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私のマスクを脱がさないで

長年私達を苦しめてきた流行り病の
厳戒態勢が緩和されて初のゴールデンウィーク。
皆様楽しみましたでしょうか。

私は仕事柄、祝日が出勤日となることが多いのでほとんど仕事でしたが
その中でもライブに行ったりオフ会に参加したり友人が遠方から来たりと
しっかり満喫したと言えるでしょう。

はたして。もしかしたらこの数日でお会いした方々には
こう思われていたかもしれません。

こいつぜんぜんマスクとらねぇな!」もしくは
すぐにマスクしやがるな!」と。

実際食事する際を除いたら、
私がマスクを外すタイミングは皆無だったはずです。
会席中も食事が終わったら即マスクしてましたしね。

写真を見返してもらえたら瞭然かもしれません。
私だけが一生マスクしてる……!

ある意味で空気読んでない行為ですよね。自覚はあります。
せっかく楽しむ場なんだから素顔でいこうよとか聞こえてきそうです。


一つ誤解してほしくないのですが
これはけしてリテラシーが高い(もしくは低い)とか
その場が楽しくないとかあなたに警戒心があるとか
そんな気持ちではないということです。

ちゃんとその場は楽しんでますし楽しいですし
そもそも好きじゃない人とは会わないので安心してくださいませ。


マスクを取らない理由。
それはたった一つ、自分の素顔に強いコンプレックスがあるのです。


所詮この世はルッキズム

意識的にしろそうじゃないにしろ、
日本人はルッキズム至上主義な側面があると思います。

美男美女のドラマや映画しかヒットしない、
といったデータもあるくらいですし
クールジャパンと言われるアニメやヴィジュアル系に関しても
かっこいいやかわいいに特化したエンタメであることが伺えます。
昨今Vtuberが増えている傾向から見ても明確ではないでしょうか。

これが田舎だともう最悪。
だいたいイジメの対象になるのは見た目に関することが非常に多いです。
私の場合、服の趣味も少々奇抜だったのでとっても奇異な目で見られていただろうなという感覚があります。気にしないようにしてたけど。

東京に来て田舎に帰らないのは居心地が良かったのです。
変な格好しててもそんなに変な目で見られない!
いや変だとは思われてるんだろうけどそれで排除されることはなかった、
いやむしろ、上京してすぐに同じ新聞配達で同僚になった同級生に
「かっこいいねそれ」なんて言ってもらったことが何より救いでした。

顔はもう生まれ持ったものなので仕方ないのですが
髪型や服装は自分で決められるじゃないですか。
なので、まぁ実際他の人から見てそうなのかは別として
自分ではかっこいいと思う髪型や服装をするようにしています。

このGW期間中に小松未歩同好の集まりがあった際も
割と空気読んでない服装で挑んだんですよ。
もともとZeppHanedaへライブに行くという用事があって
都合よくオフ会のコースに羽田空港へ赴く要項があって参加し
当日ZeppHanedaのすぐ近くの飲食店で食事をしていたら
仲間の一人に「えいちびぃさんと同じ格好した人が集まってきたよw」
なんて発言に思わず笑ってしまったということがありました。

はい、私の好きな格好というのがまさに
ヴィジュアル系が好きそうな人の格好、というわけです。

お化粧とマスク

その"自分がかっこいいと思う服装"に対して
そこに乗っかる自分の顔が伴っていない
!!

姿見のスタンドミラーが部屋にはあるのですが
出かける前にいつも「うん、完璧!顔以外は!」といつも思っています。

少しは理想に近づけようと、コロナ以前はよく化粧をしていました。
化粧と言ってもファンデーションと薄いアイシャドウのみで
いわゆる"ナチュラル"と呼ばれるものです。

ただねぇ、化粧って"作品"じゃないですか。
自分の場合薄いとしても15分くらいかかるわけですよ。
前職のときはその15分が惜しかったのです。

そこでマスク。
一秒で醜い顔面を隠せるわけです。これは便利

そう思ってた中でコロナ突入。
マスクをするのがむしろ必然の世の中になりました。
一生マスクしてても不思議がられません。

一応現在は緩和されたとはいえ、
マスクすることを咎められることはないじゃないですか。
合理的にマスクを着けられます。

なので私がマスクをするのは
予防とか感染防止とかそういう話じゃないのですよ。
あくまで自分のため。
自分が許せる容姿を最低限保つため。

今だから言えますが、
ほんとはいつかのオンラインオフ会も微妙な心境だったのですよ。
顔晒したくない!という気持ちが強かったです。
カメラの画角がずっとナナメでオンライン飲み会にしては遠目だったのも
それが理由です。
けして背後の本棚を自慢したかったわけではありません。笑

優しい友人各位は「そんなことないよ」って言ってくれるのはわかってますが、こればかりは自分の問題です。
中二病なビジュアルが好きなのにそこに乗っかる顔がチー牛なのが許せない!

コロナは緩和されたとはいえなくなりません。
それ以外にも花粉症とかインフルエンザとかいろいろ理由つけて正当化して
私はこれからもマスクを着用していきます。

結果的に、黒いマスク一生つけてるのも中二病っぽくていいじゃん。


Afterword

というわけで、マスクをする言い訳を並べてみました。
自分の顔を文字で表すと
鈴木Q太郎と光浦靖子を足して2で割った顔を漫☆画太郎が描いた感じ
です。

写真とか自分が写ってるものは極力見たくないですねぇ。
他の人と大人数で写ってたら
現実よりも思い出が勝って許容できるんですが。
それでも現物を手もとに置いときたいとは思わないんですけど。

この記事で主張したいのは
あくまでマスクをしているのはあなたに原因があるわけじゃないですよ!
ということです。
自分が自分で顔見たくないからしてるだけです~、ってこと。
なるべく晒したくないんです。
むしろちょっとでも晒してすみません、という謝罪。

案外自分だけじゃないと思うんですよね、この心境。
反面、誰の顔もブサイクとは思わないんですが
矛盾してますかね、この感情。

いや、ちょっと嘘。
性格わりぃな、と思うやつの顔はブサイクに見えます
ヤンキーとかみんなブサイクな面してんな。
一生受け入れないです。

真面目に生きてるあなたはとっても素敵です。

そんな感じなので
めったに自分から会いたいとか写真撮りたいとか言わない自分ですが
それでもよければお付き合いください。

このサムネのように完全に顔が隠れてないと自分の写真を残しません。
これは髪型も決まってるしお気に入りの一枚。トイレで撮ったやつだけど。


会わないのは嫌いだからじゃないです。
撮らないのも嫌いだからじゃないです。
むしろ好きだからこそ、「自分なんかが」と控えるタイプです。

会ってくださった方々、ほんとにありがとうございましたm(_ _)m
全部楽しいです。それだけは、心から、伝えたいのです。伝われ!



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えいちびぃ
最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!