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真っ白で鮮やかな豆腐のような日々 #スロー・フロー・ブログ

僕は、感動するということ、感動してもらうことが大好きです。

たとえば、アイスをコンビニに買いに行く道中ですら、感動を探してしまいます。

いつもとは違うところに目を向けてみたいし、違う道を通りたい。

同じ行動でも、違う風に取り組むことがたまらなく愉しいのです。

どれだけ似てても、個性のある豆腐たち。

思えば、豆腐屋で一年働いたときもそうでした。

朝早く起きて、同じ分量の豆と水を同じ時間茹でて、砕いて、同じクオリティの豆腐を作り続ける。

豆腐の味に真ん中があるとしたら、いかにその真ん中に近づけるかを豆腐職人のみなさんと一緒に考えて、暑い夏の日も、雪が積もる冬の日も作り続けました。

誰か他の人から見たら、同じことをし続けて退屈じゃないのかなと思われるかもしれません。

でも、その期間は変化と刺激、気づきに満ちた一年でした。

マンネリ化してしまうことを避けるため、というよりもフレッシュな気持ちで取り組んだ方が愉しいからという理由で、「はじめまして、よろしくね」「おいしい豆腐になってみんなを喜ばせてね」と、毎回新鮮な気持ちで、お豆さんたちに挨拶していました(笑)

同じように見えても、どれだけ似ていても、豆腐たちにはそれぞれのストーリーや個性があります。
その小さな、でも鮮やかな違いに目を向けることが感動を拾い集めるコツかもしれません。

雨の中、ゆっくりゆっくり歩く。

豆腐時代から、今日に戻ってきましょう(笑)

そう。
今日は、ゆーっくり歩く。それだけでなぜか心が穏やかになることを知りました。

自分が感動することって、人に感動してもらうことの第一歩だと思っています。

一大イベントや特別な行事、誰かが作った物語の中にある感動もいいけれど、僕たちが毎日生きている日常の中にも、けっこうたくさん感動は落ちています。

ひそかに続けているこの小さな感動習慣が、やがて人を暖める焚き火となるマッチの火みたいに日々の言葉、一挙手一投足に宿ってゆきますように。

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