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【歌詞解釈】小松未歩の『Love gone』を本気出して死別の歌に変換してみた

皆さんは知ってるでしょうか。
小松未歩の『Love gone』という歌を。詩を

超絶切ないマイナーチューンなのに
歌詞はなんだか煮え切らないだらしない相手に自分から別れを切り出す
なんだか曲調に合わない豪快で強気な内容です

しかし、私はこのPVの印象を尊重したいわけですよ。

小松さんがどこか遠方へ献花しに行く
もしくは後追いするような描写)
そんなシチュエーションに見えます。

なので今回は正規の歌詞を
強引にPVから推測できるストーリーに書き換えてみたいと思います。

誰も興味ないとか言わないで。

約3名には確実に刺さるはずだから。
その3名と自分のためだけに綴ります

今日はめっっちゃ頭が冴えてます。
これなら妄想を億面もなく書ききれそうだ!


もうすぐ冬が終わります。
その切なさも込めまして。

それではいってみましょー


私小説【愛は逝ってしまった-Love gone-】
<version : hide_ache Delusion>

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今どこにいるの
無情なコールが切り裂いてく
この寒空にたった一人残し

交際相手の安否が不明。
きっとしばらく連絡が取れない状態が続いていたのでしょう。

彷徨うように街を放浪する彼女。
当て所ない気持ちのまま、ただ何も出来ないことが悔しくて。

その沈黙を破った無情なコール。

悲報か、訃報か。

「〇〇さんですか?大変です、△△さんが……」
寒空を切り裂くという表現にふさわしい切羽詰まった状況です。

ハラハラ舞う雪は 私に降り積もる
「会いたいよ…」とぽつり 呟いてはみたけど

あまりのショックに立ち尽くす彼女。
雪が髪や肩にとどまるほどの時間を、竦み動けずその場で悲しんでいます。

かろうじて発せた言葉は心もとなく白い息として漏れただけ。

これはおそらく比喩でもあって、それだけの時間というよりは日数、
悲しみに暮れ過ごした時間を表しています。

ハラハラ舞う雪は、貴方が降らせた最後の涙。
その雪に包まれて、私も逝きたい。いや、生きたい?

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そうして出した答えは。

サヨナラと告げれば楽になれるの
なら口火を切ってあげる

この苦しみから開放されたい。
貴方が居ないこの現実に別れを告げてしまいたい。

でも貴方はもう居ないから、
貴方から私を開放してくれる言葉を聞くことは出来ない。

それなら私から切り出すしかないじゃない。
私から、踏み出すしかないじゃない。

取り繕うだけじゃ傷を増やすわ
駆け引きじゃない

この感情を何かで覆い隠すことはもう出来ない。
ここに足したり引いたりする余地は既に残されていない。
つまり、この衝動を遮るものはもう、なにもない。

これ以上つらい思いをするくらいなら、いっそ――

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貴方のことを忘れる旅。
電車で一人、貴方との思い出が詰まった土地へと赴きます。

気づいたら二人 よく来た公演
凍てつく風がブランコを悲しげに軋ませる

無意識下で足が向かったのは。貴方が居た街の公園。

あの頃は二人で並んで漕いでいたのに
今は片方のブランコしか揺らせられない。
もう一個の板の上には風が通り過ぎるだけ。
軋んだのは遊具だけじゃなく、私の心。

些細な思い出すら、悲しみが深い。

それほど遠くない過去が ここにはあるの
あぁ色褪せてしまう 初めてのキスさえも

なぜなら、初めて交わした愛はこの場所だから。
それもそんなに昔じゃない。生々しい傷跡。
こんなにも痛むのは――

きっとこの愛は永遠に続く。
そんな期待すらあったのに。

これ以上私から貴方を奪わないで。

記憶は残酷なもので、鮮明に思い出せる期間も風化に抗えない。
でも、薄れさせていくことも赦せない。

どうして。

サヨナラと告げれば別の誰かと…
なら私がふってあげる

もしもここで断ち切れたなら、
貴方と出逢えたように、また私も誰かを愛せるのかな。
それなら、この忘却に委ねてしまったほうが幸せになれるかもしれない。

やっぱり君からは正解はもう聴けないから
形式上、私から別れを切り出すしかない。
それは傷口を広げる行為。自傷。
でもそれだけが、生きてる証。及び、手段。

誤解させたまま このままでいいの
とどめを刺して

こんなコト言ったら、私の心は離れてしまったんだと
貴方は勘違いしてしまうかな。
それも仕方ないわ。

でも私が悲しむ姿も見たくないだろうから、みせたくないから
もし私が立ち直れたのだと誤解してくれるようなら
そっちのほうがいいかもしれない。

思い出が血を流して枯れ果てるまで零して
繋がっていた細い糸を浸してしまったら、
その軌跡はこの恋の終わりへ続いてくれるのかな。

ショーウィンドウ映るあなたに似た影に
今でもハッとするの。偶然なんてありえないのに…

貴方はもう居ない。そんな事はわかっている。
それでも、貴方の顔、髪、後ろ姿、服装。
全てが私の網膜に焼き付いている。
その残像と重なると、私の虹彩は貴方だと誤認識してしまう。

記憶は薄れるのに、それを手繰り寄せるように。

あの頃 わたしたちは抱き合うことで
凍えた愛 温めてた

回想。
私達は寂しい者同士出逢った。
抱き合うことで、ようやく熱が灯るのを感じていた。
かけがえのない人に出会えた。そう思えた。

だけどそれは昔 とりとめもない
ただの出来事

貴方を亡くした今では、それも過去の事象になってしまった。
再びこの心は凍えてしまった。体温が奪われてしまった。

愛してた貴方を誰よりもずっと
出口見えなくなるくらい

愛してた。貴方をずっと。
今でもこの暗闇が明けることが信じられないくらい、深く。

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遅すぎた告白はその心を
動かせないけれど

最期に貴方に本当に伝えたかった言葉がある。
愛してる。心から。

一世一代のその言葉を全身全霊で伝えても
その胸はもう、再び動くことはないのだけど。

貴方は、逝ってしまった。
貴方が全てだったのに。

抜け殻の私だけが、残ってしまった。

私の魂は今、どこかへ……


―――― fin. ――――


スペースにて小松未歩座談会

……があったらしい。

視聴しに行く予定だったんですが
今手元に来てる3曲に作詞してたら
時間を忘れて没頭してて
気がついたら24時回ってました。

それの感想を書こうとこの題字部分残してたのに。苦笑

次回あったら忘れないようにしないと……


Afterword

『Love gone』だけですでに私のnote登場3回目ですね。笑

あまりにも品川みくさんと花の砂時計さんが生き生きと
小松未歩の歌詞考察を挙げているので
ついに我慢できず自分も手を出してしまいました。

実は以前の記事にひっつけようとしてました。
長かったのでだいぶ削ったのがあの形です。

今回推敲するにあたり、原曲の歌詞を見ないで書いて引用してます。
だからところどころ細かい漢字とか空白部分が違うかも。
そのくらい完全に覚えてる歌詞ではあります。

そして
この解釈が間違ってることは
このシングルのカップリングである
『これ以外の愛は永遠に続く』にて証明されています。笑

「Love goneで終わらせたこの恋以外の愛は永遠に続く」というわけです。
絶対同じテーマで書いてるでしょ、これ。
小松未歩は連作であることを(多分)明かしてませんが
共通項が多すぎるのでさすがに姉妹作だと思います。

どう考えても普通に相手の態度に嫌気が差して
強気でフってる歌ですよ『Love gone』は。
アレンジャーが色気出してめっちゃ切なく仕上げてるだけです

ショートPVの監督がそれに全力で乗っかった結果です。


もし次やるとしたら
『No time to fall』
『I don't know the truth』
『I~誰か...』
辺りが自分らしくなりそうですね。

こっちはほんとに暗い歌詞だと思うので。

次回の更新は2/8(火)です。
2月9日で投稿開始半年となるので、
半年振り返りnoteになる予定。

よしなに。



最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!