レンズ沼あれこれ：ニコンD70とSun System ZOOM 60-135mm F3.5
今回は、サン光機のズームレンズSun System ZOOM 60-135mm F3.5です。手許のレンズはニコンFマウントなので、ニコンのCCD機D70で使っていきます。
ですが、レンズ名のSystemは交換式のYSマウントを意味するのだとか。ですから正確には、YSマウントのレンズにニコンFマウントのアダプターがついている、となるみたい。タムロンのアダプトールと違ってさすがに敷居が高いので、外してみたことはありませんけどね笑
レンズの詳しい生産年はわからないものの、1970年版のカタログには掲載されていたモデルのようです。つまり50歳超え。見た目、ダメージが見受けられますが、それも味ですね。シルバーの部分が歴戦の勇士感たっぷりでいい感じ。
レンズに“傷あり”での購入なので、お手頃価格で手に入れることができました。実際確認したところ、撮影には大きく影響しない程度(たぶん)の傷。こんな出会いもうれしいですね。
マウント：YSマウント(ニコンFマウントアダプター付き)
レンズ構成：12群13枚
絞り羽根：6枚
重さ(実測)：615g
サンのズームレンズは他にも所有していますが、いずれも好印象。もちろん細かく見れば解消されていない収差などがあるのかもしれませんけど、当方そんなことはお構いなし。楽しく撮影できればそれでヨシなのです。
季節は遅い秋の余韻が残る冬。シチュエーションによっては、なかなか印象的な色味を出してくれました。
カレンダーの日付は明らかに変わっていくんですけど、実際にはまだ秋色が残っているという感じ。季節の変わり目がなんだか変です。
どちらかというと、しっとりした優しい色味が出ている気がする。このあたりはレンズの個性よりもむしろ、ニコンのCCD機らしさかも知れません。
思い切った逆光も、なかなかアートっぽくてお気に入り。六角形のゴーストがカッコいい…と個人的に。絞りはF11くらいまで絞っています。
D70とのサイズ感はすごくフィットしていますし、シルバーのアクセントがあるレンズもなかなか似合うと思う。組み込みフードやM〜A切り替えレバーがちょっとチャカついていますが、お安く購入できたレンズという点を考えれば問題なしです。
D70にすごくいい相棒が見つかったなぁとの満足感でいっぱい。もしサンのズームレンズをお持ちであれば、ぜひ引っ張り出して使ってあげてくださいね。いい仕事をしてくれると思います。
なお、レンズに関する記述や評価はすべて、素人カメラマンの個人的な感想です。誤った情報や評価などがあれば、ただちに修正していきたいと思っています。その点はご容赦ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。