富士山がどのくらい遠くから見えるか⭐︎計算してみた⭐︎

こんにちは！！ひこまるです、

今日は夕方にかけてどんどん天気がよくなっているようですね、
富士山とか見えるのかな

ひこまるは東京出身なので、天気がいい日に東京タワーなどに登ると、薄らと富士山が見えることがありました。

小さな頃は、はるか遠くの富士山が、本当にみえてるのか信じられなくて、「東京と富士山の間に他の山がないか」「見えてるのは、その山ではないか？」など調べたくらいです（笑）

富士山って、流石に北海道からじゃ見えないと思いますが、
どれくらい距離が離れても見えるのでしょうか？？

ということで、計算してみました！笑

多くの皆さんは、計算途中に興味ないと思うので、富士山が見える位置という見出しまで、ガッツリ飛ばしてください！
（そもそも、この疑問自体に興味ない！？）

⭐︎計算してみました⭐︎

準備するもの
・紙
・ペン
・電卓

まず、紙に「半径6370 km」の円を描きます。
円周上に富士山を書いてください。（青色のが富士山です💦）

そう、これは地球上と富士山の関係を表しています。

地球を、半径6370 kmの円と仮定すると、中学校の数学の知識で富士山の頂上から見える距離を調べることができます。

富士山の頂上から一番遠くを眺めた時、それは、オレンジの線ですね。（円の接線なので半径と直角に交わる）
それ以上遠くは、地平線の奥になり見えません。

富士山の高さを3.8 kmとして、三平方の定理を使うと簡単に計算が終わります。
ちなみに三平方の定理は以下の公式です。

今回の場合、オレンジ色の線の長さが見渡せる距離なので、
それを求めたいですね。

なんか、行けそうな気がします。

こーゆーことか！！！

そして、リターンを押せば、

はい！

オレンジの長さは約220 kmと求まりました！
つまり、富士山から220 kmの位置までなら見えるということですね！

補足；富士山からの距離というならば、正確には、以下の図の紫の曲線の長さを求めます。（ここでは、計算は省略します。）
三角関数（arc cos）を用いればすぐ計算できて、
紫の長さは222 kmと求まりました。地球の半径に対して、富士山の高さは、小さい値なので、どちらの計算でもあまり差はありません。

ということで、皆さん、計算お疲れ様でした！
（多分誰もやってないと思いますが笑）

富士山が見える位置

220 kmってどのくらいでしょうか？？

こんな感じです！

やっぱりあれだけ高い山だとめっちゃ遠くからでも見えるんですね（笑）

もちろん、これはただの計算なので、空の透き通り具合などにもよりますが、福島県でも場所によっては見えそうです！

和歌山県、富士山観測

というわけで、富士山を最も遠くから観測できたのは、福島県などの半径220kmの場所なのかというと、調べたら違いました。

実際に最も遠い距離は、和歌山県の色川富士見峠という場所で、富士山から約323km離れています。

220 kmというのはあくまで富士山の頂上から、標高０mの位置を見る時の計算です。

色川富士見峠は、標高約900mであり、高い山同士であれば、300kmも離れていても見えるのですね。

ちなみに、この峠は元々、小麦峠という名前だったそうですが、富士山が見えた記念に名前を変えたそうです（笑）

しかも、望遠レンズを用いて、富士山撮影に３年もかかったとか、、、

皆さんも、ぜひ、記念に遠方から富士山を撮影してみてはいかがでしょうか！！？

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございました。

少しバカっぽい内容でしたが、楽しんでいただければ幸いです。

私は、塾で講師をしているのですが、よく「数学なんて将来の役に立たない！」という嘆きを聞きます。

確かに数学は、役に立たないことが多いですが、数学を学習することを通して、論理的思考や、抽象的思考を身に付けることが大切です。

それでも、納得のしない生徒には、「数学知れば、富士山の頂上からどこまでみえるか計算できるんだぞ！！」とドヤ顔かませば納得させられそうです（？）
今度やってみます。

長文になりました、ありがとうございました。

参考HP

富士山は日本全国どこまで見える
こちらのHPより、和歌山県と知ることができました。
計算自体は、自分で行ないましたが、簡単にやれるのでぜひやってみてください。