レンズ沼あれこれ:MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm f1.7
今回はMINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm f1.7です。人気の割には安価で手に入るという、いわゆるコスパがいいレンズとして取り上げられることが多いようです。
同じミノルタのレンズでもF値が1.8だったり、焦点距離が50ミリだったり…少しずつスペックが違うレンズが数多あり、明確なことはよくわからないのですが、1970〜80年代のレンズかと思われます。76年のレンズカタログには掲載がなく、意外に新しいレンズかも。
実はオークションの出品者さまが「2本セットじゃなきゃ売らないよ」との意向で、同じロッコールの135ミリと同時に落札したもの。当方にとっては渡りに船でございました。出品者さま、ありがとうございます。
MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm f1.7
マウント:ミノルタSRマウント
レンズ構成:5群6枚
絞り羽根:6枚
重さ(実測):225g
本体のビジュアルには取り立てて特徴はなく、手前から絞りリング〜ピントリングの順。いたってシンプル。絞りリングのシルバー部分が、当方のX-T1(グラファイト)にジャストフィットだよね、といったくらいでしょうか。これだけでもけっこう満足感はあります笑
せっかく明るいレンズなので、絞りは開放付近で撮影。若干、ピントの合わせづらさは感じられます。ふんわり系ではありますが、雰囲気のある写りかなと思います。
少しアンダー目で撮ってみると、けっこうシブい色あいが出ました。いわゆるエモいとは真逆かもしれませんけど、割に好みです。
ボケ感も変なクセはなく悪くないと思います。
花が美しい季節。とはいっても寄れるのは、頑張って50センチくらいでした。
きれいなフレアだの虹色のゴーストが出るだのといった評判もあるので、光を入れて逆光でもチャレンジしてみましたが、うまく出ません笑 個体差があるのかな。角度が下手なのか…
サイズ感はX-T1にぴったりで、スナップには持ち歩きやすいです。55ミリという画角はAPS-Cだと80ミリちょっとくらい。なんとなく似たような絵面が続いてしまったような気がします。まだまだ修行が足りん証拠ですな。
派手なゴーストを入れてポートレートを撮るとエモさ爆発!的な期待をすると、見事に肩透かしを喰らいます(個体差?)。とはいえ、開放F値1.7のレンズはそんなに所有していませんから、センスのない私のような人でも、使いどころはあるかと思います。
なお、レンズに関する記述や評価はすべて、素人カメラマンの個人的な感想です。誤った情報や評価などがあれば、ただちに修正していきたいと思っています。その点はご容赦ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。