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連携と越権行為


ある程度の規模になると企業は、部署制や部門制を採る。
一定の専門性を持たせて、業務スピードと成功効率を上げるため。
数字に強い人は経理に配属し、営業力がある人は営業部門に。

10年前に3人で起業した弊社は、社長である私自身も営業を行い、
経理、総務など境界なくこなした。他の2人も同様でした。

しかしながら、幸いにも会社が成長して経理の採用をした。
次に新部門が立ち上がる。それに伴い裏方の人員も必要になった。

こういう状況になると、専業はどんどん進むが分業みたいになる。
分業の問題は、お隣の部署に関心を持たないこと。

無関心、知らんぷり、火中の栗を拾わない。

こういう会社は絶対に衰退していく。必ず。
多くの部署、部門を設定していることが逆に足枷になる。
そして複数の部署、部門に渡る業務で《ポテンヒット》が生まれる。
《ポテンヒット》とは、野球用語です。
お互いが譲り合って、結果誰もフライを取りにいかずヒットになる。
添付の画像のように。

それを解決するのはただ一つ。連携の意識だ。
連携の意識の手本は「隣がエラーしても自分がバックアップする」
そういうカバーの意識です。
ビジネスで言えば、ccメールでまわってきた案件で、宛先の当事者が
解決、処理に困っている場合にカバーをしてやる高い意識。
これができる人が本当に少ない。教えても全然できない。

他人事で黙って過ごせれば。。。
叱られることもないし、自分が当事者じゃないし。

でも会社は少しずつ沈んでいくのだ。

私は従前に勤務した会社では、度々社長に叱責をされたものだ。
「お前は越権行為が過ぎる、そっちの部署に異動したいのか‼️」
私は度々叱責されたが、現場は止まらず、部下もお客様も守った。

結果、連携に身を乗り出そうとしない、できない人は、
「臆病で自己保身の塊で情けない」そういう存在でしかない。

そうしてずっと、人生の「ポテンヒット」を悔やめばいい。

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