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【開催レポート】第30回スキマ研究会みんなの選択④ACPについて考える

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日時:2025年1月14日(火)18:00~20:00
会場:NPO法人まちづくりスポット
参加者:12名
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今回のテーマは「ACPについて考える!」。

ACP アドバンスケア プランニング⋯「人生会議」
もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組のことです。

厚生労働省HPより

スキマ案内人は、慈愛会ひだの越山智子さん。

慈愛会ひだは「慈悲と愛の精神で、社会の諸課題にコミットする地域密着型、多職種連携型のケアグループ」として、飛騨高山を拠点に有志の皆さんで活動されています。

まずは、越山さんより「ACPとは何か?」「ACPを考える上での心構え」などについてお話しいただきました。

今回は、ACPを大切な概念として終わるのではなく、自分ごととしてとれえてほしい、自分がどうしたいかどうしたくないのかを気付く時間にしてほしい、との想いを語られました。

いざ病気になってしまった時に、考えるのはとても大変なことなので、事前に自分がどうしたいのかどうしたくないのかに気付く、言語化し、身近な人に伝えておくことが大事になってきます。

お話が終わった後は、早速ACPについて考えを深めていくワークショップ

まずは、各々簡単に自己紹介。
ACPという言葉はなんとなく知っているけど、もっと知りたい勉強したいという方々がご参加!

414(よいし)カード」を用いて、各々の今後の人生の中で大切にしたいことについて対話形式でゲームをしていきました。

「414(よいし)カード」とは…
最期まで自分らしく、大切なものを諦めない対話カード。日常生活の中で普通に死生観を語り合える文化をつくるためのツール、死生観を対話するのを助けるツール。

特定非営利活動法人幸ハウスHPより

「誰かの役に立つ」「温かいつながり」「流れに身を任せる」など、各々の人生の中で大切にしたいことに近いカードを選び、なぜそれを選んだのか、それに対する思いを言葉にすることで、自分の人生で大切にしたいことについてより深く考え、言語化していきました。

そしてワークショップを実施して、どうだったかの率直な感想を共有して、ワークショップを締め括りました。

最後に、越山さんからは「今日はACPの基本的なことを踏まえて、自分がどうしていきたいか何を大切にしていきたいかっていうことを自分で確認する。そういうことが将来的に役に立つのではないかと思います。いかに安心して、正直な気持ちを話してもらうか。一般論として語るのではなく、自分がどうしたいかを話し合いをしていき、丁寧に対話をしていってほしい」と語られました。

色々な背景の人たちが集まって話をすると、新しい知見を得られたり、気づかなった自分に気づけたりしますね!スキマ研究会は、さまざまなテーマで定期的に実施しています!

誰でも参加可能なので、ぜひお気軽にご参加ください!

スキマ研究会とは

飛騨地域の様々な課題に立ち向かう事業者が講師 “スキマ案内人” となり、地域の実情や直面している課題 “スキマ” について参加者全員と対話します!

「飛騨地域ってどんな地域だろう」
「このテーマ、ちょっと興味あるかも」
「面白い人と出会いたい」

誰でも気軽に参加できる対話の会です!

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