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レンズ沼あれこれ:ペンE-P5とKOMURA- 135mm F3.5
今回は、三協光機の中望遠単焦点レンズKOMURA- 135mm F3.5です。同スペックの三協光機のレンズにはいくつかのタイプが存在するようですが、当レンズはとてもシンプルな設計で潔い。マウントはL39スクリューマウント。詳しい生産年は不明ながら、プリセット絞りの機構もなく(絞り環のギザギザが2段にはなってるけど)、1950年代のだいぶ古いレンズかも知れません。
手許のレンズは推定年齢を考えると非常にキレイな部類。ただ問題があって、ピントリングが重いんです。スクリューマウントのレンズでピントリングが重いとなると、ピント合わせのつもりがマウントから抜け落ちてしまう可能性を孕んでいるわけで、めっちゃ気を使うんですな笑 バヨネット以前のカメラマンはみなさん、いつもこんなハラハラを感じてたのかな。
そんなこんなで、バランスなどを考慮して、相棒にはペンE-P5(2013年発売)を選択しました。手に持ちやすいので、多少なりとも安心感は得られます。
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ちなみに、似たような135mmF3.5の単焦点レンズはいくつか所有。どれも見た目、細長〜い筒というところが共通点ですね。
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CANON LENS 135mm F3.5
Takumar 135mm F3.5
KOMURA- 135mm F3.5
F2.8モデルやズームレンズまで加えると、さらにたくさんの135mmレンズが当家レンズ箱に鎮座しています。もちろんお高いレンズは皆無ですし、U3000で手に入ったものばかり。それぞれマニア的な評価がどうなのかはよく知りませんが、どれも個性があっていい感じの写りをするので、年代物だからといって侮れないなと思うわけです。
コムラーもそんなお買い得レンズのひとつ。驚くほど抜け感が感じられて、ファインダーを覗くのが楽しくなる。
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マイクロフォーサーズ機だとメジロさんもこれくらいには撮影可能。ピントが合うか否かは運次第ですから、常時このセットで野鳥を追うわけにはいきませんけどね。
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逆光も想像していたほどフレアっぽくならず、割に自然な感じでした。
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夕刻スナップからはこちら。
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ホワイトバランスを変えたら、ちょっとやりすぎた笑 こんなにドラマチックな夕日ではなかったです、本当は。
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ピントはレンズの根本を押さえつつ、重たいピントリングをじわっと回すという感じ。動きモノやここぞの瞬間を捉えるようなシチュエーションではかなり厳しい。また中望遠単焦点ですから、被写体からの距離を思った以上にとらないと、うまく画角をコントロールできません。その点では、幅広く万能に使えるレンズではないと思います。
それでも、そんな不便さを楽しみつつ、これだけの画を出してきてくれるのですから、すごく魅力的なわけです。今となってはいにしえのメーカーとなってしまった三協光機。いい仕事をしてきたんだなぁと、改めて。
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なお、レンズに関する記述や評価はすべて、素人カメラマンの個人的な感想です。誤った情報や評価などがあれば、ただちに修正していきたいと思っています。その点はご容赦ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。