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写真好きがフォトグラファーとしてご飯が食べられるようになるまでの全記録|19日

こんばんは!

突然ですが、ブラウン運動って知ってますか?

WIRED CAFEなどで知られる楠本修二郎さんがご著書の中で例え話としておっしゃっていたのですが、このお話に何度も助けられているのでシェアしたいと思います。

迷わず、迷おう。

気体や液体を構成している小さな粒(分子)は、それぞれが常にジグザグと不規則に動いているそうです。

そして、分子同士がぶつかったり、別の分子の影響を受けてある分子の動きが変わったり、とにかく動きが予測できず、わちゃわちゃとランダムに運動しています。

それをブラウン運動といいます。

ちなみに、分子がバラバラに動くのは、それぞれの分子が熱エネルギーをもっていて、その熱に高低差があるから。高いところから低いところへ動くからです。

ブラウン運動は、1827年に ”ロバート・ブラウン” が、見つけました。

水中で花粉が破裂してできた微細粒子を顕微鏡で観察するという実験をしたときに、不規則に動くことを発見したのです。

そして他の微細な粒子でも同様の現象が起こることを実験で確認しました。

ブラウン運動とは何なのか? ブラウンの発見とアインシュタインの定式化

楠本修二郎さんは人生はブラウン運動だとおっしゃっていて、やりたいことが分からない人ほど何かをやる自信を失ってしまって自己分析を始めたりするのだけど、分からない人ほど動いた方がいい!という話をされていました(何年も前に読んだ本なので、細かいニュアンスは違うと思いますが)。

僕なりにこの例え話を解釈すると、様々な物質を構成する分子の基本的な動きが「ランダム」であり、「不規則」であり、「無計画」なわけです。

なんだか、人間が迷うことを肯定されている気がしませんか?笑

分子のそれぞれがもっている熱量は違っている。これは、興味関心のあることへの熱量に置き換えられると思うのです。

そのときどきで、少しでも関心が高いところに自分を動かしてあげる。「その前にはまっすぐ動いてきたから次もまっすぐ動いた方がいいんじゃないか…」なんて分子たちは考えません(笑)

そして、分子たちが構成する物質が多様であるように、バラバラに見えていたものが、全体を形づくる。

だから、迷うことを恥ずかしく思ったり、そんな自分を責めたりすることほどもったいないことはなくて、迷いながらも動く自分は自然の摂理に則っていて美しいくらい迷わず堂々と迷えたら、心が楽になる人も多いのではないでしょうか?

伊藤穰一さんの生き方

2011年から19年まで米マサチューセッツ工科大学メディアラボの所長を務められたり、9プリンシプルズなどのベストセラー本の著者としても知られる伊藤穰一さんは、茶道、熱帯魚、メカニカルキーボード、プログラミング、DJ、お香、ダイビング、料理と多様なライフワークを持たれているそうです。

これが、ただの多趣味な人と言えないのは、20代の頃には実際にプロのDJとして活動されていたり、興味があって始めたプログラミングも大学で教えることになったりと、単にこれが趣味、これが仕事とくくれないくらいに学ぶのだといいます。

そんな穣一さんは学校の先生から、学ぶことやペースを決められて、勉強をさせられるという学習スタイルがとにかく合わなかったそうです。

それよりも、興味のある分野を追いかけるように学ぶ。例えば、茶道のことならその道の先生に会いに行き、オンラインゲームならいかにスコアを高く取れるのかを楽しみながら探究する。

そんな学び方を英語ではインタレスティングラーニング(興味学習)と呼ぶそうです。

昨日の記事にもつながりますが、心が反応することに対して躊躇なく試すこと、もがくこと、寄り道することでその人なりのスタイルが自ずとできていくのだと思います。

写真の編集も、同じ。

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noteを読んでくれてありがとう! 僕らしく、優しさのリレーをつなぐよ。