リーダーの気質
いよいよ今月26日に米沢市長選の投開票が行われる。その公開討論会が11月10日(金)18時から置賜総合文化センターで行われる。関心の高い方はどうぞ。選挙は当選してほしい候補者に一票投じるのが大半だろう。しかし「この人だけは勘弁」という候補者を当選させないための一票でもある。私はどんな選挙も皆勤賞で通しているが、基本的な考え方は後者。
私が求めている理想の市長像は、市職員や市議会議員には嫌われるが市民には愛される人物。何かを変えるには当然仕事量が増える。やるべき仕事は増えるのに給料が同じではイライラするだろう。でも、議員や市職員になろうとした志は何だったか初心を思い出して欲しい。カネのためじゃないよね。「米沢市をより良くするための一員になる」ではなかっただろうか?
八方美人ではなく、どんなに身内から嫌われても「本当に必要なことは例え強引であっても貫き通す」くらいの気合いがリーダーには求められる。クリーンな政治なんて聞こえはいいが土台無理な話。ブラックでは困るが、多少グレーぐらいの汚れ仕事でも推し進めていかないと変わるものも変わらないのよ。今回の立候補者にはそんな気質を持った人物はいるだろうか?
ある候補者は既に建設業界等からの組織票が確定。票を入れないと仕事を与えないっていう圧力はなんなんだろうね? どうせ無記名なんだから各自思う人に入れればいいんじゃないの。自分の業界だけを考えるか、市全体のことを考えるかは自由だけどね。市を考えれば活動中にスーツではなく米沢織を羽織っていたら評価が高い。
立候補者は3人
●近藤洋介氏
なんと生まれはアメリカ・ワシントンDC。財務官僚だったお父上がワシントンに赴任中だったからとのこと。ちょうどお腹の中にいるときに太平洋を往復した経緯から「洋介」と名付けられる。
●皆川まきこ氏
元米沢市議。ダイハツにお勤めの時代、タントをデザインし金一封をもらった経緯があるらしい。なかなか面白い経歴だな~
●伊藤夢人氏
北海道帯広市出身。元外務省職員。国家公務員Ⅰ種試験は行政職4507人中4位で合格。何故そんな優秀な方がど田舎の米沢市長を目指すのか謎である。