日々を撮ること。
日常的にカメラを持つようになったのは高校生のとき。
中3の修学旅行用に買ってもらったデジタルカメラは、旅行のとき以外は家で眠っていたのだけど、あるときふと、撮りたいと思った。
忘れてしまうから。
日々の何気ないこと。
黒板にらくがきしながら勉強したこと。
友達と屋上でおにぎりを食べたこと。
夕方の学校のベランダがとても綺麗だったこと。
もともと忘れっぽくて、
楽しかったこととか思い出も、すぐ忘れてしまうんです。
写真に残っているから思い出せる。
そのときの出来事や、感情も。
拙い写真だったけど、本当のありのままを写せてた。全部ちゃんと、蘇ってくる。
今でも日常の写真が好きだけど、この頃のように純粋に撮れているだろうか。
もっと向き合っていきたいな。
わたしはなにを写したいのか。
もっとたくさん写真あるはずなのに全然残ってない。今度実家に帰ったらまた探してみよう。