レンズ沼あれこれ:OLYMPUS OM-SYSTEM G.ZUIKO AUTO-W 28mm F3.5
今回はオリンパスOMマウントの単焦点広角レンズ、OLYMPUS OM-SYSTEM G.ZUIKO AUTO-W 28mm F3.5です。オリンパスユーザーなら持っておけ!的な(ことを言う人もいる)有名レンズです。
1970年代、オリンパスの小型軽量一眼レフカメラ、OMシリーズとともに活躍(※OM-1発売は72年)したレンズで、レンズ名にMCの文字がなくマルチコーティング化される以前のレンズとわかります。
当方のマイクロフォーサーズ機で使用しているレンズは、マイクロフォーサーズマウントのレンズに加え、M42マウント、ニコンFマウント、ライカMマウント、ペンタックスKマウント、L39マウント、さらにオリンパスOMマウントが追加されることになりました。またマウントアダプターがひとつ増えてしまった。沼って怖いのよ、みなさまお気をつけください笑
評判のレンズではありますが、手許のレンズは格安で購入。いわゆるカビ玉でした。覗いた感じ、なんとかなるかな?と思って一番後ろのレンズだけ外してみましたが、カビがあるのはもっと奥の内側でした。残念。金属製のフードをつけていただいたので、よしとしましょう。
OLYMPUS OM-SYSTEM G.ZUIKO AUTO-W 28mm F3.5
マウント:オリンパスOMマウント
レンズ構成:7群7枚
絞り羽根:6枚
重さ(実測):192g(フード込み)
オリンパスのレンズだし、オリンパス機で…ということでEP-5が相棒です。マウントアダプターを使用するとコンパクトさが目立たなくなってしまうものの、佇まいはなかなかいい感じ。これだけでも満足感はたっぷりですね。ちなみに、レンズ側面にある2つのボタンはレンズ外し用と絞り込みボタン。また、絞り環は手前ではなく一番先っぽにあります。
レンズ本来のパフォーマンスは出ないだろうなと思いつつ、1段絞りくらいで撮ってみると、なかなかいいボケ味と色あいが出ました。
光が強いとさすがにフレアっぽくなりますね。意識してアンダーに寄せたほうがいいかも。「ここではあそばない」というお知らせですが、ここ公園なんですよ〜。
お天気に左右されるものの、それなりの空気感が表れているような気がします。質感はなかなかではないでしょうか。街中の昭和っぽい部分にフォーカスしています。「理容かがわ」のフォントは味があって素晴らしい。
モノクロも悪くないです。スナップ向きなので、何気ないシーンでも楽しく撮れます。
顔に見えるシリーズ。一回そう見えてしまうともう、そうとしか見えなくなってしまいます。
カビありだったのがちょっと残念ではありますが、街中スナップにはちょうどいいサイズ感でした。フレアっぽくなるのだけ気をつければ、現在でも全然楽しく使えます。OMマウントでもありますし、しばらくはペンE-P5につけっぱなしになるかもです。
なお、レンズに関する記述や評価はすべて、素人カメラマンの個人的な感想です。誤った情報や評価などがあれば、ただちに修正していきたいと思っています。その点はご容赦ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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