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DEAD OR SCHOOL ~その2~次の自販機まで生き延びろ
前回のあらすじ。
難易度の高さは世界観の演出なんだぜー。
人類が地下へ追い詰められてから、三世代…。
地上の話はタブー扱いになってたりするわけよ。
でも一世代目に抑圧されっ放しだった二世代目と違い、
三世代目は地上に憧れつつあり…。
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だからヒサコがあちこちで救助するメンバーは、
みんなヒサコと同世代(将来のクラスメート)なんです。
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この『DEAD OR SCHOOL』は基本的に
「次の自販機(セーブポイント)まで生き延びる」ゲームだ。
自販機まで辿り着けばHPが全快し、
武器の弾薬もMAXになる。
そう…自販機まで行けたら、ね。
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このゲームには回復手段らしい回復手段がないのよ。
せいぜい「敵を倒した際にHPを少量だけ回復」
みたいなスキルがある程度で。
弾薬も道中で使いきったら、それまで。
…なので大事になってくるのが、
「引き返す」判断だ。
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自販機までの道のりには
何ヵ所かエネミーポイントが存在する。
そこに足を踏み入れると、
「敵を全滅させるまで逃げられない」わけ。
当然、HPも弾薬も少ない状態で先へ進むと、
次のエネミーポイントで詰むよね?
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だから、
撤退することでエネミーポイントが復活しようと、
戻ったほうが正しい場面が度々あるの。
力尽きれば、お金の一部を没収されちゃうし。
(それだけ武器の強化が遠のくってこと)
まさしく「生き残ること」こそが最大の戦果なのだ。
それに出直したほうが、有利に進めるでしょ?
エネミーポイントで出てくる敵の編成や、
その地形がわかっていれば、
自ずと使うべき武器も決まってくる。
攻撃力に特化したスナイパーライフルの精密射撃より、
ショットガンの範囲攻撃のほうが便利だったりね。
射撃しづらい地形が続くなら、
いっそ剣やハンマーで接近戦に挑むとか。
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何回も引き返してるうち、
ヒサコのレベルが上がったり、
より強力な武器やアタッチメントが手に入るかもしれない。
数ある選択肢の中から、
自分なりの攻略法を編み出していく…。
ここが『DEAD OR SCHOOL』の面白いところだ。
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ヒサコはソード系・マシンガン系・ランチャー系を
ひとつずつ携帯することができる。
しかし前半のうちは
まだまだ装備のコスト制限が小さいため、
ソード・マシンガン・ランチャーの全部を
充実させるのは無理だ。
アタッチメントにもコストを食われちゃうしね。
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だから私、
ゲーム前半ではソードを捨て、
マシンガンとランチャーで戦ってたよ。
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でも後半戦、
しっかり要救助者を保護したりお土産を回収してると、
コストの上限も上がってくる。
終盤はコストにかなり余裕が出てくるぞ。
私も中盤からハンマーやアックス(ソード系)を、
終盤はカタナを愛用してさあ。
接近戦も面白いじゃん、ってなってた。
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このゲーム、どんな武器を拾えるかは運次第。
武器に「攻撃力アップ」などを付加させるアタッチメントも、
実際に拾ってみるまでわからない。
その武器にしても、
運次第で特殊能力が備わってたりしてね。
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例えば名前に『致命傷』と付いてると、
『クリティカル率』が大幅にアップするとか。
中にはゲームバランスをひっくり返すほど強力な武器も…。
でもね、バランスブレイカーひとつでゲームはクリアできない。
入手できる武器の基本値が、ストーリーの進行に合わせて
だんだん上昇していくからだ。
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劣化ショットガン→新型ショットガン→改造ショットガン…と、
こんなふうに段階が上がっていくわけ。
モンハンの下位武器→上位武器→G級武器みたいなもんだね。
下位武器をどんなに強化しても、
いずれ上位武器には取って代わられるじゃん?
『DEAD OR SCHOOL』も同様に、
武器を更新していくゲームなんです。
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だからバランスブレイカーを入手しても、
一時的なものに過ぎない。
むしろ、そういった武器で誤魔化しつつ、
新しい武器へ更新していく…そんな戦術性が求められる。
つづく。