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プロローグ はじまりのものがたり

その本は普通の本と見た目は変わらない
でもいつでも手に取れるかというと、そういうわけではない。
そして本を開く人によって、書かれている内容が違うのだ。

本のなかには強力な磁石があって
本を開いた人と同じ波動のものを寄せ集める。
あるいは、その人が日ごろ意識していること
望んでいることのフォーカスの先にあるものを引き寄せてくる。

だからその本を開くときには、まずその前に氣をつけてほしい。
望みをかかげるように。
日ごろ感じている不安や心配ではなくて
望む現実、こうでありたい、こうなってほしいという
その現実のビジョンを心のなかに思い描こう。

それからゆっくり本を開いてみて。
そこには目が見開かされるようなことが書かれている。
もしかしたら驚きの連続かもしれないし
ワクワクとして冒険に満ちているかもしれない。
でも、こういうものがたりだ、ということは何ひとつ言えない。
ひとつ言えるのは、今まで見ることのなかったものや
見ないようにフタをしてきたことが
拡大鏡をのぞいたように、クローズアップされるだろうということだ。
でも怖がらなくて大丈夫。
その本は内側の探求を深めてくれる。
今まで〇だと思っていたものが△だったり
黒だと思っていたものが本当は白だとわかったり
白だと思っていたものの裏側に濃いグレーが塗られていたり
思っていた世界が反転するかもしれない。

それによって、誰がどんな仮面をかぶっているかや
自分がどんな仮面を持っていて、どんなときにどれとつけ替えているか
なんていうことまで見えてしまうかもしれない。
そして読み進めていくうちに、きっと誰しもが自分の本音
本当の心の叫びや望みに気づいていく。
それはどれほどホッとする体験であることか。

人によっては明るみに出た自分の本音に照れてしまったり
若干困ってしまったりもあるかもしれないが、それは最初だけだ。
そのうち現実の世界で本音を言えるようになり
本音しか言えないようになる。

そしてそうなったとき
自分をとりまくすべてが、愛と光に満ちていたことに心から氣づけるのだ。
そこにあるのは感謝だけだ。
その感謝の思いがMAXに達すると、大きな噴水から勢いよく水がほとばしり
水しぶきには虹が映り、ここはキラキラと輝く世界だったと
この世界の本当の姿を目に見せてくれるだろう。

その噴水の水はあふれ出て小川となり
流れの先にあるのは、満開のひまわりの花畑。
見渡す限りの青空と咲き誇るひまわりの花を見て
そこにたどり着いた誰しもが

『あなたは素晴らしい!!!』

というひまわりの花言葉にうなずくのだ。

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