
世知辛い世の中になったものよの~
北日本を中心に大荒れとなった2月21日(月)。ここ米沢でも一日中ホワイトアウトで福島県に繋がる高速道路と国道が同時に通行止めとなり多数の人に影響が出た日。市内でもアチコチで事故処理に追われていたそうな。雪が落ち着いた翌日、米沢警察署からメールが届いた。
不審者情報について
2月21日午後2時30分頃、米沢市本町二丁目6番地内の路上において、下校途中の男子児童等が、後方から近寄ってきた車両に乗った女性から「全員乗れるから、車で送ってあげるよ」などと声を掛けられる事案が発生しました。
【女の特徴】
年齢:30歳代
体格:中肉
特徴:茶色長髪、白色マスク着用
自動車:白色ワンボックスタイプ
【保護者の皆様へ】
お子様に対して、登下校や外出の際には、できるだけ複数行動を心掛け、知らない人に声をかけられた際、
①絶対について行かないこと
②近くの人に助けを求めることをご指導願います。
まさにホワイトアウト真っ最中の時刻。それって本当に不審者かい? 歩くのも大変そうな姿を見兼ねて、車で送ってあげようとした親切心と考えるのが妥当ではないだろうか。声をかけられた児童本人に聞いたわけじゃないので想像でしかないが。世の中の知らない大人すべてを疑ってかかれ!ってか?
臭いを嗅ぎ分ける
犬は犬嫌いの人物から発せられる臭いを嗅ぎ分けるという。だから決して近づかないし場合によっては吠えるらしい。飼い主が嫌っている人物が家に訪問してきた場合も微妙な飼い主の臭いの変化を嗅ぎ取って敵とみなす。その逆で飼い主にとって好意のある人物だとドーパミンを嗅ぎ取り、安心してなつきやすくなる。猫ではこうはいかない。
日本には「きな臭い話」や「うさん臭い」という言葉がある。もちろん嗅覚の刺激ではなく、その人物の雰囲気を表す。竈門炭治郎は鬼の臭いを嗅ぎ分けられるらしいが。小学生くらいは動物的感覚がまだ残っているはずなので本物の不審者を嗅ぎ分けられると思うんだが。
大人の悪い癖は人を見かけだけで判断することだ。金髪やタトゥーなどが典型的。子どもは全く気にしない部分。「オジサンの背中の観音様カッコいいね、どこで描いてもらったの?」と返答にタジタジになるかもしれない(笑)。
小さい頃からさまざまな大人と接するって大事だと思うんだが。そりゃあ嫌な大人もいれば良い大人もいる。そうやって耐性をつくっておけば将来変な上司に出くわしても上手く対処できるはず。
ある町内会の交通安全の役員を務めている方から聞いた。交差点に立って児童の登校を見守るわけだが「最近の小学生は挨拶しても返答してくれない」と嘆いておられた。草刈り鎌を持って歩いているだけで通報される世知辛い世の中である。それを担任に話す小学生たちの将来が危ぶまれる。