ユーチューバーて。 19.9.17

渡鬼2019感想。

ネタバレ!

まず、テレビ欄の番組紹介に度肝を抜かれる。

渡鬼でユーチューバーて。


令和に入っても全体の筋書きはいつも通りで、セリフが長いのも相変わらず。

・派手にラーメンぶっかけられて怒らない客
・キミ(故・赤木さん)の遺産を全額嫁に取られても、小姑シスターズなぜか笑顔
・劇中でも亡くなったキミの戒名が赤木さんのそれと同じ
・タキさんお元気そうで何より
・五月(ピン子姐さん)のアドリブが頻出。役なのか素なのか
・定番の華江(天童さん)オンステージ
・眞夫婦の問題解決せず。来年に続く?

今回、初めてスマホがメインで登場。いまだに黒電話の磯野家と違って、ネットが出ればネットが、ケータイが出れば番組でもケータイが出る。
お年を召した脚本家が流行りものを作品に取り入れる場合、多少トンチンカンな部分も見受けられなくもないが、五月(役柄上は還暦過ぎたばかりの中年女性)がスマホにハマっていく展開も自然に描かれる。


で、問題の「ユーチューバー」だが、

ヘイヘイ、ババアがちょっと言わせてもらうよ

など「世相を斬る」系や

幸楽のラーメンにタバスコ10本入れてみた

などのイタズラ系、はたまた

これまでの姑・小姑から受けた仕打ちを全暴露

などの「スカッと」系かと思いきや、

自作の料理の動画を次々と載せていく、その名も「さつキッチン」

こないだまでスマホの「ス」の字も知らなかった中年女性が、極めて短期間で動画(字幕あり)を制作してアップするなど、多少現実離れした感もあるが、それでもまったくありえない展開ではないのがさすが。

なんだかんだ言いつつ、今回も楽しませてもらった。

ただ、問題を解決させなかったり、新キャラを投入したりと、今後も続ける気満々のようだが、


脚本・橋田先生94歳
演出・石井氏93歳


えーとぉ


どうぞ、いつまでもお元気で……。

いいなと思ったら応援しよう!

飛田流@小説書く人
いただいたサポートは、飛田流の健全な育成のために有効に使わせていただきます。(一例 ごはん・おかず・おやつ・飲み物……)