noteを再公開したことで、この5年間の自分を認めることができた。
なんやかんやあって、noteを再公開した。
『これから、新しい気持ちで、新しい自分で書きたい』と思って削除した、過去のnoteたち。
なぜか、ゴミ箱にたくさんの記事が残っているのを見つけて…、再公開した。
1記事1記事、読みながら、再公開していく。
…おもしろかった。
『あの頃の私って、こんなことを考えてたんだな~』とか、『なんか迷走中だな』って思うような文章もあった。
だけど、そこに、当時の私がちゃんと存在していて、おもしろかった。
文章の書き方に迷っていて、急に口調が変わったり、ちょっと変な感じになってる文章もあれば。
『あぁ、めちゃくちゃいいこと言ってんじゃん』って、今のわたしがハッとさせられるような文章もあったりする。
…正直、『何を言いたいんだろう?』『あんまり、よくわかんないな』と思うような文章も、今のわたしには全く興味のない話もあった。
だけどやっぱり、その文章の1つ1つに「過去の私」がいて、その「過去の私」を見つけていくような感覚が、楽しかった。
この5年のnoteを読みながら、気づいた。
私は、自分の書く文章に自信がなかった。
ちゃんとした結果を出せていないから、自信が持てないんだと思ってた。
特にnoteは、その時に思ったことを書いてるだけで、そこに「伝えたいこと」みたいな立派なものはないことが多い。
そこには、ネガティブモードで、嫌な感情でいっぱいになってた頃の私もいた。
…そんな自分を人に知られたくなかった。
新しい自分になって、新しくやり直したかった。
だけどそれは、「文章を書き始めてからの自分」を、「この5年間の自分」を否定しながら生きていくことだったんだなって思った。
過去に書いたnoteを読みながら、「過去の自分」を抱きしめていく感覚。
ずっと否定してた自分を、文章を書いていた自分を、受け入れていくような感覚。
これから、文章を書いて表現していくことを考えた時、
この5年間、自分と向き合ったり、文章を書いてきた自分を、受け入れることができて良かったと思った。
だって、この5年間があったから、私は自分の感じてることを少しずつ、言葉にして人に伝えることができるようになった。
この5年間があったから、私は今、『文章を書きたい』と思うことができる。
だから、ありがとう。