見出し画像

レンズ沼あれこれ:AF-S Nikkor 80-200mm F2.8DとニコンD70

今回は存在感・重量感たっぷりのニコンのズームレンズ、AF-S Nikkor 80-200mm F2.8D、そして2004年発売のCCD機、ニコンD70を相棒に選んでの撮影記です。

まずレンズの紹介。ニッコール千夜一夜物語:第六十七夜を参考にすると、1998年に発売されたレンズで、「AF-Sの称号を初めて授かったSWM(超音波モータ)駆動方式大口径望遠ズームレンズ」とのこと。中古で購入しましたが、ご丁寧に金属製のフード(97g)を付けてくださいました。なので余計に重さマシマシ笑

レンズの中央付近にあるのはAFロックボタン。AF-C設定時、ロックしたいタイミングで使います。出番があるかは撮影スタイルによりけりですが、なるほどの機能ではあります。特にD70だとレンズ無しレリーズの設定項目がないので…

一方、D70の方は、どうしてもCCD機が気になり始め、割に最近探し当てたカメラです。以前から使ってきたD90とD5000はいずれもがCMOSセンサー機ですから、初めて手にするニコンCCD機となります。バッテリー&チャージャーなしで3800円。D90のバッテリーが使えるので問題なしでした。出品者さまに感謝!

AF-S Nikkor 80-200mm F2.8D

<note:AF-S Nikkor 80-200mm F2.8D>
  • マウント:ニコンFマウント

  • レンズ構成:14群18枚

  • 絞り羽根:9枚

  • 重さ(実測):1595g

今どき、iPhoneでも4800万画素、フジフイルムのGFXシリーズなんぞ1億超の画素数。D70の610万画素に意味があるのかとの問いへの答えはシンプル。画素数では計れないところに魅力があるんだよと。そこを探すのがまた楽しいのであります。遠吠えじゃないよ笑

開放付近で撮った写真が多め。結果的に白飛びはありますが、D70本体の背面液晶が小さすぎて現場ではよく確認できないんです。このあたりは勘を頼りに探っていくしかないでしょう。

D70 F2.8 1/125s iso200 絞り優先 +0.67ev WB晴れ
D70 F4 1/1600s iso200 絞り優先 +0.67ev WB晴れ
D70 F2.8 1/2500s iso200 絞り優先 WB晴れ

レンズもカメラも大きいですから、一脚を使うケースもあります。いつものように街中をぷらぷらと撮り歩くのには向きません。それにしても、被写体から離れて望遠で撮っていると、パパラッチしているような気分になる。怪しまれないように気をつけましょう。

D70 F2.8 1/1600s iso200 絞り優先 -0.67ev WB晴れ
D70 F8 1/500s iso200 絞り優先 -0.67ev WB晴れ

夕刻の撮影ではホワイトバランスを変更。港の夕暮れ的な雰囲気は再現できたような。

D70 F4 1/3200s iso200 絞り優先 -1.00ev WB日陰
D70 F8 1/1250s iso200 絞り優先 -0.67ev WB日陰

多少、空模様が曇りがちなほうが、表情があって好みです。マストで羽根を休めるトビにフォーカスしていますが、さすがにふんわり。レトロな味わいになってますね。

D70 F8 1/2000s iso200 絞り優先 -1.00ev WB日陰

勘を頼りにという部分が、デジイチを初めて手にした頃の感覚を蘇らせる(かも?)。イメージした雰囲気と違ったり、写りに統一感がなかったりという体験が、逆に初心に戻らせてくれます。いずれにしても20年前のデジタル機器が破綻なく動くというのは、スゴいことなのではないでしょうか。

レンズは発売当時、どんな使われ方をされたのか。現在では主に植物なんかを相手にしていますが、もし動きモノを追いかけていたのだとすると、なんだか気合の差を感じてしまいます。

D70 F4 1/160s iso200 絞り優先 +0.67ev WB晴れ

なお、レンズに関する記述や評価はすべて、素人カメラマンの個人的な感想です。誤った情報や評価などがあれば、ただちに修正していきたいと思っています。その点はご容赦ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!