【歌詞解釈】小松未歩の『願い事ひとつだけ』は蘭姉ちゃん本気のラブソング
毎月恒例、考察という域を超えて妄想をお届けするシリーズの第15弾。
小松未歩の1曲だけで1時間話すという企画の一環として執筆する、
下書きというかカンペとなります。
開催は今週5/28。
興味のある方は是非覗きに来てくださいませ!
【名探偵コナン】エンディングテーマ
自信3枚目のシングルにして、もしかしたら『謎』『氷の上に立つように』に並んで最も知名度のある楽曲の一つかもしれません。
この3曲は大人気国民的アニメ【名探偵コナン】のタイアップがついており
小松未歩ファンでなくとも知ってる曲なのではないでしょうか。
さて、今回はそんな大人気楽曲がテーマとなるわけですが
当然私はこの楽曲も「タイアップ先に準じる小松未歩」説を唱えます。
つまりこれは毛利蘭、通称「ランねぇちゃん」フューチャーソング。
切なくもアップテンポでまさにビーイングポップスといった曲調に
どんな歌詞が乗っているのでしょうか。
工藤新一との思い出はケンカばかり
「願い事が一つ叶うなら何を願う?」とは
古今東西誰でも一度は訊いてみたことのある文言ではないでしょうか。
いつのまにかぱったりと会えなくなってしまった幼馴染。
言い合いばっかしてなかなか本音が言えなかったけど
そこには確かに親愛を感じていた。
全く会えなくなってしまって心配している自分がいる。
会えなくなってしまって寂しいと感じてしまっている自分がいる。
それを自覚して尚思うことは、ひとつだけ。
もしもあの頃に戻れるのならば。ケンカばっかりしてないで、
ほんとは大切に思ってることを、少しでも伝えられたらよかったな。
出会った時の記憶がないほど気がつけば一緒にいた思い出。
幼少期の記憶にはいつもあなたがいる。
今こうしてたった一人で夕陽を見てる日が来るなんて、信じられない。
いつも一緒にいられると思ったのに。
まさか会えなくなる日が来るなんて思ってなかった。
ちょっと用事が立て込んでるだけ。
たまたま会えない日が続いてるだけ。
またひょこっと顔だしてくれるはず、大丈夫。
――どれだけ取り繕っても、この寂しい心は癒えなくて。
たしかに可愛くなかったよね。
ほんと言い争いばっかりだったもの。
もっと笑い合えていたら、もっと「またね」って言い合えてたなら
少しはイイコって思ってもらえたのかな。なんて……
もしもあの頃に戻れるのならば。ケンカばっかりしてないで、
ほんとは大切に思ってることを、少しでも伝えられたらよかったな。
不意に流れる懐かしい曲に思い出も一緒に溢れてくる。
あんな事もあったな。毎日会えてたあの頃は楽しかったな。
今では満たされなくなってしまったことが切ない。
全然会いに来てくれないくせに、
どこかでまた事件を解決しただの警察に協力しただの
そんなことを人伝に聞くのなんて……いや!
あなたのことを知りたいのに、こんな断片的な形で知るのは慣れなくて
ほっとくならほっといてほしい。
……いや、ほんとは放っておいてほしくない。
もしもあの頃に戻れるのならば。ケンカばっかりしてないで、
ほんとは大切に思ってることを、少しでも伝えられたらよかったな
あーもう、私こんなにうじうじ考えるタイプだったっけ!?
こんなにめんどくさいオンナだったっけ!?
ちょっと落ち着こう。
深呼吸。
うん、大丈夫。
愛はきっとそばにある。真実はきっとそこにある。
こうしてたまにでも連絡くれることを信じよう。
完全に関係性が途切れたわけじゃないんだから。
本当に会えなくなってしまうまでは
あなたとこの地球の時間軸をともに生きていたい。
もしもあの頃に戻れるのならば。ケンカばっかりしてないで、
ほんとは大切に思ってることを、少しでも伝えるから。
それが私の中のたった一つの真実だよ。
Afterword
今回はとってもコンパクトに収まりました。
だって「蘭と新一の物語です」って言ったら
ごちゃごちゃ説明しなくてもコナン知ってるヒトだったら通じるでしょ?
って感じ。
私はそんなに熱心にコナンを視聴してるわけではないんですが
蘭と新一って結構言い合いばっかりしてるイメージなんですよね。
まぁえてして当時の少年漫画の王道な関係性だとは思いますが。
まぁ、なんとやらは犬も食わないですけどね。
それのセンチメンタルに全振りしたものが
「もしも毛利蘭の願い事がひとつだけ叶うなら」でした。かしこ。
そんな感じで。
影響されないようにまだスピーカー記事は読んでません苦笑
書き終わったのであとでお邪魔します。
また次回更新した際はよしなに。
↓スピーカー記事↓
↓関連記事↓