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中学から勉強ができなくなるワケ
前回は、小学校のテストで70点は要注意というお話でした。
今回はその続編です。
小学校と中学の勉強の進め方の違いについてお話します。
これからお子さんが中学生になるという場合、事前に知っておけば、いわゆる「中1ギャップ」を防げます。
もう中学生という場合も、今から対策すれば「今から」良くなります。
何ごとも遅いってことはありませんよね。
では始めます。
●中学からできなくなるワケ
小学校の授業は先生が説明したあとに、問題練習をたくさんしてくれます。
毎日子まめに宿題プリントも出ます。
さらに、次の授業でもまた復習してくれます。
・・・
一方、中学は授業で説明したら、問題練習はゼロかやっても2、3問という感じ。
時間もそれほどとってくれません。
得意な子は解き切るかもしれませんが、そうでない子はやっている最中に解説が始まってしまいます。
そうすると、だんだんと先生が説明するのを待つようになってしまいます。
取りあえずノート取ってあとで考えようって感じ。
でも、それってなかなかできないんですよね。
そして、そのままテストを迎える。これではテストで点が取れるわけありませんよね。
中学は問題練習は自分でやってね!というスタンスです。
ここを理解して、自分で勉強する必要があります。
●中学は宿題が子まめに出ない
中学は小学校みたいに小まめに宿題が出ないことが多いです。
よくあるのは、定期テストのあとに学校のワークをまとめて提出する方法。
こうなると、日頃の勉強時間がゼロになってしまうことも。
中学生で勉強時間ゼロという人は意外と多いのです。
●小学校は小まめにテストをする
小学校は一つの単元が終わるとテストをします。
少数の割り算の単元が終わったらすぐにテストです。
だから、ある程度できる。しかも、
「来週、テストをするからよく勉強しておいてね」
と、何日か前から宿題プリントを配ってくれることも。
・・・
一方、中学のテストは年に数回の定期テストだけです。
範囲も広いし、科目も多い。
日頃勉強していて授業を理解していれば、テスト勉強もスムーズですが、
そうでないと、また理解し直しからスタートなので、かなりの時間がかかります。
時間切れになってしまうことも。なかには、あきらめちゃう子も。
●小学校のテストは平均点が高い
前回もお話しましたが、たまたま次女のクラスの先生が毎回、平均点を子どもたちに教えてくれて知りました。
平均点は90点前後です。
これは本当に驚きでした。普通の公立小学校ですよ。
担任の先生もおっしゃってました。
「テストの点数が良くても油断しないでくださいね」
小学校のテストは、やってきたことがそのまま出るテスト。
できることを確認するテスト、という感じです。
一緒に問題練習もして、小まめに宿題も出してくれる。
わからないとき、お父さん、お母さんも教えられることが多い。
一方、中学の定期テストは平均点は60点台が多い。
・・・
今回は、小学校と中学の違いについてお話しました。
中学は自分でやらないとダメということですね。
だから多くの人が塾に行くのかなと。
ただ、塾でも学校と同じようになってしまっている人が多いと感じます。
自分で問題を解くのでなく、先生が解説するのを待つという状況です。
これではちょっともったいないですよね。
それでは今日のお話は以上です。最後まで読んでくださってありがとうございました。