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【祝! 復旧から2年】奇跡の路線 只見線全線乗り通しの旅

みなさん、こんにちは!  ひだまり66です🌞
秋🍁 ですね~(やっと)
時は遡り、2022年10月にとある路線が奇跡の大復活を遂げたことを知っていますか?
そう、タイトルにもある通りですが、新潟県と福島県を結ぶJR東日本のローカル線 ”只見線” です🚃
今回は復活からちょうど1年が経とうとしていた2023年9月に、筆者が念願の全線乗り通しを果たした時のお話です( ^o^)ノ


日本屈指の絶景路線、11年ぶりの全線復旧

どうしてこの只見線が、奇跡の復活路線と呼ばれているのか?
ご存じの方もいると思いますが、その背景を簡単にご説明いたします。
JR只見線は新潟県の小出駅から福島県の会津若松駅の135kmを結ぶ路線です🚉
春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪と四季折々の絶景が楽しめることで知られるローカル線でしたが、2011年に悲劇に見舞われました・・・
7月に襲った福島・新潟集中豪雨の影響で、只見駅から会津川口駅の区間では只見川に架かる複数の橋梁が流失し、線路が寸断されしてしまったのです🌉
その他の区間は順次復旧したものの、上記の区間では橋の再建工事が必要で復旧費用が膨大になることから、当時復旧作業は行われませんでした😨
理由として元々大きな赤字を抱えていた路線だったことが挙げられます。そのため、当初JRとしては鉄路を廃線として、バス転換することを沿線自治体に提案していました。
しかし、沿線民からの反発は強く、国、福島県、JR東と幾多の協議を重ねた結果、土地や施設を自治体が保有し、車両の運行をJR東日本が行う ”上下分離方式” を適用する条件で鉄路を復旧させる方針が固まったのです。
そして、2022年10月1日、約11年ぶりに只見駅から会津川口駅の線路が繋がり再び列車が走るという奇跡的な復活劇が生まれたのでした😲
2011年と言えば、筆者はまだ中学1年生で、もちろん只見線の乗車経験はない上に、只見線という路線名も被災した後に初めて知りました。
被災以前の只見線を知っている方の方が感動は倍以上かとは思いますが、ぜひ奇跡の絶景路線に乗ってみたいという思いから、念願の只見線へと足を伸ばしてみたのです(*^_^*)

只見線の起点 小出駅へ

さて、時は2023年9月🕘
只見線の新潟県側の起点となる小出駅に最も近い新幹線の駅は、上越新幹線の浦佐駅なのですが、ご存じの通り浦佐駅に停まる新幹線って少ないんですよね・・・😅
しかも、只見線4時間耐久に備えて、早めのランチとしたいところでしたが浦佐駅周辺にはほとんど飲食店がありません・・・💦
なので、少し手前にはなりますが、新幹線の停車本数が多い越後湯沢駅で下車してランチをしてから、在来線で小出駅に向かうこととします🚃
なぜ、こんなにも時間にこだわっているかと言いますと、こちらをご覧ください👇

(゚o゚;

そうです! 小出を出発する只見線は1日に5本・・・
しかも後ろの2本は大白川行きという途中止まりの列車なので、実際に乗り通しができるのは1日に3本のみと、なかなかの秘境路線です(*^_^*)
なので、なんとしても13:12発の会津若松行きに乗らねばならんのですww
ということで早速ですが、大宮駅から上越新幹線で越後湯沢駅に向かいます🏃
まだ時刻は11時と早いですが、先述の事情により、早めのランチといたしますww

越後湯沢駅の構内にあるイタリアンのお店です🍝
ランチ用のミニコースがありましたので、乗り換え時間に余裕がある以上こちらをいただきます🙏

カフェとは思えないオシャレな店内
メインはキノコパスタを注文
コースなのでデザートも付きます

1時間かけてゆっくりといただきました~
時間に余裕も持って、早めの新幹線で来て良かったです😁
ただ、ここからは時間勝負なので、一切の遅延は許されません。
気を引き締めて在来線ホームへと向かいます👊

いざ、小出駅へ
新潟の定番 E129系

未だに新潟と言えば115系やE127系のイメージが強いのですが、今やほとんどがこの車両になっていますね・・・
越後湯沢12:14発の長岡行きで約40分かけて、小出駅へ移動します🚃
そして12:56に定刻通りに小出駅に到着し、いよいよ4時間超えの長旅が開幕します😳

JR東の非電化ローカル線の顔 キハ110系

写真左手に映っているのは只見線を走るもうひとつの車両キハE120形ですが、この時は回送列車でした。
筆者的には昭和レトロなキハ110の方が好きなので良かったです!
しかも後方車両をよく見てみると・・・🧐

たらこ色のリバイバル塗装車両!!

運がいいことにリバイバル塗装と通常塗装が連結した車両でした🎉

連結部分が熱いぞ🔥
まもなく出発

只見線の4時間超耐久スタート!

13:12、定刻通りに始発駅である小出駅を発車しました!
ここからは耐久戦ですね・・・笑
しばらくは越後の山中を走行していきます🗻

赤枠部分にご注目

列車は順調に走行していきます。もちろんローカル線ですので、駅間5分程度と首都圏に比べると長いですv(^_^)v
しかし、大白川駅を13:57に出発すると、次の只見駅の到着は・・・
なんと14:25! ひと駅28分という驚異的な数字です😲
実はここ、新潟県と福島県の県境となっていて、屈指の峠超え区間となっています🗻
かつてはこの間にスーパー秘境駅としても名高かった ”田子倉駅” がありましたが、2013年に正式に廃止されました。
正式にというのはそれまでに、冬季は雪崩の危険があることから駅が閉鎖されたり、完全に臨時駅化されたりと色々とあったからです😅
ただ、駅のホームはまだ残っていて、鉄道ファンからも視線も強いです👀
当の筆者はというと、ランチ後のキハ110の心地よい揺れに誘惑され、ウトウトしていたために見過ごしましたww

只見駅に到着

そんなロング区間を越えて、列車は只見駅にやってきました🤩
ここから先、会津川口駅までの間が11年ぶりに復旧した区間になります。

おかえり只見線の横断幕
停車時間があったのでお散歩

2024年現在ではこの区間もワンマン化されましたが、当時はこの只見駅から先がワンマン区間となっていましたので、乗務員交代が行われます👫
14:35にワンマンにて只見駅出発です!

只見線は多くの区間で只見川と並走してゆく
秋の空ですね~🌞

長年不通だった区間を越えて、列車は会津川口駅に到着🚉
ここでも反対列車との行き違いを行う関係で10分の停車時間がありましたので、構内散歩します 笑

ここに来て初めての行き違い

さすが、この本数の少なさ・・・
ようやく、ここで対向列車であるE120形と列車交換です!
E120形にもリバイバル塗装車両がいたんですね~😲

会津〇〇という駅が多いww
緑と朱色の絶妙なコラボレーション

しかも山と川に挟まれたこちらの駅、9月末という季節柄もあってか、とても心地よい風が吹いていました🍃
15:35に会津川口駅を発車! 時間としてはここちょうど半分くらいでしょうか?
筆者は2022年に飯田線を6時間半乗り通しておりますので、まだまだ大丈夫です 笑
よろしければ、こちらもご覧ください👇

再び只見川を渡る

列車はその後も何度も只見川を渡っていきます。
水害で不通となったとは言え、平時の只見川は穏やかで絶景ですね🌲
こんな穏やかな川も豪雨で豹変するのですから、自然は恐ろしいです・・・
会津坂下駅を過ぎた辺りから徐々に山岳区間は終了し、平地に入っていきます。平日でしたので、それと同時に高校生も大勢乗ってきて車内も混み始め、写真を撮りづらくなったのかこの間の区間は写真がありませんでしたww
なので、ここから約1時間経過したことにして、ついに終点の会津若松駅に到着です!

只見線全線制覇の夜の晩餐

4時間12分の長旅が終了(17:24)

会津若松駅へは会津鉄道やJR磐越西線で入ることが多かったので、なんだか不思議な感覚です。
また、4時間超の乗車でしたが、キハ110は比較的座りやすく、ちょくちょく長時間停車で列車から降りたりしていましたので、身体の疲れはあまり感じませんでした😄

旅の終わりを告げるような写真

さあ、筆者が鉄道の旅の疲れを癒やすのに使うアイテムはもちろん、お酒と温泉です♨
今回は会津若松に宿泊します( ^o^)ノ

今回お世話になるのが、この ”会津東山温泉 御宿東鳳” です♨
立地的には丘の上にあたるので、会津盆地の景色が一望できる絶景露天風呂が個人的には印象的でした😇
しかも、露天風呂内に寝湯があるので会津の夜景のみならず、天気が良ければ澄んだ空気の中での星空鑑賞も、湯船に浸かりながらすることができます⭐

廊下から撮影した満月

この日は中秋の名月だったのですが、残念ながら空は曇っていたため満月鑑賞は諦めかけていたのですが、なんと偶然廊下から、雲の合間より顔を出したお月さまを偶然拝むことができました😍
なんと、ラッキーな!
そして、いよいよ食事タイム🍣
こちらは会席コースではなく、ブッフェ形式でしたので、地元の食材をふんだんに使ったたくさんのお料理の中から自分好みで厳選していきます💪

まずは生ビールとおつまみから
続いては日本酒と鮨&角煮
メインはステーキとビーフシチュー
締めはラーメン
デザートのプリンとケーキ

バイキング形式の食事は何よりも冷めないうちに食べることを重視しているので、一気にたくさんの料理を取ることはせず、面倒でも細めに取るようにしていますww
つい、美味しくて色々な料理を食べてしまいました😅
満腹感で幸せになりながら、部屋に戻るとフカフカの布団が敷かれていました(*^_^*)
只見線全線制覇の疲れもあってか、日付が変わる前に夢の中へ・・・😴
もちろん、翌朝は普段よりも早起きをして展望露天風呂から再び会津盆地の景色眺めます🗻
昨日の夜景とはまた別で朝の澄んだ空気と調和する美しさですv(^_^)v

和洋折衷定食(自作)

朝食もバイキング形式ということで、和食と洋食を混ぜ合わせたプレートを自作してみました!
やっぱり温泉地に来たら、温泉卵は欠かせませんねww
さて、2日目はというとこちらはまた別の話に繋がってまいります🤗
今回は只見線をテーマにここで一旦締めることにしますね!
続きはお楽しみにーー(いつ公開されるかわかりませんが・・・笑)

🍺それではまたお会いしましょう🍺