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写真はセンス・オブ・ワンダーを磨く術 #スロー・フロー・ブログ

普段なら気づかなかった道端の小さな花とか、壁に書かれた子どもの絵とか、写真には写せないけど風が肌を撫でることとか、そういうたくさんの小さな奇跡に気づけるところが、僕が写真を好きな理由の一つです。

心の余裕があるから感じられる、感じられるから表現できる。

写真が生まれるずっとずっと前の時代、僕ら日本人は和歌や短歌を読んでいました。

ただ蛙が池に飛び込むことや、ただ雪が降ることに全身の感覚を研ぎ澄まして宇宙や過去未来すべてを含む今という奇跡を感じ、それを表現して遊んでいました。

もちろん身分によっては文字を読み書きできなかった人たちもたくさんいたのだろうけれど。

父曰く、「それだけの感性をもっていたということは、かつての日本人は心の余裕があったんだろうね」とのこと。

そんなことに心を働かせられないほどに身体を働かせていたときは、「感謝=しなければならないもの」でした。

あのころに比べたら、感謝はしようとしなくても自然に湧いてくることがたくさん増えたなぁとしみじみ。

もしも、働くことが権利なら。

「誰も、生活のために仕事をする必要がなくなったら?」と考えることがここ数年でよくあります。

仕事して生活を回すことが生きがいになっていたり、そのハングリー精神やスリルが心地いい刺激になっていたり、戦うことや数字を追うことが好きな人にとっては、そんな世界を望まないかもしれません。

僕自身は、生きられることは自然にそこにあって、わざわざお金を稼ぐために時間や健康を切り売りする必要がなくなる世界っていいなって思います。

世界中のベーシック・インカム導入実験をしてみたら、「人間はたっぷり時間の余裕があればごろごろするのではなく、人のために働く」という結果が出たみたいです。

楽しいことはいつも楽であることとは限らないんですね。
僕らは、たいへんでもやりがいがあることや、自分の枠を超えて喜ばせごっこすることが好きな生き物のようです。

日本の三大義務の中にある勤労ですが、もし権利になったとしても僕たちは自分のために、誰かのために働くのかもしれません。

そうそう、プロフィール変えてみました。

旧プロフィール

'95/大阪生まれ。地方創生ベンチャーでデザイナーとして勤務。5年勤めた後、ウクレレと共に日本一周、台湾一周の旅へ。美しい日常や暮らしの文化を歌うフォトグラファー📷🎤 お仕事のご相談、ご依頼はInstagramのDMまで。

新プロフィール

写真家一年生の生活録。日本🇯🇵と台湾🇹🇼で約20家族と共同生活 / カメラとウクレレをもって3年間歩き旅。写真、筆字、音楽、詩、料理…日常をアートとして遊んでいます。お仕事のご相談、ご依頼はInstagramのDMまで🐢

自分ができることを定めるのは、あまり好きじゃなかったけど、何してる人か、してきた人か、どんなことを大切にしているのかを一つの形で示すのは大事だろうと思います。

Instagramも変えてみたので、よかったらのぞいてみてください♪

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noteを読んでくれてありがとう! 僕らしく、優しさのリレーをつなぐよ。