悪魔城ドラキュラXX~月下の夜想曲~その6、父と子と母の名において
悪魔城の探索もいよいよ大詰めだね。
お次はオルロックの間で、ミイラ男と遭遇。
今さら苦戦するようなアルカードさんではない。
(どくろの指輪+ヴァルマンウェだもん)
これで魔導器は揃った。
ついでに闘技場にも寄り道して、
アルカードにとって懐かしい面々とも一戦を交える。
前々作に当たる『悪魔城伝説』で
アルカードと共闘したラルフ、グラント、サイファの偽物だ。
ちゃんと世界観が繋がってるんだねえ。
逆さ城のあちこちには、
ライフの器やハートの器が落ちている。
全部回収すれば、アルカードも相当パワーアップするはず。
5つの魔導器が揃ったら、中央の大時計へ。
ファイナルガードさんはメチャ強いので、無視してもオーケー。
倒すことで膨大な経験値と、運次第で最強の鎧も入手できるが…。
大時計にて…ドラキュラ公へのルートが開く!
ちなみに大時計の真下に降りれば、
好きなサブウェポンと入れ替えることができるぞ。
でも、やはり十字架か?
逆さ城の中枢で、ついに黒幕の暗黒神官と対峙する。
悪者に『暗黒~』って付けるセンス、好きだわー。
当時のKOFも「暗黒大蛇薙」「暗黒雷神拳」とか言ってたじゃん?
暗黒神官シャフトに挑むなら、
雷吸収・火炎吸収の装備を揃えておきたいところ。
それを戦闘中に付け替え、シャフトの魔法を吸収するのだ。
まあヴァルマンウェ+どくろの指輪があれば、
そんな小細工も必要なくなるけどね。
そしてドラキュラ公――忌まわしき父との再会。
置鮎竜太郎さん&若本規夫さんの美声に酔いしれよう。
「これが私の真の力だ!!!」
HPはあのガラモスをも上まわる、12000だ。
多彩な攻撃でアルカードに襲い掛かってくるぞ。
最終決戦、こっちも戦力を惜しむことはない。
回復アイテムも全部使うつもりで勝負!
まあ…その、ヴァルマンウェが強すぎて…うん。
圧勝に終わってしまったが。
友達はマサムネを入手し、
マサムネのコマンド入力技を当て続けたって言ってたなあ。
無敵時間があるからね、マサムネ。
こうしてグッドエンディングへ…。
悪魔城は今度こそ滅び去り、アルカードは姿を消す。
マリアさんも追いかけはしなかった。
(マップ達成率によって、このへんの展開はちょっと変わるよ)
そんなこんなで
『悪魔城ドラキュラXX~月下の夜想曲~』でした。
思い入れのあるゲームだから、
プレイ日記にまとめたいなーと思ってたのよ。
RPG要素が加わったことで、
とっつきやすくなったのが大きいよね。
アクションが苦手なひとでも、
レベルを上げたり、装備を見直したり、
回復アイテムを持ち込んだりすることで先へ進める。
壮麗なグラフィックと、荘厳なBGMはさすがの一言。
二週目以降の要素も充実しており、
長く遊べる作りになってる。
この『月下』があったからこそ、
悪魔城シリーズが続いたといっても過言じゃないね。
革命的な作品が出てきたことで、
シリーズの寿命が飛躍的に伸びた好例だ。
もちろん従来のファンやニーズも大事だよ?
けど、そこに傾倒してしまうと、
門戸の狭いゲームになっちゃうわけで。
昔の格闘ゲームなんて、まさにそうだったでしょ。
何もかも玄人志向になってしまった結果、
初心者が入っていけず、ジャンル自体が冷え込んだりして。
『悪魔城』も同じ轍を踏む可能性はあった。
しかし『月下』によって、新風を吹き込むことに成功し、
結果としてゲームの選択肢が増えたわけ。
このあと、悪魔城シリーズは携帯ゲーム機で
『月下』を踏襲した2D悪魔城のブランドを確立。
また、据え置きハードでは3D悪魔城を開拓し、
今なおファンに愛され続けてる。
そのターニングポイントとなったのが、
まさに今回の『月下』だったのよ、ほんと。
人気シリーズほど、大きな変化は恐れるというもの。
ファンの拒否反応も大きかったりする。
しかし不変不動では、シリーズが行き詰まるのも事実…。
前回の日記で紹介した『スーパーロボット大戦F』なんて、
まさにその袋小路に迷い込んでたわけで。
そこで一歩を踏み出し、成功するか、失敗するか。
悪魔城シリーズは幸運にも成功したのです。
今でも思うよ。
偉大な作品だなあ、って。
ところで…奥さんを処刑され、息子と袂を分かち、
毎度のように復活しては敗れるドラキュラ公。
彼に救いはあるのか?
続編もまたプレイしたくなっちゃったぞ。