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写真好きがフォトグラファーとしてご飯が食べられるようになるまでの全記録|33日
おはようございます☀
今回はフォトグラファーとして、生き物ではないモノやコミュニティのいのちについて考えていることを言葉にしたいと思います。
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コミュニティを看取る。
最近のnoteでも触れていますが、ここ数日ひたすらモノの整理をしています。
というのも、個人のプライバシーに関わることなので、理由は明記できないのですが、立ち上げに関わらせていただいたり、それまで使っていた家具や家電を使ってもらったりと、深いご縁のあったシェアハウスが閉じることになったんです。
ただの片づけではありますが、やっぱり自分が関わったコミュニティなので感じることもたくさんあります。
コミュニティを一つの生き物だとすると、まさにたくさんの人の手を借りてこの世に産まれ出るその瞬間に立ち会ったわけですから、大げさに言えば助産をしたことになります。
そして、今回は二年半の生涯の最期に立ち会って、看取りをしているという感覚があります。
「看取る」を改めて調べてみるとこんな意味だそうです。
看取る
読み方:みとる
看取る(みとる)とは、人が最期の時を迎える様子を見守り、その生涯を終える瞬間までそばにいる行為を指す言葉である。看取る行為は、人間の尊厳を保ち、その人生を尊重する重要な役割を果たす。看取る行為は、病院や介護施設、自宅などで行われ、看護師や医師、家族などが行うことが多い。 看取る行為には、患者の身体的な苦痛を和らげるための医療的なケアだけでなく、精神的な安心を提供するための対話や接触など、人間らしい最期を迎えるための配慮が含まれる。また、看取る行為は、患者だけでなく、その家族に対する支援も重要な要素となる。看取る行為は、人間の生と死を深く理解し、尊重するための重要な行為であると言える。
「お葬式は亡くなった方のためだけではなく、残された人たちのために行う」という話を聞いたことがあります。
「看取ること」もまた、そんな意味合いがありそうです。上の定義にもあるように、看取ることはただ痛みを取り除いたり、適切な処置を行う以外にも精神的な安心をもたらすという営みでもあり、それは対象となる存在だけでなく、看取る側にも同じことが言える。
今回で言えば、ただモノを片づけたり、事務的な処理を進めるのではなく、この場を提供してくださった方や大家さん、たくさんの人を受け入れ続けてくれたこの場所に対する敬意や感謝をもってていねいに行うことで安らぐ何かがあります。
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それは、気のせいかもしれないし、コミュニティをこんな形で終わらせてしまう無念さへの憂さばらしと言われればそんな側面もあるかもしれません。
ですが、ここを機械的に、作業的にやってしまうことで、二年半の体験が完了しない気がするのです。
この二年半の体験は自分にとって、関わった人たちにとってどういう意味をもたらしたのかを考える上で、気持ちも含めてケジメをつけること。きちんと終わらせる儀式が必要なのだと思います。
モノの行き先。
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片づけ始めると、思った以上にたくさんのものがありました。そこには善意もあれば、ただ邪魔なもの置いておきたかったという動機も見えたりします。
いずれにしても、これだけたくさんの人の想いが集まったことは良し悪しではなく、すごいことだなと思います。初めは僕や友人の頭の中にあった小さなアイデアだったからです。仕事や個人的なプロジェクトを含めて、今まで取り組んで来たことの中でもここまでの人やモノやお金が動いた経験は初めてです。
これらのモノをどうするのか。スピードを考えれば、業者を呼んで有料で処分してもらう。大家さんにお任せするという方法もありますが、先に触れたようにそれでは看取ることになりません。多分、のちのちしこりが残ると思います。
今は、コミュニティのLINEグループで個人のモノを取りに来てもらうよう呼びかけています。
また、能登の災害支援に関わっている人たちに声をかけていただき、足りない物資があるかを聞いてもらっています。ふとんや毛布、非常用トイレや衣服などが、ほんとうに必要としているところの元へ渡ってほしいからです。
モノにもいのちがあるとすれば、きっと役割を全うせず捨てられるよりも活かされたいはず。モノになったことはないのでわかりませんが(笑)、そんな気がしませんか?
モノ一覧。
noteをお読みになってくださっている方の中にも、以下のモノが必要な方がいらしたらぜひコメント欄にてご連絡をください。
引っ越しをする(した)、お店を開く(開いた)などで、モノが必要な場合でも歓迎です。
僕のプロフィールからInstagramに行って、DMをお送りいただいても大丈夫です。
モノの受け取りについては、横浜市の戸塚区まで取りに来ていただけると助かります。
また、着払いとはなりますが郵送することもできます(モノによってはそれが難しい場合もあります)。
フライパン
土鍋
炊飯器
アルミなべ
圧力鍋
急須
やかん
大量の食器類
ボウル
大量のお茶っ葉
コーヒーミル
食器棚
壁掛けテレビ
教室にあるような勉強机
椅子(数脚)
木のテーブルと椅子
無印の丸いゴミ箱
手前に開閉できる4BOXタイプのゴミ箱
高さ30cmほどのプラスチックの小物ケース
扇風機
こたつ机
1mくらいの和紙の暖色ランプ
無印のタイヤ付き三段BOX
無印のセミダブルサイズのベッド(マットレス付)
敷き布団
掛け布団
毛布
シーツ
枕
枕カバー
大量のタオル
洗濯洗剤
トイレ掃除用具
非常用トイレ
服類
厨房における組み立て式ラック
壁にかけられる網(一辺50cmくらいの正方形✕7枚ほど)
スーツケース
マジックペン
DVDプレーヤー(充電ケーブル探し中)
加湿器
まとめると量はあるけれど、一つひとつのものがいくつもあるわけではないのでたくさんの人にお届けすることはできませんが、この情報を必要としている方がいらしたら、ぜひお伝えいただけたらうれしいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
noteを読んでくれてありがとう! 僕らしく、優しさのリレーをつなぐよ。