「クリシェ(音楽)」とは
こちらのワードも、よく曖昧な意味合いを持たされて「個々人の使い方」に分化したまま、全体としては放置され合っています。
もうこの「クリシェ」という語に関しては、「本来の意味」などと語っている人間の方が間違い、とまで言い得るかもしれません。それくらいです。
( ↓ ちょうど “クリシェ” だらけなのでBGMにどうぞ。)
しかし、それで困らない人間がごまんと居る(からこそ、このような状況になっている)一方で、そのような用語がこれからも飛び交い続けることで困惑する人間が居るだろうことも、また事実でしょう。
私はこのコラムを通じて、「私が考える “妥当な” 意味」で世を征服したいなどと画策しているのかというと、一概にそうではない気はするのですが、ここではある程度の下調べや知識とともに「納得感のある説明」を目指して、試みることとします。
ですので以下は、その意味では「説明してみた結果wwww」系コンテンツに過ぎません。
まず語源(飛ばしてもよい)
少しググってみれば分かる通り、この言葉はフランス語です。
どうも英語「click」と同じような擬音語(由来の動詞の過去分詞の名詞化)であるらしく、仮に英語の「click」と同じであると考えて良いならば、そのままマウスクリックの音や、舌打ち、そしてタイプライターを叩く音です。
同様に印刷業界のスラングに始まったらしい「cliché」も、ほとんど同じような言い回しであったようで、ボタン押下一つで簡単に量産できるようなもの、つまり「使い古された・陳腐なフレーズ」という意味合いだと理解できます。
あえて「クリシェ」だと呼ぶときは、「否定的なニュアンス」で使われるということは重要です。
…ただし音楽に於いては、いつもいつもその限りでもないでしょう。
一応「用語」の扱いになってしまっているためです。
私が理解している “元々” の意味
は、
◆
藝大和声の予備知識がある方には、以下の説明を提案します。
↑ 参考動画(視聴必須ではありません。)
実例
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