小さなことと大きなこと
「小さなことのように思えて大きなこと」がある。
一方で、「大きなことのように思えて小さなこと」もある。
前者の代表例は「笑顔で挨拶すること」だ。
どれだけ仕事ができても、楽しそうじゃなかったり、挨拶しても素っ気なかったりすると、人に好かれることはなく、結果的に大きな仕事はできないのではないかと思う。
後者の代表例は「地位や名誉やお金だけを目的に人生を生きること」だ。
もちろん、それらは人生でとても役立つ道具であり大切なものの一つだ。
地位や名誉があるからできることもたくさんあるし、
お金はやりたいことをスムーズにやるための有効なツールとなる。
だけど、幸せに生きるための唯一の手段がそれでは味気ない。
それらをたくさん手に入れたとしても、所詮は道具。
形あるものはいつか壊れ、失われるという脆弱性を持つ。
まるで、理想郷を求めてとてつもなく長いはしごを登り続け、頂上に到達したのに、
思っていた場所とは違う場所にかかっていたようなものである。
自分にとって大きなことのように思えても、手に入れてみれば大して喜ばしいものではないことは往々にしてあるものだ。
小さいようで大きなことに丁寧に取り組み、
大きいようで小さいことを手放せる人間でありたい。
2020/2/1
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noteを読んでくれてありがとう!
僕らしく、優しさのリレーをつなぐよ。