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Acid Black Cherry vs Janne Da Arcリスペクトライブ出演メンバーのバンドを聴いてみよう!

ABC vs Janne ~Respect Cover2man LIVE~

JanneDaArc解散から5年……今もその傷は癒えないままですが
Acid Black Cherryも活動を休止してから7年も経過してるんですね。
ジャンヌ活動休止から考えると17年も経過……どれだけ飢えてるか!?

そんな中で開催された「ABC vs Janne ~Respect Cover2man LIVE~」。
始めは渋谷REXで開催予定だったものが応募多数により赤羽ReNYへキャパアップ。それでも相当数の応募がありプラチナチケット化。
運よく私は当選し参戦してきました。

ジャンヌのコピーバンドも増えている中でこれだけの注目を集めたのは
ひとえに演奏するメンツの豪華さ。
ヴィジュアル系を好んで聴いている身としては一度は聴いたことあるであろうバンドからの選出メンバーなのです。

もともとジャンヌの影響下にあると公言していたメンバーもいますが
ここで初めて「影響されてたんだ!?」とびっくりするメンバーも中にはいて、個人的によりそのバンドが好きになるという効果も。

当時X JAPAN、LUNA SEA、黒夢等に影響されたバンドは多数いましたが
その地位にジャンヌも君臨したのだと分かる事象で
一ファンである自分もなぜだか誇らしく思えました。

加えて、Acid Black Cherryにもフューチャーしたのが大きいと思いますね。
JanneDaArcは人気絶頂の最中で活動休止してしまって神格化された側面はあると思いますが、Acid Black Cherryはセールスの面でジャンヌより更に成功を収めたので、ジャンナー的にもその影響を無視することはできないのです。

実際ABCも最高にかっこいいもんなぁ。
ABC vs Janne、めちゃくちゃいい企画だと思います!

ライブレポは、もう正直動画を見てくれたほうが早いと思うので割愛し
この記事ではその参加メンバーの本職であるバンド活動を紹介したいと思います。

つまり、彼らずばりジャンヌ影響直下のバンドたちです!
みんな応援してジャンヌの血族を絶やさぬよう聴いていこうじゃありませんか!!


DaizyStripper

ABCリスペクトバンドのボーカルを務めた夕霧
ギターを務めたまゆ擁するバンド。

デイジーは5年前のジャンヌ解散時も、直後出演したライブイベントにて
ジャンヌの曲をカバーしてそのリスペクトっぷりを最大限発揮してくれました。
そのスピード感は、明らかに本来のセットリストを変えてでも歌い継ぐ覚悟を示してくれたと容易に想像でき、まさにジャンヌ直系筆頭のバンドと言えるでしょう。

実際音楽性もかなり踏襲しており、幅広いジャンルを扱っていますがそれすらまるっとジャンヌの影響なんじゃないかと思えてしまえるほどです。

特に結成当初はそれが顕著でしたね。
『ダンデライオン』や『ジュリエットのナイフ』辺りを初めて聴いたときは
思わず「こんな音楽待ってました!」とガッツポーズしたほどですよ。

また、ジャンヌやABCの代名詞ともいえるジャズ風味なシャッフル曲もお手の物。
ドラムの風弥がピアノも嗜むので、なかなか堂に入った楽曲になってるのではないでしょうか。

そしてジャンヌは『月光花』ABCは『イエス』と、
なぜかバラードが評価されているように
デイジーもまたバラードが一級品だったりします。

他にも様々な楽曲があり多産。音源も数多く残してます。
ボーカルもハイトーンを売りにしているので聴き心地も近く
まさにジャンヌファンに真っ先に勧められるバンドになってるんじゃないでしょうか。
個人的にも熱心に音源を集めるバンド筆頭でございます。


D

ABCリスペクトバンドのギターを務めたHIDE-ZOU擁するバンド。
ついでにSE周りも彼が担っていたらしいです。

今年3月に無期限活動休止を発表したのですが
そのラストライブには私も参戦してきました。
Dはメンバーが古くから活動しているのと
その荘厳な世界観から読み取れなかったのですが
意外や意外、少なくともHIDE-ZOUは影響されてたのですね!?

実際はボーカルのASAGIもHIDE-ZOUもソロでyouを起用しているので、リスペクトというよりは交流を持っていたと言うほうが正しいかもしれません。

やはりDの代表曲と言えば
『闇より暗い慟哭のアカペラと薔薇より赤い情熱のアリア』ですよね。
シャウトありオペラ歌唱法ありでクセの強い楽曲、されどメロディアス。

ジャンヌといえば高い演奏技術が売りですが、
Dも勝るとも劣らない演奏力を当初より見せつけていました。

また、Dの代名詞とも言える「旗振り曲」である『Night-ship"D"』もお勧めです。

ライブで生で聴けばその一体感に溺れられること間違いなし。
ものすごく楽しいですよ。

それと個人的に推したいのが『BIRTH』。
ジャンヌと同様avexでリリースされ、ジャンヌと同様岡野ハジメ氏がプロデュースしているので、聴き心地が比較的近いのです。

ボーカルが非常にクセが強いので万人にお勧めできるかと言われたらその限りではないのですが、「ヴィジュアル系の良心」と言われるだけあって
その世界観と完成度は髄一。
確かギターのRuizaはLaputaのkouichiからの影響を公言していたと思うので
その深い音楽性に酔いしれるにはもってこいのバンドだと思います。


摩天楼オペラ

ABCリスペクトバンドのベースを務めた擁するバンド。

摩天楼オペラはあからさまにジャンヌの影響を隠していません。
ボーカルの苑はYouTubeで『RED ZONE』をカバーしており
キーボードの彩雨はkiyoにリスペクトを持って接しています。
彩雨のSNSでは幾度とkiyoが登場しており、ジャンヌファンである私は何度その光景に頬が緩んだか。
新メンバーのギターの優介とドラムの響もYouTubeで『ダイヤモンドヴァージン』をカバーしており、残りはベースの燿さんだけですが!?となっていた状態だったのです。

そう、これで現メンバー全員がJanneDaArcに触れたことになるのです。
嬉しいですねぇ。

音楽生的にはメタルに属するバンドなので、D同様、
いわゆる「ジャンヌっぽい」曲はないのですが、
ジャンヌを好むメタラーも少なくないことから
これは喜ばしい事実として受け入れましょう。

やはり一番最初に聴くべきものとしては『alkaloid showcase』でしょうか。
今ではしなくなりましたがシャウトも健在。
ヴィジュアル系に殴りをかけるという意味では相当なインパクトでした。

個人的に推したいのが『落とし穴の底はこんな世界』。
ジャンヌには社会風刺な楽曲も存在しますが
摩天楼オペラにはそんなメッセージ性の高い楽曲が多いのです。

そして摩天楼オペラは他にはない唯一性を生み出しました。
それが「合唱メタル」。定期的にクワイヤを用いた楽曲を発表しています。
ライブではもちろん観客がその部分を歌います。
この一体感、クセになりますよ……!

JanneDaArc亡き今、私が最も聴いてる音楽が摩天楼オペラなのです。
(双璧にshujiがサポートしているwyseがいますが今は割愛。)
メンバー交代がちょっと多いんですがどの時代も好きで追いかけています。
今のメンバーが全員ジャンヌフォロワーということでむしろ今が一番注目したいというのも面白い布陣です。
ジャンヌに高等な演奏技術を求めているリスナーも多いかと思うので
そういう意味では一番聴きごたえのあるバンドと言えるかもしれません。


己龍

ABCリスペクトバンドのドラムを務めた遠海准司擁するバンド。

己龍からジャンヌ成分を感じたことないのですが
どうやら准司はむしろSIAM SHADEの淳士から強く影響を受けている模様。
それならばABCリスペクトバンドに参加するのは逆に最適ですね。

確かにドラムは手数多いなぁと思ってたんですよ。
ほんとに自力で演奏してるの?って思っちゃうくらい。
その確固とした演奏力も、淳士影響ならうなずけるというもの。
SIAM SHADEも技巧派集団というイメージがあるので公言するのも勇気要る行動じゃないでしょうか。

己龍は昨年12月に無期限活動休止となってしまいましたが
逆にこれだけ独自路線でこれだけの年数活動していたのが相当な胆力です。
陰陽座に次ぐ和風ホラーバンドだと思います。

やはり最初に聴くのは『アナザーサイド』ですかね。
最初期の作品なので比較的(ヴィジュアル系好きなら)聴きやすい、かな?

個人的に推したいのは『月ノ姫』でしょうか。
比較的ポップじゃないですか?

あと『春時雨』。
琴の音が大きくていかにも和風で音数が多くメロディアス。

己龍は一様にしてボーカルがクセ強すぎて苦手な人は正直多いと思います。
自分も慣れるまで割と時間を要しました。
でもそのボカロ的なメロディはハマる人にはハマる中毒性を孕んでいます。
好きな人はもうこれでしか摂取できない栄養素が含有されてるでしょうね。
ABCリスペクトバンドが出揃ったときにも異様だと感じましたが
こうして並べてみてもやっぱり異質ですね。笑


我が為、Blu-BiLLioN

Janneリスペクトバンドでボーカルを務めたミケのソロプロジェクト、
それが我が為。
元々はBlu-BiLLioNというバンドで活動しており、こちらでもそこそこ長い年月を駆け抜けてきました。

Blu-BiLLioNもポップなジャンヌ成分を感じていたのでもしやとは思っていましたが、いつぞやのTwitterで夕霧とのジャンヌ縛りカラオケ配信で
ミケも多大な影響を受けていることを認知。
以来、もともと好きで集めていましたがBlu-BiLLioNの楽曲に今更ながら愛着が沸いてしまったという個人的経緯がございました。

Vogus Imageの龍耶とバビロンの珀がいるってことで手を出したのですが
デビュー曲から超ポップでびっくりしたんですよね。
いい意味で裏切られました。

まぁその龍耶は速攻抜けてしまうんですが、これが気に入って以後も集めるようになります。

やはりロックバンドであるので激し目な曲は好きになる傾向が強いです。
『Aqua』なんかは代表曲的なイメージがありますね。

ベストアルバムを発表して解散したので綺麗に終わったバンドというイメージなのですが、その最後の一曲がとてもいい曲だったのですごく印象がいいです。

やはりジャンヌのポップな部分を凝縮した音楽性だと思えるバンドですね。
今回のリスペクトバンドで初めて生のミケのボーカルを聴いたわけですが
こんなにも完コピしてくれるとは思いませんでした。
この頃と歌い方違いませんかね!?
yasuに寄せた歌い方もできるんだなと感心した次第です。
ソロ活動も是非とも継続してほしいですね。応援したいです。


FEST VAINQUEUR、SINCREA

Janneリスペクトバンドでギターを務めたI'LL擁するバンド。
私もジャンヌを最初に知ったのが『Lunatic Gate』だったので密かに「一緒だー!」って心の中で叫んでました。

FEST VAINQUEURはSINCREAを前身バンドとしており
もう当初からジャンヌ成分を隠していませんでした。
もう聴いた瞬間にジャンヌだったの!SINCREAは!

FEST VAINQUEURになりツインギターになってからはヘヴィになり
個性的になったなとは感じていますが
そのメロディアスさは失われておらずより好きになりましたね。
正当進化したなと思います。

ジャンヌは特にギターのコピーが難しいと言われていますが、
I'llさんは頑張ってくれたと思いますねぇ。
フェスバンでは割と動いてくれる印象なんですが
今回のライブではほとんど動かずにギター刻んでましたよね。笑

やはり抑えとくべき楽曲はkiyoがサウンドプロデュースした
『桜舞い散る季節に君が夢見たこと』でしょう。
もろにジャンヌの『桜』を感じられる楽曲になっています。

ロックな面でもジャンヌっぽい楽曲は多いんですが
特に個人的にその成分を感じるのは『Half to Breaker』ですかね。

他にも『Silkspider』とか『Discordia』とか『Rhapsodia』とか多数ありますけどね。どれも超かっこいい!

FEST VAINQUEURも好きな曲多いんですけどねぇ、
昔の曲はどうやらサブスク解禁されてない模様。
『奇跡の翼』とか『COLORS』とか凄い好きなんだけどな。
というわけで初期の代表曲だった『BLAZE』を貼っておきましょう。

ブルビリがポップを濃縮しているとしたら
フェスバンはロックを凝縮していると思います。
どうしても拭えないジャンヌ臭!そこがかっこいいから好き!
実際ドラム不在なのでいろんなドラマーがレコーディングに参加してたりするのですが、shujiが担った楽曲もあります。もちろんkiyoも。
私はデイジーと並べてよく聴いております。


ν[NEU]

Janneリスペクトバンドでベースを務めたヒィロ擁するバンド。

しかも言い出しっぺの夕霧の希望を叶えるために尽力したという立役者。
しかもベースはka-yu本人のものを借りてくるという離れ業まで。
そう、JanneDaArcを脱退したka-yuがこのライブに一番協力してくれたという紛れもない架け橋にしてくれた超重要人物となったわけです。

この事実は少なからず我々ジャンナーにとっては希望に映ります。
なんだ、ka-yuさん、まだジャンヌ愛が残ってるのでは……?と。
you kiyo shujiには参加していないものの、
yasuさえ復帰すればあわよくば戻ってきてくれるんじゃないの……?と。
ヒィロさん、貴重なお話をありがとうございました。

さて、そんなν[NEU]は現在限定復活して解散へ向けて有終を飾ろうとしています。
リメイクアルバムを出してくれたことは最新の音を聴けるということでとても嬉しいですね。

そのアルバムで一曲目にもってきているということはやはり代表曲なのでしょうか。『everlasting light』好きな曲ですね。

そしてどうしても『20+∞Century Boys』を思わすタイトルの『The 25th Century Love』。心なしか曲調も似ている気がします。
おかしいな、ジャンヌリスペクトバンドなのに。

『カレイドスコープ』は残念ながら再録アルバムには入りませんでしたが
やはり私がν[NEU]を知ったのがこの曲なので置いておきたいですね。

今まで意識したことはなかったのですが、こうして聴くと確かにジャンヌからの影響、無くはないかな……?と思えます。
ここはメジャー以降しか持ってないので要勉強ですね。
インディーズも聴いてみます!


Royz

Janneリスペクトバンドでドラムを務めた智也擁するバンド。

ここは密かにジャンヌの影響あると思ってた!誰も公言してなかったけど!
メンバーにいないのに絶対デジタル音が組み込まれていていたんですもの。

でもまさかドラムがとは。公大辺りがあやしいと思ってました。
と思ってたった今検索してみたら公大がジャンヌ全部持ってるツイート見つけました。やっぱりな!私は分かってたぜ!ドヤ!

ここは結成当初からクオリティ高かったんですよね、音源が。
大ヒットした曲というのも特に思い浮かばないんですが
堅実に、そして安定して音源も発表して、今も活動を続けている。
とても印象がいいバンドです。
今のところ解散する雰囲気も活動休止する気配もない。
安心して追いかけられるバンドだと思ってます。

というわけでデビュー曲から聴くのがセオリーでしょうか。
これが最初の正式音源って素晴らしくないですか?

個人的に推しなのが『LILIA』。良いゴシック塩梅。
昔カラオケで本人映像が流れてた気がするんですが記憶違いでしょうか。

激しいだけじゃなく綺麗な曲もクオリティ高いんですよね。
メロディを大切にしているのがよく分かります。

ベストが2枚組ってことで楽曲への自信が見られますね。
実際新旧音源揃えてますがまったく遜色ないです。
むしろ最近のほうがヘヴィなくらい。
是非このバンド色に染まったジャンヌカバーとか聴いてみたいです。


3470.mon

Janneリスペクトバンドでキーボードを務めたSYUTO擁するバンド。

今回唯一知らなかったバンド。
私も要勉強です。
曲名もなんか敬称ありばっかりでなんか面白いタイトルが多いですね。

オススメポイントとかあれば教えてください!


Afterword

というわけで「ABC vs Janne ~Respect Cover2man LIVE~」参加メンバーをおさらいしてみました。

ほんとにSYUTOさん以外全員知ってるメンバーで
熱い!って思ったものですよ。

摩天楼オペラ、Dはライブにもちょこっと行ってますし
DaizyStripperは過去に一回だけ行きましたし、
3470.mon以外は音源ほぼ持ってる!っていう状況だったので
実に楽しみなメンツでした。

ほんとにいい企画でしたね。
観客はもちろん、演奏している方々もみんな笑顔で。
ある意味どんなライブよりも演者と観客の心が一致したライブだったんじゃないでしょうか。「Acid Black CherryとJanneDaArcが大好き」なのだと。

次回開催されることがもしあるのであれば、是非また伺いたいと思います。
皆さんもこのメンバーたちが所属するバンドを応援して
モチベーションアップさせてあげてください。笑

言い出しっぺの夕霧さん、叶えてくれたヒィロさん、
ほんとにありがとうございました。
自分もカラオケで歌い続けます。家で聴きまくります。
ともに永遠にしていきましょう!



最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!