レンズ沼あれこれ:MINOLTA MC W.ROKKOR 28mm f2.8
今回はMINOLTA MC W.ROKKOR 28mm f2.8です。はっきりした生産年代はよくわからないのですが、ミノルタの一眼レフカメラのSRシリーズと使われていたもののようです。ミノルタの28mm単焦点レンズは数限りないバリエーションがあるものの、1960〜70年代のレンズなのは間違いなさそうです。
ミノルタのレンズは、オートロッコール〜MCロッコール〜MDロッコール〜MD(ロッコールなし)〜Aマウントといった感じで展開していったようです。手許のレンズはなかなかの美品でしたが、MC W.ROKKORの銘がありもしかすると私と同年代くらいのレンズかもしれません。落札価格はU3000でしたし、出品者様、感謝です。
ユーチューバーまきりな氏の過去動画を見ていて初めて気がついたのですが、マウント部の小さな出っ張りは、ミノルタの一眼レフ機SRT101の本体のレバーを押して露出を伝達させるためのもの。ニコンで言うところのカニ爪のような役割のものでした。知らんかったんかお前は!と言われそうですね笑 申し訳ない。フィルムの一眼レフ機は使ったことないもんで…
MINOLTA MC W.ROKKOR 28mm f2.8
マウント:ミノルタSRマウント
レンズ構成:7群7枚
絞り羽根:6枚
重さ(実測):241g
コンパクトながらもしっかりと現行レンズにはない存在感があって、X-T1との相性(あくまで見た目)もよさげです。その辺に転がっていた汎用の花形レンズフードを装着。もう、28mmレンズはこれが最適解じゃね?と思うくらい(あくまで見た目笑)。
色乗りの良さやコントラスト、解像感は期待以上でした。ピントが合わせやすくすごく使いやすい印象を受けます。
開放の玉ボケが素晴らしい。バブルボケというのでしょうか?キラキラの泡に満たされていく感じ。
APS-C機だと40mmくらいの画角。少し広角っぽい構図で撮ってみました。歪曲はあるものの、これはこれでうまく使うと迫力が出そう。
モノクロでも撮ってみました。天気がよすぎたせいか、硬調になりすぎる感じでしたね。
街角スナップにはぴったりだと思いました。「ヨシ、今日は絶景を撮ってやろう!」的な、そんな気合がない時に持ち出すのが吉。最短撮影距離は30センチほどですから、割に寄って撮れます。U3000でこれだけ楽しめればホント、いいお買い物だった気がします。
なお、レンズに関する記述や評価はすべて、素人カメラマンの個人的な感想です。誤った情報や評価などがあれば、ただちに修正していきたいと思っています。その点はご容赦ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。