについて書いてみようと思います。


時は、5年前の2018年1月。

この頃、割と仕事が忙しくて、というか本社へ異動して新しいプロジェクトに関わり始めたばかりだったのであまり思うようにライブには行けてなくて、なんとか時間を見繕っては時々ライブに出掛けるという日々。

新宿MARZ

大好きなマキアダチさんの出番が比較的遅め(21:30〜)だったこともあり、仕事終わりに新宿MARZへ行っていました。

基本的に、時間が許す限りは「最後までライブ見て帰る」というのが自分の基本スタンスなのですが、さすがに21時半からのお目当てを満足に見れたら帰ります。家が遠いので。笑 

この日はマキシの他に小南さん(今やMAKIADACHIさんと一緒に"0am"というユニットでTikTokを中心にブレイク中の現COMiNUMさん)しか知らなかったのですが、物販に並べられたCDを見て「リリリップス」という出演者さんがちょっと気になりました。

これはもう直感的に。ジャケ写が可愛いとかそういうことではなくて(ちょっとはソレもあったかもしれませんが笑)。

箱に着いたか転換の時だったか忘れましたが、一応博士にDMで聞いてみることに。笑

一応名前は伏せてみました笑

ちなみに、「リ」が一個多い。笑

それから、普段はいちいちこんなこと誰かに聞いたりしないですよw

前述の通りまあまあ忙しい時期だったので、マキシが終わったら帰る気満々だったところ、物販から放たれてる雰囲気がよっぽど気になったんだと思います。

22:10〜という異様に遅い時間でしたが、聴いて帰ることにしました。

博士が書いてる通り、キラキラポップという感じのエレクトロダンスミュージック。うさぎのぬいぐるみを着た人(中身はたぶん男性)がAppleのラップトップPCを使いながら音作りをしていて、その横で可愛らしい顔立ちの女性がハンドマイクで歌う、みたいな。

すごい楽しかったです。

実は、知ってる人は知ってると思うのですが、私は「相対性理論」とか「ふぇのたす」とかエレクトロポップな音楽も昔から結構好きなので、「リリリップス」も普通に楽しめました。

でもまあ、特別に歌がうまいわけでもなければ、曲を書いてるのはぬいぐるみの中の人だし(たぶん)、特にそれ以上でもそれ以下でもないといったところがこの日の感想。ただ、とても楽しかったので最後まで残って聴いてみて良かったなとは思いました。

物販から放たれてる雰囲気が気になったくせに、特に何も買いませんでした。←なんて奴だw

初見でCD買うことももちろんありますけど、たいてい2回目の時が多いですかね。物販(特に音源)に並んで何か買うのは。
私の他にもいません??こういう人。

ライブ直後って演者さんだけでなく、見てる側の我々も結構アドレナリンが出てるので、つい買っちゃうんですよ、何かを。

なので、ライブの時に次のライブのチケットを物販に並べるというのは、演者さんは絶対にすべきだと思ってます。ライブ直後が一番買っちゃいますから。

自分は、記念で音源を買うっていうのはなんかちょっと違うかな?って昔から思ってて(記念で買うのも素敵なことだと思います!)、やっぱり音源は聴いてナンボのものだと思いますし、買うタイミングとしては単純に「家や普段の日常でも聴きたい時」なので、つまりそうなるには2回目の出会いが近いうちに大体あるものです。

「またライブ行きたいな」って思ったらライブスケジュール確認して聴きに行きますから。買うのは大体その時です。

なんかちょっと偉そうな感じになっちゃいましたが、ただ単純に使えるお金が自分はそんなに持ち合わせていないだけなので気にしないでください。たくさんお金使える人はぜひ毎回買ってあげると良いと思います。


話がだいぶとっ散らかって来ましたが、転機が訪れるのはこの日からかなりの月日が経ってからのことでした。

なんとなく、ほんとにたまたまこの記事を読む機会がありまして。確か京都からの帰りの新幹線の中で読んだ記憶があります。NOZOMIさんが投稿した日付は、2018年2月11日となっていますが、私が読んだのはそれからだいぶ経ってから。

とても素敵な文章に感動したのと同時に「何かとてつもない力強さ」みたいなものを感じました。

そして今気付いたんですけど、私がたまたまこのnoteを始めた日のちょうど5年前に投稿されたものだったんですねぇ、これ。
全然狙ったわけではないです(汗)


この後すぐに、ちょうど都内のセミナーを受講しなければならない日に、新宿ルミネのヴィレヴァンでCDのお渡し会的なイベントがある事を知りすぐに会いに行きます。

『ブログを読んで来ました』と伝えると、
すごく驚いた表情で、
「初めて言われたかもしれません」
と。でもそれは嫌な表情ではなく、喜んでくれているのはわかりました。

ここから、何度かライブに足を運ぶことになっていきます。周りのライブ友達からは「えー、結構意外!」と言われながら。


この頃、ライブでの人気曲はたくさんありましたが、私が最初に好きになったのはこの曲でした。

手作り風のスマホ縦画面の素朴な映像にNOZOMIはんの魅力が詰まっています。
京都出身の方だったので、NOZOMIさんではなく、NOZOMIはんって呼んでました。

いつもどんな時も笑顔が素敵で、何事にも全力投球な人。

素敵な文章を書く他に、インスタのサムネイルがどこをスクロールしてもとてもカラフルで綺麗だったのが強く印象に残っています。これは狙ってのことなのかどうかわかりませんが、すごいセンスを感じました。

NOZOMIさんのInstagram

元々、SNSを頻繁に更新する人ではなかったですが、しばらく何の音沙汰も無い日が続くこともありました。

そして、

月日は流れ、世間ではコロナが流行り始めます。

とほぼ同時期に、コロナとは全く関係のない理由で、リリリップスより「無期限活動休止」の発表が。

前身の\C.C.F/から約4年の活動に幕を閉じることとなります。

その理由がまたNOZOMIはんらしかった。

ラストライブは、2020年2月24日。
場所は、リリリップスのホームである新宿MARZ。

これだけはなんとかして行きたい!!


けれど、その願いは叶いませんでした。

この頃、「三密な場所には行かない」みたいな誓約書を取引先に提出していて、まあバレなきゃいいだろうと思いつつも、自分のとこのスタッフに感染者が出ると多額の費用を払わされフロア中消毒をしなければならない状況。また、コロナが一体どれほど恐ろしいものなのか、世間的にもまだよくわからない。今思えば周りの皆がかなり神経質になっていた時期でした。

一応責任者の立場だったので、家族と会社と取引先の全てに嘘をついてまでライブに行く勇気は私には持ち合わせていませんでした。

昨今のような状況でしたら余裕で行っちゃってたと思いますが。


ラストライブから5日経った2月29日に最後のnoteが更新されました。

最後まで素敵な文章を書く人でした。

これまた偶然なのですが、今日は2月28日ですね。今年の2月に29日はないので三年前の今日みたいなもんです。


そんなこんなで、最後にお別れの言葉は掛けられませんでしたが、

今頃は京都かどこかできっと夢を叶えているか近付いていると思います。

それくらい志の強い人だったから。

何の根拠もないのですが、いつかどこかでまた逢えるような気もしてます。なんとなく。

人前に出るようなお仕事をされている可能性も結構あるのではないかと思っていて、もしこれを読んだあなたが何か情報をお持ちでしたらぜひ教えてほしいです。


なんだか文章が変な方向になってきた気がしなくもないので今日はこの辺で。笑


最後にもう一つキャッチーな曲を。

今でも会社の近所の中華料理に行くと、NOZOMIはんのことを時々思い出してはリリリップスの曲を聴いたり、noteを読み返したりしています。


おしまい


HiDE

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