レンズ沼あれこれ:NIKKOR 300mm F4.5
今回はニコンの単焦点望遠レンズ、NIKKOR 300mm F4.5です。生産年は1981年ごろ。ニコンレンズのシリアルナンバー情報サイトに掲載された写真では、銘機ニコンF2チタン(1978-79年)に装着されていました。ちょっとびっくりですね。実際にこのセットで使われていたのかな?
数年前に中古で手に入れた手許のレンズ、光学系は非常に綺麗で三脚座あり。金属とガラスの塊感たっぷりの堂々たる存在感です。ピントリングがちょっと重め。組み込み式のレンズフードがついています。開放F値が4.5で最短撮影距離は3.5メートルくらい。街歩きやスピード感が求められる撮影には向きません笑
今回は例によってニコンのCCDセンサー機、D70(2004年)にセットしていますが、問題発生。このセットだと露出計が使えないんですねぇ。つまり、F値とシャッタースピードはすべて勘頼み。背面液晶は貧弱でアテになりませんから、とにかくシャッターを切ってみて、ヒストグラムで確認しないと。とにかくハードル上がりまくりなんですな。
NIKKOR 300mm F4.5
マウント:ニコンFマウント
レンズ構成:5群6枚
絞り羽根:7枚
重さ(実測):1153g
季節的にお天気は連日すぐれず、やっと雨が途切れたなと思って飛び出していきました。とはいっても、抜けるような青い空とは程遠いシチュエーション。もうちょっと何とかなりそうな気がしたんですけどね。コントラストはさておき、どちらかというとこってり系の色あいが出るようです。
海岸に出てみましたが、雨上がりの少し肌寒い気候ということで、人気は少なくどこか寂し〜感じの絵面になりました。まあ、こんな日もあるさ。
とりあえず一度シャッターを切って、背面液晶で確認してもう一度…という繰り返し。使い勝手の良さなんてものは、どっかに置き忘れてしまった笑 普段、機械任せにしすぎなのかなぁと反省したり。
雨って望遠だとこんな風に写るんだねと、なんとなく新鮮な発見もありました。ちょっとだけ時代劇映画のような趣があります。
以前、別のカメラで撮った逆光の写真があったので参考までに。いろいろと暴れまくっています。現状、あまり逆光で使うものではなさそうです。
たまたま望遠レンズを試したい時に、たまたま天候に恵まれない日が続くというのも、ちょっとした巡り合わせでしょうか。取り回しがよくないのは承知の上ではありましたが、雨中でのマニュアル撮影は厳しかった。
RAWで撮ってAI使って補正して…ということであればもちょっとキレイだったり、エモい写真になったかもしれません。ただそれでは、カメラを構えてファインダーを覗いてシャッターを切ってという一連の楽しさが消えてしまう気がします。人生そんなにハレの日ばっかりじゃありませんから、これはこれでよしとしましょう。
なお、レンズに関する記述や評価はすべて、素人カメラマンの個人的な感想です。誤った情報や評価などがあれば、ただちに修正していきたいと思っています。その点はご容赦ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。