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【花とゆめ展】に行ってきました。~お目当ては日高万里先生~

皆さんは少女コミックは読まれるでしょうか。
私も少なからず嗜むのですが、なぜか昔から白泉社の「花とゆめコミックス」を購入する機会が多かったです。

日高万里から私の少女コミック歴は始まった

中でも日高万里作品。
この作品は私の創作意欲に多大な影響を及ぼしています。
私は中学の頃から詞を作るのを趣味としているのですが
その頃の詞を読み返してみると、まぁなんと日高万里作品に出てきた心象風景の引用が多いこと多いこと。笑

恋愛感情というものがわからない私にでも
ここで紡がれている言葉は美しすぎて
思わず投影せざるを得なかったんでしょうね。

加えてクスっとくる表現も多い。
どんなギャグ漫画でも真顔で読み込む私ですが
そんな私の表情を破顔させてしまうノリコメディが多いのなんの。
感情表現の希薄な私をこんなにも笑わせ泣かせる作家はそうそういないですよ!

加えて頭髪の塗りが繊細。
私は髪の毛の塗りでその絵の良し悪しを判断する悪癖があります。
その妙なこだわりを日高先生のタッチは優しく撫で上げてくる。
結構珍しい表現技法で描かれている着彩だと思います。

テーマも美容師、絵本作家、ウェディングドレス造型と、
クリエイター職を題材にすることも多い。
なんだか同じ少女コミックを呼んでても、一味違ったテイストを
私は彼女の作品に感じていました。

そのコレクション全貌を少し前に旧Twitterにて公開しました。

多分普通に流通してる書籍は全部持ってるはず!
実際スターシステムというかクロスオーバーの中心である「秋吉家シリーズ」が当然好きなんですが、それと同じくらい「V・B・ローズ」もお気に入り。
あぁ、この人が描く創作を題材にした創作が好きな傾向だろうなぁというのを感じます。ちょっとその辺冬目景作品との共通点みたいなのも感じますが今は割愛します。(花とゆめ関係ないので)

とにかく日高万里作品、読んだことない人は一度は触れてほしい一番のオススメとなっております。

ただ、私が個人的に推してるだけの作品、
どれだけ「花とゆめ」に貢献しているのかは未知数。
歴史に残る作品として選出されているであろうか……


よかったー!ひっそりとだけどあったー!
ちゃんと50周年で祝ってもらえるくらいの地位は築いていたようで安心した―!

まずはひとまず私がここに来た一番の理由を定義づけられて安心です。
――と気を抜いていたところに

日高万里先生直筆コメントが!!!
どうやら自分が来訪する前日に来ていたらしく、その直後にこちらを拝めた模様。幸せすぎる!
お体を壊して特別措置で限定連載をしているのをしっているので
こうして生きてる証を感じられるだけで果報です。
どうかお体にはお気をつけて……

その他個人的ピックアップ

真っ先に目に飛び込んでくるのは【暁のヨナ】
もしかしたら今一番本誌を引っ張ってる作品なんでしょうか。
明らかに展示物も多かったし企画も多かった気がします。
LINEスタンプで愛用する程度には気に入ってる作品。

アニメの2期をいつまでも待っているのですが全くその気配がありません。
キジャのマヌケっぷりがツボなんですがあんまりここでは見られませんでしたが。普通にハクとのツーショット多め。
逆ハーレムな図式だけどほんと揺らがんなぁ。そこが好きなんだけど。
無事この壮大な大河活劇を描き切ってほしい。

あと忘れてはいけない【天使禁猟区】等の由貴香織里先生。
ここはもう作品ごとというかイラスト自体のバワーが強い。

水彩と油絵を駆使したアナログで繊細なイラスト、神々しいまでに耽美。
ぶっちゃけ漫画はあまり面白いとは感じてませんが
絵力で魅せる魔性の作家です。画集も大切に読ませていただいております。
もう、この絵のモチーフ、ヴィジュアル系が好きな人なら嫌いな人はいないだろうという確信があります。

そして次は昨年のアニメも記憶に新しい【贄姫と獣の王】。
これもアニメが面白かったので気になるシリーズ。
ずっとアニメでばかり見てたので漫画の絵柄にちょっとびっくり。
もっと絵本的なんだね。これはこれで面白そう。

覆面系ノイズ】もかなりのお気に入り。
ゴシックなイデタチでパンクな音楽を奏でる学園バンドストーリー。
【NANA】とはまた違った青春なパンク性というかそういう毒を持った作品。【悩殺ジャンキー】もいい印象だし、この人の描く作品はなんだか刺激的。

それとはちょっと対照的に好きなのが【それでも世界は美しい】。
エスニックな世界で些細な心情の機微が国家間のやり取りにまで発展していくバタフライエフェクトアニメ。【天気の子】よりよっぽど等身大で感情移入しやすい。劇伴もケルト多様で雰囲気抜群。

神様はじめました】はストーリーは普通の妖怪ラブコメなんだけど
キャラ造詣が秀逸。どのキャラも愛されキャラできっと人によって推しが違うだろうと容易に想像できる作品。

――と、アニメから入ってるものも多いが
ハマった作品に花ゆめ作品が多いのは事実。

こんな感じで。花とゆめ作品に複数の好きな作品がある方は楽しめる内容となっています。逆に「この作品が特に好きなんだ!」という人には
さすがにいろんな作品の展示がメインなので物足りなくなる可能性があることも、念頭に入れておいたほうがいいかもしれません。


あと今回LaLaの作品は含まれておらず、同じ白泉社ながら
【桜蘭高校ホスト部】や【彼氏彼女の事情】【赤髪の白雪】等の作品は一つも展示されていませんでした。そこは気を付けるべし。

退館した後。

そりゃもう日高万里シリーズ読み直しですわ。
長いけど古いモノから全部読んでやるつもりですわ。
ついでにぜんぜん開けてない【天使1/2方程式】も。

あとはグッズを眺めてニヤニヤ。

【世界でいちばん大嫌い】ポストカード
【暁のヨナ】ポストカード
【天使禁猟区】ポストカード
【V・B・ローズ】クリアカード
【暁のヨナ】クリアカード
【贄姫と獣の王】クリアカード

こちらを花ゆめカフェで堪能しながらスイーツを頂きました。
日高万里グッズは全くないと思ってたからちょっとだけでも嬉しい!
とくにこの【V・B・ローズ】クリアカードはかなり綺麗!持ち歩きたいぞ!


Afterword

というわけで、「いぬぼく展」に続き「花ゆめ展」に行ってきた報告でした。
まさか漫画の展示会に月に2回行くとは思ってませんでしたよ。
どっちも9割女性客だったので見るほうも華やか。平和な空間です。
異物が紛れ込んですみません。
ただ好きな作品なんで遠慮はしても自重はしないです。

なかなか続編が作られることの多くない花ゆめアニメですが
どうか人気作くらいは、最後まで描き切ってほしいと切に願います。
【フルーツバスケット】はリメイクやったよね?それみたいなのを……


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えいちびぃ
最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!