飛騨高山で「さるぼぼ」をつくり始めて、もうすぐ50年の会社です。noteをはじめます!
はじめまして、有限会社オリジナルと申します。
みなさん岐阜県の飛騨高山のマスコット「さるぼぼ」はご存知ですか?
飛騨高山に来たことがある方は、お土産物として並んでいるのを見たことがあるのではないでしょうか。飛騨高山に来たことはないけれど、ゲームの桃太郎電鉄で見た!という方もいらっしゃるかもしれません。
わたしたちはそんなさるぼぼの製造を行う、昭和51年に創業した会社です。現在でも、創業以来つづく手作業でさるぼぼを製造しています。
手作りなので、オーダーでこんなさるぼぼを作ることも!
これは部活応援シリーズの「剣道さるぼぼ」で、他にもサッカー、野球、卓球、ラグビー、柔道、バドミントン、バレーボール、バスケットボールなどもあります。
また自分だけのオリジナルさるぼぼがつくれる、体験教室も実施しています。
わたしたちがさるぼぼを作り始めて、あと数年で50年を迎えます。
節目を迎える前に、あたらしい取り組みをしていきたいと考えるようになりました。
さるぼぼは「民芸品・お土産物」として知られています。観光客向けだけではなく、地元の飛騨高山の方々や、飛騨高山に来たことがないみなさんにもギフトとして贈られる製品ができないだろうか?
さるぼぼが100年先も親しまれる存在でいるために、どんな製品をつくってどんな発信をしていけばいいだろうか?
そんなことを考える中で、noteもはじめてみることにしました!
さるぼぼについての豆知識や、これからお届けする新しいさるぼぼ製品の案内、体験教室の案内、飛騨高山のことについてなど・・・さるぼぼのことを知ってもらえる記事を発信していく予定です。
飛騨高山に来てくれた方はもちろん、「さるぼぼ?知らないよ」という方にも、このnoteを読んで知ってもらえたらと思っています。
さるぼぼって一体何なの?
さるぼぼって見たことも聞いたこともあるけれど、何なのかは分からない・・・そんな方も多いと思うので、さるぼぼとは何なのかご紹介して終わりたいと思います。
さるぼぼの原型はおよそ1200年前の奈良時代に中国から伝わった「這子(ほうこ)」「天児(あまがつ)」だと言われています。当時は貴族がお産の際に安産のお守りとして産屋に飾っていたようです。
その後江戸時代に入ると民間に広まり、這子を幼児の祓(はらい)の具として用いるようになり、中期には嫁入りの際にも持たせたり、娘のお守りとして安産や幸せな結婚を願い、さらには子どもに遊び道具として与えて健康を願ったと言われています。
江戸時代には天然痘が流行り、その頃から赤い色の布を使うようになったとも言われています。
時代が進み、今は岐阜県の飛騨地方でのみの風習となりました。
そして、お母さんやおばあさんが娘や孫のために作るさるぼぼが、猿の赤ちゃんに似ていることから、飛騨の方言で「さる=猿 ぼぼ=赤ちゃん」で「さるぼぼ」と呼ばれるようになりました。
猿は音読みで【エン】と読むため、「縁」とかけて「良縁」「家庭円満」。
また訓読みで【さる】と読むため、「去る」とかけて「病が去る」「災いが去る」というふたつの意味をかけて、現在のさるぼぼとして知られるようになりました。
いまも土産物としてだけではなく、安産祈願や良縁守りとしてさるぼぼを購入いただいています。
これからもnoteで発信をしていきますので、よろしくお願いします!
有限会社オリジナルについて
昭和51年に創業し、現在はパートを含めて31名で、お土産品の製造卸をしています。
創業時は絵はがき、昔ばなしなど出版物を扱っていました。会社の発展とともに特産品・民芸品などの企画製造をするようになり、現在は食品などを扱う総合製造卸問屋として、全国の問屋さんへの卸もしています。
現在、民芸品は「飛騨のさるぼぼ」を飛騨に広げたメーカーとして、民芸教室を行い、アンテナショップを経営してます。
会社名 :有限会社オリジナル
創業 :昭和51年4月1日
設立 :昭和52年3月16日
代表取締役:中澤 淳
本社
〒506-0055 岐阜県高山市上岡本町3-376
TEL:0577-35-1230 FAX:0577-34-7750
HP: https://www.hidanosarubobo.com/
販売に関するお問い合わせ
TEL:0577-34-7222 FAX:0577-34-7750
(ネットショップに関するお問合せもこちらへお願い致します)