子どもの本界隈
子ども向けの本のイベントは数多く開催されている。
例として、ビブリオバトル、読書感想文コンクールなど。
ワシも多数企画してきた。
参加費を取っての開催がほとんどである。
その参加費は、講師謝礼、場所代、人件費などになる。
もちろんお金に色は付いていないから、厳密には用途は異なる場合もあるが、ひとまず、店の運営費であることは間違いない。書店経営しかしていないしね。
時々思う。
取材と言う名目で、大手媒体(しかも、最大手)の記者が、無料で乗り込んで来る。
取材だから、仕方ない。バーターという名で、こちらも過去に免除してもらったこともある。
しかし、日本最大の基幹局とか、最大の新聞社が、1000円くらい払って参加してくれても良くない?
1000円だよ?一億円じゃないよ?
昔からそうだった(いや、昔の方が横暴だった記憶)から、今、テレビは視聴離れ、新聞は購読数激減という右肩下がりの中で取材費が削られて出せなくて、と言う話ではなさそうだ。
取材費とは、こういうところに使うものだろう。
「そのイベントに取材対象としてそれほど価値はないのだろう」という輩もいるだろうが、価値があるかないかは、その日を迎えなければ分からんのだし、なんなら、価値を創造して来たのがキー局であり新聞、雑誌ではないか。何を言うのだ。
大手媒体の傲慢さ、横暴さは言わずもがな、名刺に載せた会社名だけで世の中渡って来たような人がてんこ盛りだ。丸腰で戦ってみろ。名刺を持たず、世界を渡ってみてほしい。
おっと、積年の恨みが。
特にテレビは酷い。
電話が突然来て、
「今インタビューよろしいですか」えっ!営業中でめちゃくちゃ忙しいのだが!
「明日締め切りのアンケート」えっ!この大量の設問と結構内容が様々で複雑!これに答えるのに2時間は要するが、これから24時間のうち2時間?子育て中だし!
店内撮影に使います→当日は事前打ち合わせと全く異なる大量のクルーを引き連れて店内をかき回し、営業妨害
しかも、以上、すべてもちろんお金を払うことなく。あと、全館貸切を1週間後に、というので50万を請求したら、そんなに払えませんと言われて、全館貸切の意味を分かって言ってるのかな、営業保証はどう考えるのだろう?と頭に盛大にハテナが浮かぶ。
広報してやってる感満載、非常に尊大な感じで、イケスカない。
確かにありがたいことはありがたい。
だが、何でもかんでもと、コンテンツを消費され続けるのも些か疲れた。
イベントに、参加費を払わずに参加する人って、どんな気持ちなんだろう。その参加費で私たち、ご飯食べてるんだけど。
友人の経営するレストランに、タダ飯食らいに行くな。逆にたんまりお金を落として帰ってくれ。友人ならば、払って応援するのだ。
ゆすりたかりが横行するなんて、なんだか、北朝鮮みたいな国だよホント。
民主主義の国ではない。