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最北端で葬儀に参列してきた話①〜雪国葬儀事情編〜
こんにちは。じあえんそです。
今回雪がほとんど降らない関東民の私が、初めて雪国で雪の降っている時期に葬儀に参列したので道中記録をつけていきたいと思うのですが、
まずとりあえず時期的に需要があるのは移動関係と服装事情、地域風習かと思いますので、
先にまとめさせていただきます。
当記事は家族葬の親族視点ですのでその点ご容赦いただければと思います。
【通夜の移動は自力】
今回家集合→会場出棺→会場集合の流れだったのですがこれは手配すれば親族はマイクロバスなどを出してくれるのかもしれませんが、基本的に自家用車orタクシーなどで各々斎場へ向かう形でした。
会場が割と近く通夜当日晴れていたので「私元気だから歩こうか?」と喪主に打診しましたが喪主の自家用車で連行されました(笑)
ちなみにある程度近い親族は申告すると斎場に宿泊できます。その際着替えスペースがあるので今回は私服で入場して会場で喪服に着替える形でした。この辺りは故人との関係の近さと住居事情によるので会場泊ができそうな間柄なら喪主に確認すると良いでしょう。
【フォーマルウエアよりも防寒優先】
きっと関東民で雪国の葬儀に参列する方はこの辺りが1番気になるでしょう。
・靴
・上着
・黒スト(女性の場合)
↑が悩ましいかと思いますが、一つずつ解説します。
まず靴ですが、スノーブーツで問題ないです。
今回私が参列した葬儀は家族葬で座敷会場に椅子を置くスタイルだったのでそもそも葬儀中は靴を脱いでたというのもありますが、火葬場までみんなスノーブーツで移動していたので問題ないです。
強いていうなら、家族葬以外であれば葬儀会場までスノーブーツで移動して、会場でフォーマル用の靴に履き替える方が無難かなとは思います。
暗い色のブーツであればちょっとモフみがあってもそんなにうるさく言われないです。ただ、極力防寒機能以上のファーや装飾が無いものを選ぶのが良いでしょう。
すっ転んで道連れになるよりは安全第一です。
マジで。
次に上着。
関東だとフォーマル用の黒トレンチなどが売っていますが、暗い色のダウンで大丈夫です。
なんなら両親は割と明るい色を着てたw
火葬場が入り口すぐのところが告別会場だったため、コートのままの焼香で構いませんと案内がありました。(これは会場によると思いますが、参考までに)
あと女性が悩む、黒ストッキング問題。
関東だとタイツすら御法度なイメージがありますが、厚手タイツで問題ないです。
黒ならOK。
葬儀場〜火葬場まで基本バスをギリ寄せしてくれるし足台も出してくれたので逆を言うと関東民が思っている服装でも十分参列可能ですが、
防寒・安全が優先されるため蛍光色のものを身につけているレベルでなければ基本大丈夫です。
【北海道独特に感じた葬儀事情】
私は関東の葬式に出たことがないのである程度関東民が思う一般論で違ったと感じた点を挙げていきます。
【香典を即時開封して領収書を切る】
この風習の由来は謎ですが父方(石狩管内)も香典返しに領収書が付いてきたので割と全道共通のようです。
あとで詳しく書きますが、今回家族葬で親族がメインの参列者だったため、控室の机に香典を出して出した先から封を切っていくという中々カオスな光景が繰り広げられていました^^;
【親族は会場宿泊可】
先述しましたが、ある程度限りはあると思いますが喪主含め親族は申告すれば会場に無料(親族が料金を支払うことがない)で宿泊ができる場合が多いようです。
関東でこのシステムがあるかは逆に謎なんですが、特筆すべきは割と遠縁でも喪主と懇意であれば宿泊をお願いできる点かと思います。
ただ、個室が用意されるわけではなく、寝る時は修学旅行状態となるので気になる方は事前にホテルを押さえる方が良いでしょう。
【新聞広告に訃報を載せる】
新聞広告や地域プレスに訃報を載せることができます。
道内遠方や近所付き合いの絆が深い故できた文化かと思いますが、これを出すと参列者が何人来るかわからなくなるリスクも出てくるため、葬儀屋さんとの打ち合わせの過程で掲載を断ったり地域限定にしたり事後報告にしたりすることができます。
【四九日まで繰り上げ法要】
火葬・骨揚げ後に葬儀場に戻ってもう一回お経をあげてもらいます。これが繰り上げ法要です。
どうも一般的には初七日まで繰り上げるのが普通なようですが我が家は道内含め遠方在住者が多いので四九日までいっぺんにお経をあげてもらいました。
これをやるから四九日に何もしないと言うわけではなく、納骨の日は無理なく集まれる人間だけで法要を行います。
ざっとあげた感じ雪が降らない地域在住の方が知りたいと思う北海道のお葬式事情はこんなところかなと思います。
交通事情などご都合はあるかと思いますが、故人様の顔を見て手を合わせると言うのは後にも先にも1回きりです。
この記事が最後のお別れに赴く判断材料となれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
あなたの心もホワイトニング!