税金は損して得取れ
3年ぶりに積雪1mを超えた米沢市。この雪問題を解決できるかもしれない素晴らしいアイデアをお聞きした。積雪が増加すると道路幅が狭くなり対面通行の道路が一方通行状態になってしまう。そうなるとダンプトラックで排雪するという流れ。
同時に米沢市は空き家問題も発生している。建物を残しても固定資産税が発生する。その土地所有者に「解体して冬季の押し雪場にしてもらえたら固定資産税を大幅に減額しますよ」と提案するアイデア。
莫大な排雪費用に比べれば固定資産税の減額なんて可愛いもの。どうせ春になればその雪は跡形もなく消えるわけよ。ただ遊ばせているだけの土地なら場所を提供して節税になれば嬉しいね。そして米沢市は年間の除雪費を抑えられてウィン・ウィンの関係になる。税金は損して得取れ!
改革にはタイミングが重要
私はゼロカーボンシティ宣言を行った米沢市へ4年前『広報よねざわ』の発行を月2回から1回にしては、と提案した。当時の返答は「現状のまま変えません」だった。しかし、時代の変化とともに今年4月号の発行から月1回に変更することが決定。やはりタイミングなんだな~
空き家問題に関しては、近所で出た空き家を税金で補てんして解体し、更地になった土地を5世帯で折半して購入。そこを近所の雪捨て場として利用している話を聞いた。こういう税金の使われ方は賛成。
別件で米沢市へパブリックコメントを送ったことがある。令和6年11月1日現在の米沢市の世帯数が33,618世帯。アパート・マンションを除けば、ざっと3万世帯と考えよう。その世帯数で100万円を出し合うと300億円。これを元手に市内へ網目状に流雪溝の整備ができないかと提案した。
「100万円なんて払えない」と思うかもしれない。だが、今や中型の除雪機を買うと100万円はするのだ。しかも10数年で壊れることが多い。だったら一度の100万円の投資で一生楽に除雪できたらどうでしょう?という話。個人でトラックを呼んで運んでもらうと一回あたりウン万円もかかるのだ。
川にポイポイ投げ捨てる感覚なので高齢者でもスノーダンプがあれば除雪が楽になる。道路幅が広くなれば排雪費用はかからない。そして空き地があれば押し雪をしてもらう。これが可能になれば雪の問題で県外へ人口流出するネガティブな案件を阻止できないだろうか? 冬季以外は住みやすい米沢市なんだよ~