オタク生活55年が語る若きクリエイターを”AWAKING"=覚醒させるヒント㊹
効果的な情報の伝え方。ボキャブラリーの増加の訓練
さて、昨日の続き、誤解を招かないように”前提条件を説明する”。
だけど”簡潔に”です。
正直に言えば、この記事を書くのは”難しい”と言わざるを得ないと思っています。自分でも完璧とは程遠い存在だと思っていますので。ただ、新入社員の研修なども行う身なので、何かヒントぐらいは書かないといけないかなと思い、自身の経験談をもとに記載したいと思います。
ボキャブラリー(語彙)を増やす方法
一朝一夕には身につかないものです。よく、本を読めと言われますが、前提条件として”言葉”を知らなければ、使うことなどできませんから読書によって新しい言葉を知ることは重要だと思います。今の時世には厳しいかもしれませんが、できれば熟読できる印刷物の方が良いかもしれません。不明な言葉に出会った際に付箋を貼ったり、読みながらスマホで検索することも可能ですからね。(読書中の状況を中断しないことが重要だと考えています。)
まず、ある程度の”言葉”を見聞きしておかないと、文章は書けないと思います。年賀状に”元旦”と書けるのは、その言葉を知っているからですよね。今どきで言えば”新緑”だったり”梅雨”だったり、うまく使うと文字数を大きく削れる言葉もたくさんあります。
そのうえで、文章を書くとき(あるいは話す時に)しっくりくる言葉を選ぶためには”類義語辞典”などがあると良いのかなと思います。これは、かなり良い類義語を選択できると思いますので、効果は十分です。
この行為に加えて、僕が今だ良く行うのは(僕の場合は、ボロボロの大学時代から使っている40年物ですが)
①別の言い方をしたい日本語の単語を、和英辞典で調べる
②出てきた単語を、英和辞典で調べる。
③出てきた日本語をチョイスする
と、言った行為です。
”野心”→”ambitious"→”大望、熱望、大志、意欲的な” と変換
もし、履歴書に書く文章だったら”野心”ではなく”大望”や”大志”を使うべきでしょうね。このように考えながらチョイスすることが出来ます。
ちなみに、僕の会社名 アウェイキング AWAKINGも、同様の意味を持つ英語・アウェイクニングよりも言いやすい単語を選んだ結果からです。
この検索しての変換(類義語辞典使用も含めて)クイズ形式で集団でのボキャブラリー増加訓練を行ってみるのも面白いと思います。
なお、英語に苦手意識が無い方は、英英辞典の活用も有りだと思います。
もう一つは、セリフなどの言い方を考える方法として有効なのですが
”英文”をセリフ風に訳してみる”も、遊び感覚で行えるトレーニングです。
”WHAT ARE YOU DOING?”
これを、訳して見なさいと学生に言うと
「あなたは、何をしているのですか?」と答えるのが普通です。
さて、これを様々な状況において言い換えると…
「貴様!何をする!?」だったり
「あなた、いったい何をなさっているの?」だったり
「なんじゃ、われ?」だったり
「あんさん、どないしました?」とか
「貴公、何のおつもりだ?」なんて場合も考えられますね。
日本語は、性別、時代、階級、職業、地域性、あるいは諸条件の複合によって”言い回し”が変わると思っています。この言葉遣いは本だけでなく、様々なコンテンツから学ぶことが出来ると思います。最初に記載したように、まずは様々な言葉を見聞きしてインプットしておかないと、様々な言い回しを使えないですよね。
又、文字、文章だけではなく音声でのイメージの違いも記憶しておくと良いと思います。例えば、広島弁は菅原文太さんが話すと強面のイメージですが、パヒュームのメンバーが話すとカワイイ感じがするなど、字面だけでなく音声でのイメージの差異はあります。
言葉に敏感で有る事は、各資料やプレゼンテーションにおいて重要なアドバンテージになると思います。
僕のやり方が適切かどうかは定かではないですが、映画宣伝マン時代の、プレスシートの原稿執筆では良く使った手法です。ご参考になれば
明日は、簡単な図示の方法について話します。
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