イマジナル細胞
目に見える世界よりも
見えない世界の方がはるかに広い
耳で聞こえる音域よりも
聞こえない音域の方がはるかに広い
限界という境界線にとらわれる世界よりも
無限という答えのない世界の方がおもしろい
だから
この限界の世界を造っていた
常識という部品をバラバラにして
ついでに
非常識という足かせもバラバラにして
無限という世界で
もう一度組み直してみれば
きっと新しい世界がここに生まれるはずだ
でも ひょっとしたら
誰も見たことがない世界を恐れる風や
誰も知らない未来を恐れる声が
どこからか襲って来るかもしれない
だけど
いくらそんなものが襲ってきても
限界の向こうに広がる
無限の世界があるのを知ってしまったら
もう止まれない
さなぎの中で眠っていたエネルギーが
殻を破って・・・大空へ舞い上がる
無限の世界へ飛翔する