ナカムラ ヒデ

クリエーティブディレクター / 一級建築士 電通のクリエーティブディレクターを経て、株式会社 ASTERISK設立。 企業のブランディング、マーケティング戦略、広告制作など。

ナカムラ ヒデ

クリエーティブディレクター / 一級建築士 電通のクリエーティブディレクターを経て、株式会社 ASTERISK設立。 企業のブランディング、マーケティング戦略、広告制作など。

最近の記事

70点を90点以上にする仕事

0を1にする仕事があります。 まだ世の中にないサービスを始めるときには、この例えが適用されます。 僕たちは、クリエーティブディレクターという肩書きがついています。 いろんな本やメディアで、クリエーティブディレクターってこういうことをやる仕事だって書いてありますが、正直人によってやっていることが違うので、一概に言えません。 特に僕は、広告以外のこともやるので、「クリエーティブディレクターってそこまでやるんですか?」とか言われることが多いです。 クリエーティブディレクターの定義は

    • 好きな仕事を思い存分する。

      HR Techベンチャーの仕事のお手伝いをしていることもあって、 人事界隈のトレンド情報はよく入ってきます。 また、もともとが電通という会社で部長をやっていたこともあり、 「残業問題」「働き方改革」は、マネジメント上大きなイシューでした。 マネージメントする側からはなかなか言えない発言ではありますが、 クリエーティブという職種の一定割合の人は、「好きで仕事をやっているから、もっと仕事がしたい」と思っているということです。 労働基準法や、労務管理の基準が、 「仕事という心身とも

      • 「大学院まで建築を真剣にやって、広告をやるということ」

        広告代理店に新卒で入社してから、ことあるごとに聞かれます。 「なんで建築じゃなくて、広告なの?」 ざっくり理由があるとすれば、 「就職のタイミングだった2000年ごろは、建築に行くべきじゃないと思った」からです。なぜ、そう思ったかはいろいろあるんですが、またどこか酒の席で。 そして、これもざっくり言うと、「建築と広告は似ている」 広告も建築も、クライアントがいて、施主がいます。 彼らの想いや、課題を受け止めながら、クリエーティビティーと経験を含めたスキルを使いながら、ソリュー

        • 同じクライアントを10年以上担当するということ

          担当を始めてから、ありがたいことに何年も継続するクライアントが存在します。富士急グループは17年。アサヒのワンダも7年。ワンダを担当する前は、コカ・コーラのジョージアも6年担当させていただきました。 単に長ければいいというものではありません。 でも、長いクライアントに共通するのは、キチンと自分の思いを伝えて、 正しく議論して前に進められる環境がつくれていること。 よく勘違いされるのは、クリエーティブのエゴを押し通すとか、 面白ければいいとか、そういう判断をクリエーティブディレ

          「リブランディングを、機能させる」

          リブランディングしたいということで、 よくオリエンに呼ばれます。 でも、「ブランドCM」をつくるオリエンだったり、 なんなら、普通の販促の広告をつくる内容だったり。 対して、マーケティング全般をコンサルテーション〜エグゼキューションまで、やらせていただく仕事もあります。 僕にとっては、ありがたいお話です。 ちゃんと「効果」を出しやすいから。 ペットショップチェーンの「Coo&RIKU」のお仕事もそうでした。 効果が高いところから、ブランドを作り直していく。 まずは、「ロゴ

          「リブランディングを、機能させる」

          「BARをつくる。場をつくる」

          サラリーマンを辞めて、まず始めたのはBARでした。 と書くと、脱サラしてBARを本業にしたと思われますが、 そうではありません。昼は、クリエーティブディレクターとして、 夜は、バーテンダーとしての二毛作。 会社を始めた当初、オフィスをどうしようかなと悩みました。 2021年なので、多くの企業や個人事業主が「オフィス」の在り方に考え始めたころ。「リモートワーク」が主流になって(少なくとも広告業界ではそうだった)フリーアドレスが加速して、広いオフィスが必要なのかという時期でした

          「BARをつくる。場をつくる」

          起業して、自社HPを制作するということ

          大手広告代理店を退職し、クリエーティブエージェンシーである(株)ASTERISKを立ち上げて早1年半が経ちます。 やっとHPが完成、公開になりました。 「え?HP制作なんて一番最初にやるんじゃないの?」 と思われる方も多いと思います。 もちろん、早いうちにHPを作った方がいいとは思います。僕の場合、めんどくささが先に立ってしまい、なかなか制作に入れませんでした。 つまり、そこまで必要としていなかったのかもしれません。 では、自社HPは何のためにつくるのか? から、考えてみ

          起業して、自社HPを制作するということ