真天地開闢集団がビーイング発祥の宗教だって知ってた?
現在のGIZAの出世頭。それが真天地開闢集団-ジグザグ-です。
……貼る動画間違えた!!!!!!
音楽レーベルとヴィジュアル系
まぁ冗談は置いといて、
ビーイング好きな人にも訴求するV系。
今回はそれを考えてみます。
実際GIZAにはV系のレーベルも存在していて(CRIMSONというらしい)
もともとSONYやavexといったような王手レーベルと同様
割合で言えば少数ですが所属はしているのです。
SONY→L'Arc~en~Ciel、シド、ムック等
avex→LUNA SEA、JanneDaArc、ナイトメア等
東芝EMIとかKING recordがちょっと目立ってるかもなぁ、くらい。
(※傘下とか移籍したとかいい出したらきりがないので
細かいことは一旦無視で。)
普段「作曲家で音楽を聴こう」なんてほざいてるんですが
レーベルで音楽を聴く人なんてその更に狭い了見でしかないわけです。
――とはいえ、一概に言えない事例が存在します。
それは90年代邦楽シーンを席巻した"ビーイング旋風"。
ZARDや大黒摩季、初代WANDSやDEEN、FIELD OF VIEWらといった
いわゆる株式会社ビーイングに所属するアーティストが
軒並みオリコンを独占するという現象が起こった時代がありました。
私は残念ながらその爆心地を目の当たりにしてはなかったのですが
所属はしてないけど関係の深いB'zや相川七瀬という余波も含めると
その勢力は凄まじいものであったと推測できますよね。
なぜ彼女らがあんなにも売れたのか。
それはきっとプロモーションが上手かったかr...
――と言ってしまうと味気ないので、
ここはその音楽性が
実に人々の感性にぶっ刺さたのだと仮定して話を進めましょう。
ビーイングとヴィジュアル系
先日、あまりにもV系の話を嬉々とする私の元へ
このようなリプを頂きました。
なるほど。
たしかに私はビーイングアーティストが大好きです。
それこそV系と同じくらい。
音楽を聞き始めたのがT.M.Revolutionと相川七瀬なので
音楽歴的にも同等です。
(※西川貴教をヴィジュアル系、
相川七瀬をビーイングと想定して話しています)
むしろアニソンが一番歴が浅いくらい。
手始めに、そもそもビーイング関連レーベルで
音源を発表しているV系を紹介しましょう。
▶BREAKERZ
現在ビーイングに所属しているV系の代表格と言えばBREAKERZです。
このレーベルの特徴的なタイアップ先である【名探偵コナン】にも
多数提供しており、売上・知名度ともに充実していると言えるでしょう。
もしかしたら「ヴィジュアル系?」と思う方もいらっしゃるでしょうか。
でもV系専門店、「自主盤倶楽部」や「ライカエジソン」にも
BREAKERZのCDは置いてるのよ。(※ラルクも置いてます)
それと、SHINPEIの経歴はよく知らないんですが
他の二人はれっきとしたV系出身アーティストです。
DAIGOの経歴は、SIAM SHADE直下の後輩に当たるJZEILからスタート。
サウンド的にもまっとうな白系ソフトヴィジュアル系です。
DAIGOの声がすんごい若い。
ただ個性という意味では埋もれてるな……という印象も拭えません。
この曲はかなり好みなんだけど他がちょっと。
間もなく解散、そして迷走期に入ります。
DAIGO☆STARDUST。この動画では開き直ってますが
羽根とか背負ってスペイシーとか言って変なメイクもして
不思議なキャラと不可解な発言で注目されようとしていました。
されませんでしたが。
実はこの時期に、私が熱心に通っていたJILSというバンドのイベントに
彼が出演したことがあったんですよ。
はい、とんでもなく浮いてました。
主催者の藤田幸也はたいそう笑ってましたが。
AKIHIDEに至っては、むしろBREAKERZ始動前より大好きでした。
このFAIRY FORE、あのavexからデビューしており、
JanneDaArcの順当な後輩に当たります。
おそらくAcid Black Cherryに抜擢されたのも、
ここからの縁があったんじゃないかなと推測。
ポップな音楽性ですが無駄にギターかっこいいな、と思ってたら
AKIHIDEが脱退したのを期にインディーズへと戻ってました。
ボーカルだけ評価されてメジャーへ、というのはよく聴きますが
まさかギターが評価されてだったとはね。(←これも推測です)
そして自らボーカルをとって再デビュー。
このNEVER LANDもかっこよかったです。
純正なソフヴィ路線。私が一番好きな方向性です。
DAIGOは正直
氷室京介がプロデュースした『MARIA』しか好きな曲なかったんですが
AKIHIDEはずっと追ってますね。
そしてこの時期にDAIGOと出会い、意気投合するわけです。
DAIGOはDAIGOで、
ジャンヌのyasuとはいっしょにラルクのライブを見に行くほどの仲。
ジャンヌファンとしては
このBREAKERZという存在は切っても切れないのです。
まぁそもそも。
DAIGOがビーイングカバーを出してるので
それでいいんじゃないですかね。笑
▶真天地開闢集団-ジグザグ-
おそらくビーイングが好きな人にとって、
V系を聴くに当たって一番の不安要素は"ボーカルの声"だと思います。
そこをクリアできるのがこちらの命様。
どうです、現WANDSとほとんど同じ声してるでしょ?
(※知ってる人はみなまで言うな。絶対だぞ)
それでいてサウンドはちゃんとV系っぽいきらびやかさと激しさ。
BREAKERZがクリアできた次の段階に聴くV系として
最もふさわしいでしょう。
お気に入りはこちら↓
シャウトしちゃってます。
待って。大丈夫、怖くないから。
B'zだってしてるじゃん。それと変わんないって。
このバンド、こうしたロックが主体ですが
メイド服着て踊る、いわゆる"ネタ曲"もあります。
私個人はその方向性は全く好まないのでお勧めしませんが
むしろこっちのほうがとっつきやすい方もいると思うので
もしよければ探してみてください。
▶Purple Stone
元Naifuの村上風麻が在籍していたバンド。
ジグザグの先輩に当たります。
初期はDELUHIの影響を感じさせるヘヴィロックで、
中期以降はダンサブルに大胆変幻。
詳しくは一度特集しているので詳しくはこちらへ↓
▶矢島舞依
メタルを歌う女性アーティストは私の中でV系認定しています。笑
正確にはビーイングの創設者、長戸大幸氏。
その弟が代表取締役を務めるレーベルからの出版です。
初期からメタル要素のあるアイドル路線でしたが
今ではがっつりシンフォニックメタルへ、完全に舵を振り切りました。
一度特集しているので詳しくはこちらへ↓
ビーイング愛好家に薦めたいソフヴィ
さて、ここまでは
ビーイングを紐解いてきた方ならすでに知っている範疇かもしれません。
(知らなかったらなにより)
というか、途中から出てきていた"ソフトヴィジュアル"という単語。
通称ソフビ。
V系といっても実はいろいろあって、私が好きなのはいわゆる
化粧が薄くてそんなに重たくはないサウンドのV系なのです。
ギャウギャウあんま叫びません。(※ちょっとは叫ぶ)
ジャンヌがまさにいい例なんですよ。
というわけでここからは
ビーイングが好きな人にもオススメできるV系バンドの紹介です。
一応現在も活動いているバンドに絞ってます。
もう3000文字行ってるので足早に行きますね。
▶シド
シドはいろんな楽曲を網羅していて、
バラードもあればロックもあり、ラテン系?もあると思ったら童話がモチーフになってたり、ラップが入ってたり!
作詞も作曲も多様性ありすぎるし
と、とあるGARNET CROWファンが呟いていた条件に見事合致します。
まぁこれに"メタルっぽい"も加えればジャンヌにも当てはまるのですが。
よってシドはガネクロファンにお勧めしたいと思います。
日本的な歌謡メロディとストリングスの使い方が似てるんですよね。
▶Waive
現行バンドといいながら絶賛解散中ですが気にしない。活動してんだから。
Waiveはバラードが特に素晴らしく、ボーカルの歌唱力は業界随一です。
これまたV系をきく不安要素の一つに”歌が上手くない”
というのがあるかもですが、その壁を乗り越えてくるのが彼らなのです。
声質的にはFIELD OF VIEW系統の清涼感。
大黒摩季も朗々と歌い上げるタイプだと思うので
そういう玄人好みの歌唱を聴きたい場合は是非。
この枠はCUNE(もしくはRay)でも良かったけど活動してないので。
そしてシドのギターとWaiveのボーカルが組んだユニットが、
もしかしたら一番ビーイングっぽいかもしれません。
▶Dear Loving
ソフビの中でもとびきり爽やかなディアラヴィ。
ポジティブでポップでロックなバンド、
通称"ポジポック"を掲げているだけあってハートフルな曲が多いです。
声質的にはdoa系統。
ちょっと湿ったハスキーな中音域です。
割りとメンバーの素行が良くなくてある意味そこはV系っぽくあるんですが
上原あずみが許容できるなら目を瞑れるでしょう。
音楽性にはそんなの関係ありません。
▶DASEIN
愛内里菜のようなトランス系をお求めならこちら。
歌詞も三枝夕夏系統の深そうでそうでもない……言葉が悪いですね、
遠回しだけど言いたいことはハッキリとしている独特な言い回しが特徴。
そしてここも歌唱力が段違い。
Waiveの田澤にも言えることなんですが、
その証拠に至るところからお声がかかり
いろんなバンドのフロントマンを務めております。
▶wyse
ソフビの代表格と言えばwyse。
ビーイングといえば明るすぎないけどどこか爽やかな曲調。
それを叶えてくれるのがwyse。
V系っぽく攻撃的な楽曲も多数ありますが
一番メインの、
いわゆるシングルの表題曲となりやすいのはこの方向性です。
なんせこの曲は【鉄腕アトム】とのコラボですからね。
優しい世界です。
声を張るとNew Cinema 蜥蜴みたいになります。
歌詞的には小松未歩系統のたまに変な形容の交じるシリアス路線で
解釈次第でいろんな情景が見えます。
Afterword
結局wyseを紹介しただけじゃん、と言われれば、首肯いたします。笑
なんでこんなに視聴人工が少ないのか意味分かんないんだもん!
――まぁ、いろいろ紹介してみましたが、
最終的にはシドが一番ですかね。
声にもクセがなくアレンジも普遍的な、
されどちょっとファンタジーな要素もアクセントで入っていて
とても聞きやすいです。
それこそアニメタイアップも多いのでアニソン好きにも訴求力ありますし。
去年発表した曲は『御手紙』を思わせて、
相変わらずいいなぁと思っていた次第です。
なにもV系を聴くからと言って身構える必要も、
ましてや無理やり聴く必要もございません。
ふとしたタイミングでふと耳に入って
なんか琴線に触れたなと感じた時が聴きどきです。
その一端となれたなら、嬉しいな。
そんな思いで記事を執筆しております。
あなたの音楽ライフに幸あれ。
次回の更新は1/29(土)です。
よしなに。
最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!