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写真好きがフォトグラファーとしてご飯が食べられるようになるまでの全記録|16日

こんにちは!
今日は、有意義(ゆういぎ)な時間と、有意味(ゆういみ)な時間について、書いてみようと思います。

有意義はなんとなく分かるけど、有意味って何やねん」と思った方。それはそのはずで、有意味は今日友人との対話の中で産声をあげた生まれたての言葉だからです。

有意味って何?

「有意義」は使った時間やお金が、効率的であったか、何か外に示せるものを生み出せたか。そんな外側のモノサシで測るもの。

「有意味」は学校の帰りに見た夕日や、くだらないけど友だちと笑いあった時間など、他の人から見れば大したことなかったり、数字で測れなくても、自分にとって心が満たされるような、意味深い時間のことです。

言ってることはわかるけど、「それだけじゃ生きていかれへんで。だって有意味な時間はお金にならんやろ」。そんな風に思う人もいるかもしれません。もちろん、有意味な時間の方が有意義な時間よりも大事!といっているわけじゃないし、生産的であることは生活を営むうえでとても大事だと思っています。

そんな前提はありつつ、最近「ニュータイプの時代」などで知られる山口周さんがこんなことをおっしゃっています。

あらゆる業界で、「役に立つ」から「意味がある」へのシフトが起きている。

とてもおもしろい観点だし、説得力とともに納得感があります。

また、役に立つことだけを求めると同じクオリティのものを作れる競合他社と競い合うことになりますが、意味を提供することができれば、競争が生まれないというのも魅力的な点です。

有意義を求めなくても、結果的に意義が生まれることも。

そしておもしろいのが、力んで意義を生み出そうとするよりも自分(たち)にか分からない意味を愉しんだ結果、副産物的に価値として測れそうな何かが生まれたりもします。

今日は友人との間で、社会的なものさしではネガティブなこととして判断されることを中和するコンテンツを世の中に提示するレーベルを立ち上げたらおもしろそう、なんていう話になりました。

文化のセレクトショップのような立ち位置です。一例を上げると、その友人は「キャリアブレイク」という概念を広める活動に関わっているのですが、いわゆるネガティブなこととして認識されがちな「無職」を人生の休暇期間として捉え、より自分にとってより意味のあるキャリアとはどんなものかを見つめ直したり、特定のスキルアップに時間を使ったりする期間のことです。

言い方を変えただけじゃんと思う方もいるかもしれませんが、言葉は思考そのものです。どう捉えようが正解なのであれば、自分自身がおもしろく、愉しくなるような捉え方をした方が満足感のある日々を送れると思うのです。

レーベルの話に戻ると、その人の生き方をまるまる肯定するような、メジャーではなくても、万人受けはしなくても、なんだか生きる希望が湧いてくるような音楽、本、お店、人を紹介する場所。売れることや即効性のあることばかりが求められる世の中に余白を生むようなレーベルがあってもいいよね、という話でした。その話が生まれたきっかけは、僕は路上で歌を歌ったりするのですが、レーベルを立ち上げて僕の歌をちゃんと作品として届けてみるといいんじゃないかと、ほとんど冗談のようなひらめきで生まれたアイデアでした。これが、実現するかどうかなんて分かりません。でも、有意味だからそれでいいのです。

また、今日は自由が丘で友人と待ち合わせをしたのですが、僕のほうが15分位早く着いたので、一人で駅近くのベンチに座ってウクレレを弾いていたんですね。

そしたら、テレビカメラを持った人が近づいてきて取材させてほしいって言われたんです(人生で二回目)。一人で口笛を吹いてウクレレを弾いてたので、物珍しかったのだと思います(笑)

あなたにとっての神さまは誰かを取材する日テレの番組でした。そして、それで、20分くらいインタビューしていただく中で歌のリクエストまでいただきBEGINさんの「島人の宝」を歌わせていただきました(自分の歌が全国放送されたら…と淡い期待をしています😁)。

そのときの様子 ( 撮影:友人 )

さらに、友人と合流したあとも四人組の女性が僕がウクレレをもっているのを見て近づいてきてくださり、僕の手書きの曲リストから四曲もリクエストしてくれたのでした。びっくりなのが、何もまだ歌っていないのに、投げ銭までしてくれたんです。

どちらも、ただウクレレで歌ってただけ。いや、後者のエピソードに至ってはウクレレをポロンポロンと引きながらただベンチで友だちと談笑していただけです(笑)

有意味を愉しんでいると、こんな風に偶発的に有意義な時間になることもあるのです。

そうそう、今日も写真を撮りました。

取材されて思ったこと「いつも、自分に一致した言葉をつむぎたい」。

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