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実は子どものやる気を奪ってる声掛け
「あんたはやればでいるんだから。今後は○番ね!」
子どもがテストでいい点を取ってくると、親はうれしくなって、ついこう言ってしまいがちです。
でも、これでは刻みが粗すぎます。
「なんとか上がったのに、もっと上げろっていうの?」と子どもは思ってしまいます。
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家庭教師のときに返ってきたテストを生徒さんと一緒にみながら、よくこんな話を聞きますよ。
ぼくにこういう話ができる生徒さんはまだいいと思います。でも、なかには誰にも話せないで抱えてしまっている子もいると思います。
「せっかくがんばったのに、どうして認めてくれないんだ」とイライラしたり、「もっとがんばらないと…」と自分を責めてしまったり。
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ぼくは成績が上がった生徒さんにはこんな話をよくします。
「いい点取ったね。よくがんばってたもんね(過程を認める)
この調子で勉強して、まずは今回の成績を維持しようね。
上がった成績を維持するのって、そう簡単じゃないよ…」
こんな感じです。そうすると、
「そうなんですよ~。3年生になったらみんな勉強し始めるし…」
突然、生き生き!?話し始めることも。
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これは目標設定の話でしたが、実際の勉強でも同じです。
基本問題ができたら、すぐ中級問題、発展問題…と進みたくなりますが、それはムリです。
ひとつひとつ定着させながら進む必要があります。
基本問題をやったら、同じレベルの別の問題を解いて、一発で8割、9割正解できるまで繰り返します。
これをしないですぐに中級問題に進むと、難しすぎて染み込みません。難しいことをただこなしているだけになってしまいます。
逆に基本問題がスラスラできるようになってから中級問題に進むと、中級問題はもうある程度、できるレベルになっています。
こっちの方が効率がいいし、楽しく勉強できます。
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これは勉強時間や問題集をこなす量も同じです。
今日1時間できたから明日は1時間半…とはなりません。まずは1時間を継続することが大切です。
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今回は、子どもに声をかけるときのコツでした。
お子さんの様子をよく観察して、責めることなく、やる気がでるような声かけをしたいものです。